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あまり語られない、美大受験の格差の話。

あんまり表立って語られること少ないけど、美大受験にはめっちゃ格差があるよね、というお話です。


もちろん、美大ではない一般的な大学受験においても格差は大いにあるでしょう。ただ美大受験の場合、それがさらに顕著だったりするし、「美術」という特殊性に隠れてあまり問題が見えていなかったりします。

その辺を今回は書いてます。ゆるっといこう。






島根県出身で、勉強での受験を経て静岡大学に進学したものの、半年後に休学し、そこから2年半東京で浪人をして、現在 東京藝術大学に在学しているのが僕です。

何年学生生活してんだと我ながら思います。そのうえ大学院に行こうともしてる。人生はライブ感。




地方からの上京、3度の美大受験、学生生活、あとは現在バイトとして美術予備校で3年ちょっと働いてる経験を通して、

美大受験は、地方に住む人とお金がない人にあまりに厳しいなあ

としみじみ実感するようになりました。


冒頭でも書いた通り、そんなん勉強での受験もおんなじやろがいという話なんですが、美術はその度合いがかなーり違います。






住む場所による格差について


どこに生まれ育つか。都市部か地方かで、美大受験の参加難度は大きく変わります。

もちろん、世界から見れば日本に生まれてきただけで大当たりクジですが、ひとまず今回は日本という狭いスケールの中で見ましょう。




・発想力の格差

そもそも、地方に住んでいると「美大に行きたい!」と志すことがまず困難です。



僕は島根県松江市(県庁所在地)の、偏差値60くらいの自称進学校に通っていました。昔から絵を描くのは好きでした。

地方の公立高校には、美大に進む生徒などほとんどいません。美大のイメージなど「変な人の集まり」です。
そのため、普通に過ごしていたら美大を目指すという発想には到底辿り着きません。最初から選択肢にないのです。



また、地方や田舎には美術に関連する仕事がほとんどありません。

そうなると、幼少期から青年期の自分の視界に、美術やデザインに関する仕事が入ってきづらくなります。また、そういった仕事をしている大人との出会いも起こりません。



恐らく地方の方が、美大や美術に良いイメージを持たない大人も多いんじゃないかな?と思います。「美大なんて行ってどうするの」という大人たち。俺だってどうするのか知らねえよ。そんなもんだろ?





インターネットの時代です。どこにいても、調べればいくらでも情報は入手できます。

だけどそうじゃないんだ。調べるに至る前の発想の段階で、地方と都市の間には格差があるのです。

「絵が好き」という気持ちと、「美大に行く」という選択肢が接続しないのです。



たとえば、書店には本も揃っていないし、大学や美術館も近くにない。田舎者は「金がないから諦める」のではなく、教育や文化に金を使うという発想そのものが不在なのだ。見たことがないから知らないのである。

もちろん、文化と教育に無縁の田舎で幸福に暮らすのはいい。問題なのは、大学レベルの教育を受け、文化的にも豊かな人生を送れたかもしれない田舎の子供たちの多くが、その選択肢さえ与えられないまま生涯を過ごすことを強いられている、ということだ。

阿部 幸大 「底辺校」出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由







・教育機会の格差

地方には美大も美術予備校もありません。


私の中に「美大に行きたい」という考えが初めて浮かんだのは、高校卒業後に静岡大学に進学した直後、1年生の5月頃でした。
「進学した大学での生活が辛かった」というキッカケがあって、初めて美大について発想することができました。



じゃあ、そもそもどんな美大があるんだろう、と調べたところ、


東京藝術大学 (国立・東京)
武蔵野美術大学 (私立・東京)
多摩美術大学 (私立・東京)


あたりが、だいたい上位とされる学校のようです。

そしてその次に、


金沢美術工芸大学 (公立・石川)
愛知県立芸術大学 (公立・愛知)
東京造形大学 (私立・東京)
女子美術大学 (私立・東京)
日本大学芸術学部 (私立・東京)

といった面々が次に続くようです。



東京ばっかりじゃねーか!!






一般大と美大の大きな違いはここです。有名美大は、マジで東京に集中している。


美大には、いわゆる旧帝大のような、難関地方大学がほぼ存在しません。良い美大に行きたいとなると自然と東京志向になります。


志望校を決めて、じゃあ入るためにはどうしたらいいのか。

美大に入るためには、美術予備校に通うのがほぼ必須です。

有名な美大の入試では、普通に生活してたらまず出くわさない意味不明な実技試験が課されるため、高校の美術の授業や美術部のみでは対策不可能です。独学はもっと無理。




そんでこの予備校がまた東京ばっかなんすわ。




たとえば、東京藝大デザイン科の定員は45人なんですが、そのうち、

A予備校(東京)から25人
B予備校(東京)から15人
C予備校(神奈川)から5人
D予備校から(東京)3人……

みたいな具合になっています。
地方勢の入る隙間が全くありません。マジで偏り方おかしいだろ。



他にも、たとえば多摩美のグラフィックデザイン専攻の去年の数字を見てみると、合格者303人に対し、

A予備校(東京)から32人
B予備校(東京)から52人
C予備校(神奈川)から49人
D予備校(東京)から66人
E予備校(東京)から39名……

これまた大部分が東京を占めています。

(ちなみにこういった合格実績の数字は、どの予備校も多めに見せようと色々工夫しています。普段は予備校に通っていない講習会の参加者を合格実績にカウントしたり、複数の大学に合格した人がいる場合、どちらの大学の合格実績にもカウントされたりなど……。そのため全予備校の公開合格者数を足すと、大学の定員を上回るということもよくあります)





なぜここまでの偏りが生まれるのか?

これは、美大受験の持つ空間的制約のせいです。


「講師やライバルがいる実際のアトリエで一緒に描く」という環境の用意が、美大受験では不可欠なのです。

インターネットのこの時代においてもなお、この制約が越えられない。



これもまた、一般大受験と美大受験の大きな違いです。

一般的な受験勉強は、自室で一人でできるものです。授業の質などは大事かもしれませんが、基本的には参考書と問題集さえあれば勉強はできますよね。俺は全然できんけど。


でも美大の勉強は、一人で完結できません。環境に非常に大きく左右されます。一人では、自分のデッサンの採点すらできません。


また、美術予備校には参考書のような教材はほとんどありません。周りの受験生たちの作品、制作する姿が、生きた教材だからです。それを見てみな学んでいく。



つまり、優れた受験生が同じ"場"に集まることで、受験生たちはより優れていくのです。蠱毒みてえなもんだ。





他にも、美術予備校に勤める講師の多くは、実は現在美大に通う学生です。

そのため、東京の予備校に通っていた生徒が、美大入学後には講師側に回る、というサイクルが確立されています。これは、物理的に東京の美大生が通って働くことのできない地方の予備校には真似ができないやり方ですね。


・有名な美大が東京に集中している点
・そこの美大生が講師として働ける点
・優秀な受験生が集まる"場"を用意できる点



といった美大受験特有の空間的制約を、ある種利用して、東京の美術予備校は地方を寄せ付けないガチガチの体制を構えています。

そのため、東京の有名美大は、東京からじゃないとかなり目指しづらい、という実情があります。この状況はなかなか崩せない。穴熊囲いみてえなもんだ。





美術予備校で働いていると、東京の美大を目指して地方から訪れた高校生と面談をすることが多くあります。

地方の美大受験生は不利であるという現実を伝えるとき、とても心苦しく、申し訳ない気持ちになります。「こんな仕組みでごめんなあ」と。




けれど、予備校に来ることができている人たちは、すでにひとつの格差を乗り越えており、そこに来れなかった、来たいと思うことができなかった・・・・・・・・・・・・・・・人たちがどこかにいることを忘れてはならない、と常々思います。






お金による格差について


「美大は金持ちが行くところ」と、たまに大人が言います。

決してそんなことはないけれど、そんなふうに言われても仕方がないくらいお金がかかります。


そのため、経済的に豊かである家庭の人の方が当然目指しやすいです。それはなんでもそうだけどね。



たとえば、武蔵野美術大学、多摩美術大学といった有名な私立美大は、年間150〜200万ほどの学費がかかります。金持ちの行く大学じゃねえかそんなの。

唯一の国立大である東京藝術大学の学費は60万くらいですが、やはり倍率が高いので、入学者の大半は浪人を経験しています。そしてその浪人時にも、年間100万円前後の予備校代がかかります。

そのため、東京の美大を目指すとなると、クソ高い私大を目指すか、浪人覚悟で藝大を目指すか、というクソ2択を押し付けられることになります。



そして、予備校の学費についてですが、浪人して昼間部に通うとなると、年間80~90万円の学費がかかります。

そんでそれに加えて、夏期講習、冬期講習といった普段の授業とは別枠の講習会費用がかかります。夏期講習だけで30万円とかします。

つーかこういうやり方は別に美術に限らず、どこの予備校でもやってることだけど、結構ひどいよな。だって受験生はそりゃ「行かなきゃヤバい」って思うし。どんなものでも、焦りと不安を利用したビジネスってタチが悪いなと思う。




先ほども書いた通りですが、難関の美大受験は予備校に通うこと無しではほとんど成立しません。そのため、とてもじゃないけど予備校代など払えないという家庭にとっては、土俵にすら上がれないと言えます。

自主学習でも何とかなりうる勉強の受験と違って、これは美大受験特有の「お金による格差」です。




画材の費用も結構深刻です。

予備校でも美大でも、絵を描くにはキャンバスや絵の具や筆がいるし、消耗品なので次から次へとお金がかかります。

良い筆は1本あたり1,000〜5,000円ほどしますし、それを10〜20本ほど買わないといけません。
絵の具も、1つ300円ほどですが、50〜100種類くらい必要です。これらの画材や素材にかかる費用は、予備校も美大も全く出してくれません。

大学に入ってからはデジタルで作業するとしても、良いPCやタブレットはめちゃくちゃ高いし、Adobeの月額も安くないし……。





美術はお金がかかります。

医学部や薬学部ほどじゃないかもだけど、普通の大学よりはかなりかかるし、志望する上で大きなハードルになっている家庭は多いはずです。

それに加えて、先述した地方格差。
美大を志す学生は、これらの格差にどう向き合い、どう乗り越えていけばいいのか。






どうやって乗り越えようか

・地域間格差の乗り越え方


とりあえず、普段は地元の予備校か画塾に通い、夏休みや冬休みの時期に、東京の大手予備校の講習会に参加する、というのが最善の手段かと思います。

藝大や武蔵美多摩美といった有名美大に合格するためには、やはり東京のレベルに間近で触れていく機会がないときついです。「なんだこいつら上手すぎるだろ!」と早めに思い知らないといけない。


地元に予備校や画塾がない場合は、大手予備校のオンラインコースに通うのも手ですね。





あとは、まあこんなん言うのあれなんですが、「1浪くらいはしていいんじゃね?」と、僕は予備校での面談でよく話してます。

つまり、現役でダメだったら東京に引っ越して浪人する、という選択肢です。




美大受験の良いところは、受験勉強がそのまま大学での実力に直結することです。

一般的な大学受験では、受験で使った数学や社会の勉強と、大学での勉強は切り離されてしまうことが多いですが、美大の場合は、受験で培ったデッサン力や構成力が大学での制作に大いに活きます。たぶん、社会に出た先でもそうなんじゃないかな。

そしてそういう基礎力は、受験を終えた先では中々つけられなかったりします。そのため、美大受験生にとっては特に、浪人は長い目で見たとき大きな価値のある時間です。



あとは、浪人って楽しいしな。

かなり辛くもあるけど、評価されたりされなかったりを繰り返し、ライバルと共に挫折と成長を重ね、自分に向き合い続ける制作の日々は、幸福で贅沢な地獄です。

人生にそういう時間が1年や2年あってもいいんじゃないかな、と思います。

なんだか浪人を勧めるみたいな方向になってきたけど、やはり地方の高校生は不利なので、東京で浪人する選択肢も視野に入れて美大受験をしてもいいんじゃないでしょうか、という話でした。人生はライブ感。



もちろん、地方の美大を目指すのもありです。
たとえば京都市立芸術大学は、東京よりも京都の予備校の方がガッツリ対策してたりもします。

また、美大でなくても、美術に関する科が含まれている大学は全国にたくさんあります。




・経済的格差の乗り越え方

美大や予備校の高い学費をどうするか。

これに関しては、まずは授業料免除・奨学金制度の利用が第一ですね。


美術予備校の一部には、奨学生制度があります。どれくらい免除してくれるのかは予備校によってかなり違うのでなんとも言えませんが、僕は三浪の年は授業料の75%免除を受けてました。

とはいえ、まだ技術がついていない人は、あまり高額の免除は期待できないかもしれません。



そのため、あとはバイトですね。そりゃもうバイト。タウンワーク、マイナビ、バイトル。

最初の数ヶ月はアルバイトでお金を貯める期間とし、夏頃から予備校に通う、という過ごし方をしている人もいました。その気になりゃいくらでも稼げる。


予備校に通えない高校生の場合は、美術の先生に毎日作品を見てもらうのもアリです。頭下げて、何とか頼み込みましょう。教員の労働環境は問題だけど、それは高校生が考えることではひとまずない。




大学ではどこでも基本的に、経済状況と成績に応じて、授業料を一定の割合免除してくれる制度があります。

授業料免除の対象となる人は、日本学生支援機構の給付型奨学金にもなります。



しかし2019年の変更によって、3浪以上は一律で給付型奨学金も授業料免除も申し込めないというシンプルかつ大胆な年齢差別が施行されたので、その点は厳重注意です。


ただ、東京藝術大学は3浪以上に対して独自の授業料免除制度を用意していて、おかげで僕はここまで全額免除を受けられています。愛してるよ藝大。そういった独自の制度があるかは大学によります。


その他にも、日本公式のやつとは別の、企業や財団が出している給付型奨学金に申し込むのも手です。僕も月額5万円を受給しています。


あとはやっぱり、貸与型の奨学金に申し込むのも選択肢に入りますね。特に大学院の場合だと、成績次第で貸与額の半額や全額を返還免除される制度もあります。

ていうか給付型と貸与方、全然違うのに、同じ「奨学金」って名前で括るのやめた方が絶対いいよな? なあJASSO。



経済状況による有利不利は、間違いなくあります。しかしその格差を是正する制度は、完璧じゃないけど、様々なところに意外とあります。最初から「無理だ」と諦めないで。





今回これを書いた理由

美大受験生の間には大きな格差があることは、紛れもない事実です。しかしそのことについて広く議論されてきたことは、少なくとも僕の認識の中では、あまりありません。

一般的な受験の場合においては、「東大生の親の半数は世帯年収950万以上」「文部科学大臣の『身の丈に合わせて』発言」といった切り口から、経済格差が生み出す教育格差について割と語られてきてます。



でも美術に関しては、あまり問題視されない。これは、どうしてなんだろう。



ひとつは、美術を関わる人々が単純にマイノリティーであるということ。

多くの人々は美大受験に関する話題と無関係で、議論する必要のないことだからです。



ふたつめに、美大受験生・美大生の中で、格差に喘ぐ人たちはやはりマイノリティーであること。

「美大は金持ちが行くところ」と、たまに大人が言います。

決してそんなことはないけれど、でも相関はあるんだろうな、と思います。
また貧困に苦しむ美大生がいたとしても、「美大に通えてる時点で恵まれてるじゃん」という一言で片付けられます。




そしてみっつめに、特に日本では、美術という学問が重要視されづらいこと。

美大が「変な人の集まり」と見られることがあるように、一般社会から見ると美術は未だ理解されづらいものです。何より人文科学・社会科学・理工学・医薬学などと比較したとき、美術はどうしても軽視され、後回しになってしまいます。



日本の大学進学率は56%。短大・高専・専門学校を含めた進学率は83.8%と年々高まっており、多くの高校生にとって、進学は非常に一般的な選択肢となっています。

そのため、高等教育機関進学に発生する教育格差は、見過ごしていいことではありません。「行ける人だけ行けばいい」という話ではありません。


でも美大は、別に行かなくてもいい場所です。もっと安い大学に行けばいいし、そもそも美術は別に趣味でもできます。美大に行く"必要"なんて、たぶん多くの人にはない。




だけどそれでいいのか? 美大は、目指せる人だけが目指せる場所でいいのか?


絵が好き。彫刻が好き。素材が好き。CGが好き。建築が好き。写真が好き。映画が好き。アニメが好き。インテリアが好き。ファッションが好き。鉛筆の感触が好き。絵の具の色が好き。粘土の冷たさが好き。シャッター音が好き。アイデアを形にするのが好き。人に見せるのが好き。

だから、もっとやりたい。


それを、専門的な教育機関で学びたいと思うことは、そんなに贅沢で、特別なことなんだろうか? 誰しもに普通に与えられる権利であってはダメなんだろうか?





人は、自分が生まれる場所や環境を選べないのに、それによって人生の選択肢が大きく変わってしまう。考えるまでもない、いつの時代も変わらない、当たり前の事実です。

だけどその事実に対して、僕はずっと納得ができないまま生きています。そのため、自分にできるかもしれないことのひとつとして、今回これを書きました。誰かの役に立てば嬉しい。





おわりに


不利な環境から、美大を目指すあなたへ。


手段の話はさっき書いたので、あとは気持ちの話。


色々書いたけど、つまるところ有利なのも不利なのも運です。誰のせいでもないです。

ここから先は運ではなく、地道な努力の積み重ねしかありません。楽しさも悔しさも糧にして、懸命に続けるしかありません。受験の美術に才能はいらないと僕は思います。まっさらな地平に未来を描け。無理だと言われた距離を越えてみせろ。



そして願わくばいつの日か、実感したその不利を通して、作品を生み出してくれたらとても嬉しいです。

僕たちは表現者であり、実践者であり、創作者です。言語とは別の手段を用いて、誰かに思いを伝えられるのが、僕たちの強さです。僕たちの"弱さ"は、誰かにとっての光です。そして君にも光あれ。





最後に、これはどうでもいいっちゃいいんだけど、もし何かあれば、僕のインスタやツイッターのDMから相談などしていただいても大丈夫です。この投稿から何年経ってたとしても。

いや別に積極的に募集してるってわけじゃなくて、なんだろうな……。本当は学校や予備校の先生など、もっと信頼できる誰かに話した方がいいに決まってるんですが、もし周りに誰一人信用できる人がおらず、孤独と不安でどうしようもないとき、僕なんかにぶつけてくれるのであれば、必ず返信します。

ありがたいことなのかは分かりませんが、時々そのような相談をいただくこともこれまでありました。すぐに返せなかったりはするけど、無視をしたことはないです。毎回とんでもない長文で返してます。





じゃあ、これにて本当に終わりです。お互いがんばろーな。




エンドカード 美術予備校のアトリエ


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