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3人目の出産体験記

4月27日(火曜日)いつもの定期診へ行くと「子宮口が4cm開いてますね〜」とdrより。

長男の時は子宮口が4cm開くまでも陣痛に悶え苦しんで「やっと4cm、、、。」という印象だった。次男の時は10分おきに陣痛が来て病院へ行くと子宮口が4cm開いていて、そこから6時間で出産した。

だから今回陣痛もなく4cm開いていると聞いてなんだかラッキーだと思っていた。ネットで「子宮口4cm 陣痛来ない 」と調べても他の妊婦さんがどれくらいで陣痛がきているのかはわからず、いつくるんだろう?という気持ちと5月になるまで待っててね。(予定日は5月10日だった)という気持ちで過ごしていた。

4月30日23:55 旦那さんと「4月生まれにはならなかったね〜」「でももうすぐ陣痛くるんじゃない?」なんて話しているとその5分後に陣痛がきた。

なぜか今回は陣痛と同時に悪寒がひどくて異常な寒気で出産が終わるまでガタガタ震えていた。外気温は22度なのに私には真冬みたいに寒い夜で旦那さんのダウンを借りて病院へ向かった。

病院について病棟の入り口まで旦那さんが付き添ってくれたけど、コロナ禍で家族は病棟にはもともと入れない説明を受けていたのでここでバイバイ。

分娩台へ上がると子宮口は既に6cm開いていた。今回の陣痛は次男の10分おきの陣痛スタートの時より強くて(次男のお産の時の中盤くらいの痛み)、陣痛間隔はあっという間に短くなり1時間後には3分おき、子宮口も8cmに開いていた。

今回妊娠中にやっていたソフロロジー法の予習のおかげで陣痛がMax強い時もパニックにはならず痛いは痛いけれど「あれ?次男の時はもっと痛くなかったっけ?」と心持ちが全然違った。

陣痛と陣痛の合間に赤ちゃんに会えることがたのしみと思うようにしたり赤ちゃんもいっしょに頑張ってるからがんばろうと思ったり。陣痛は長くても50秒耐えれば終わる、そうしたら1.2分も休める!なんて思ったりしたら自然と陣痛の間の休みがリラックスタイムになり「この時間が癒しです〜」と助産師さんに言っちゃってたくらい。

陣痛中いかにパニックにならず、痛みに不安にならないかって大切。叫ぶこともなく陣痛の痛みを呼吸でうまく逃して(わたしは蝋燭を消すように息を吐くほうに意識を置いてしっかり吐ききって痛みを逃しました)、子宮口10cm。

「次の陣痛がきたらいきみましょう。」と助産師さんに言われ、いきんでみる。

出てこず。

次の陣痛でもっといきんでみる。するとばちーん!!!と破水。あの破水する感覚って尿とはまた違う水風船が割れたみたいな感覚。生あたたかい液が流れていくのがわかります。

その次の陣痛に合わせて踏ん張ると骨盤にカチンと赤ちゃんの頭がはまる感覚で「あ、頭がはまってる。骨盤が固定されてるみたい。」となり、もう一回いきみたい気持ちでいきむと「あたまが出てきましたよ〜、もういきまずにはぁーと息を吐きましょう」と。肩がでるときにいきむとお股が切れてしまうので言われたとおりに。するとグニュグニュ、ニュルっとした感覚とともに数分して赤ちゃんが産まれました。

そのあと胎盤を出してもらうためそのままの姿勢を継続。「胎盤でてきましたよ〜」でよかったぁ。と。そのあと産婦人科drがきて膣の診察。今回は傷もなく縫合もなし。(わたしは長男次男とも会陰裂傷して縫合したんですが産後お股に気を使うしつっぱる感じがするし、とける糸で縫われるにしても(ちなみに縫われること自体は出産後すぐなので痛くなくてひっぱられる感じがします。)、腫れている感じがして。)縫合ない方が楽だなぁとおもいました。

診察も無事に終わり、悪寒はすっかりなくなり、その後発熱もなく赤ちゃんとくっついて朝まで過ごしました。毎回このお腹にどうやってこのサイズの赤ちゃんが入っていたんだろう。狭くなかったかなぁとか思いながら。

肉肉しい胎盤も白くてぷるぷるの臍の緒も触って観察して。

今回産後点滴にオキシトシン管注したのと経産婦なのとで後陣痛が痛くて。でもお陰でいまはほぼ子宮触れなくなり子宮復古も早くてよかったと思います。

そんな出産だったけど2時間半の安産であり、いいお産でした。だってこの出産を迎えるまで「人生でいちばん痛いのが陣痛で人生でいちばん嬉しいのが出産。」と思っていたから。今は「人生経験の中で最も貴重な体験の1つが陣痛であり、人生で最も幸せな体験の1つが出産」って言える。


赤ちゃんとの日々は本当にしあわせで、エネルギーを毎日もらっています。愛おしくて温かくてほわほわで。小さな新しい命と過ごす時間は出産をがんばったいちばんのご褒美だと思います。



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