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Hanaito喫茶 朝の珈琲 #39

おはようございます。

お天気のいい週末で、風が気持ちよく通るので窓を開けて過ごしました。ふとした時に部屋の中に金木犀の香りが漂っていて、部屋の中にあるはずないのに木を探して振り返ってしまいました。大好きな香り、大好きな季節です。


本日は 前回 の続きをお話しします。
私がリズムを取るのに苦労したお話です。

ずっと歌が大好きでしたが、主に習っていて得意としていたのは合唱や声楽系の歌い方でした。ヴォーカルらしい歌い方を初めて学び始めたのが高校生の時でした。

ポップスを歌うには抑揚がなく、のっぺりしてしまう私に先生は「曲を聞きながら踊ろう!」とめちゃめちゃ楽しそうな練習法を提案してくれました。そこで先生が流してくれた曲も渋くて最高なんです。

本日の曲はこれ。Aretha Franklin の『Think』です。


しんどいほど速いテンポではなく、ご機嫌にお散歩するくらいの速さですよね。でもこれがとれなかったんです。全然この速さに合わせて身体を動かすことができませんでした。

正しい期間は覚えていませんが、レッスンのはじめ、ストレッチがわりにこの曲に合わせて先生と一緒に部屋いっぱい使って踊り狂う練習をしました。とっても楽しいけれど、身体が動かないことがもどかしく、鏡に映るロボットのような私が気持ち悪く、居心地悪くもありました。


曲名、歌手を教えてもらい、すぐにTSUTAYAでCDを借り、WALKMAN(なつかしいですよね)に入れて高校への登下校に聞き倒しました。


ある日の下校時、一人でイヤホンで聞きながら歩いていると、友達がすれ違いざまに声をかけてくれました。「なに聞いてんの?めっちゃノリノリやん!」と。私はびっくりしました。普通に歩いていただけなのに。意識して踊ってなんていないのに。どこが!?と。

歩きながら聞いていたので、テンポに歩調を合わせてのっしのっし大股で歩いていたみたいです。

この時、自然にテンポに合わせて身体を動かせていることを自覚してとってもとっても嬉しくなりました。合わせにいくのではなく、一緒に進んでいくように音楽のスピードを感じられるようになったのでした。


細かい話をすると、ここでとれたのは4分音符で、拍子が取れたってだけで、さらに細かいリズムはまだ全然とれておらず、大学に入ってからまた苦労することになります…!その話はまたいつか(笑)



最後になりましたが少しだけ本日の曲の話に戻ります。
曲自体2分ちょっとと短いので疲れ過ぎないですし、Aretha Franklin は女性ボーカルのレジェンドの一人で、必聴の曲となっています。(ちなみに他は Carol King と Janis Joplin だよ、と当時師事していた先生は仰っていました。)
テレビやラジオ、お店のBGMでも頻繁にかかる曲なので、気づいたらきっとあなたも踊り出してしまいますよ!


「恥ずかしくなんてないぜ!踊れるぜ!」って方はぜひ上下・左右・前後いっぱい使って踊ってください。
「ちょっと恥ずかしい、、」って方は上下だけ、左右だけ、前後だけ(これはなかなかないかな?)に絞って動いてみてください。するとリズムのおおらかさやなめらかさと細かさに触れられる土壌ができていきます。楽しくがんばりましょう。



そして、サラッとしか触れられなかったレジェンド、Aretha Franklin についての映画が11月から上映されるみたいです!!タイトルは「リスペクト」!!絶対に見たい!


踊り狂う時は踊り狂い、じっとしなきゃいけない時はじっとする…いくら楽しくても一緒に映画を見ている他の人たちの邪魔はしないようにじっとして見ましょう。心の中で踊り狂いましょう!!


11月に楽しみが待ってると思うと10月も生きられる!楽しむためのエネルギーを残しつつ、しっかり歩むぞ〜!

それでは気をつけて、いってらっしゃい。

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