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「親の本音」という記事

先日読んだこちらの記事、刺さることがありまくりです。
子供が親のためを思ってすることが、大人の自尊心を失わせる原因になること。

良かれと思い親が子にすることとも近しい行為ですが、その逆は少し毛色が違います。

親は今までできていたことができなくなった実感があり、そんな受け入れ難い現状を自分なりのペースで昇華しながら、今日という日を過ごしていると思うと、なんだか切なく胸がキューンとなります。

この年齢まで親が頑張れたことをまずは受け止めてあげてほしいと思います。

記事にもありましたが、このことは絶対忘れちゃいけない視点だなと思います。

先日、父と話をしたのですが、どうやら父はヘルパーさんたちが苦手なようです。

今、ヘルパーと家政婦の2本だてで食生活を支えています。金銭的な出費を少しでも抑えたいという私の思惑や、両親とも要介護1が認定されたのでヘルパーを導入しました。

父は決してヘルパー個人が嫌だったわけでありません。

ヘルパーさんは45分という、介護制度で決められた時間の中で食事を作らなければならないので、余談・雑談する時間がありません。もう作業です。
父は、そういう雑談する時間すらない、味気ない時間が苦手と受け止めました。あながち間違っていないと思います。

父は、今入っていただいている家政婦さんのことをとても気に入っています。この方にもっと入ってもらいたいという想いを教えてくれました。

父はだいぶ回復したので、おそらく今年で要介護は外れるでしょう。そのことを考えても、家政婦さんを雇うことは視野にあったのですが、私の気持ちとしてはリスクを鑑み、2つの事業所に介入してもらいたいと思っていました。でも父は大反対。

父曰く、こういうのはフィーリングが大事。フィーリングが合わない人とは一緒に過ごせない、と言うんですね。

その想い、受け取りました!そうします。

お相手の契約にも関わる話ですから、すぐに対応出来るかわかりませんが、その方向で私も進めます。私の当初の「2つの事業所で」と言う想いより、父の想いを優先したいと思います。

それが「親の本音」だと思うので。

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