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今年は帰省しないと言ったあなたへ

お元気ですか。

ちょうど7日前のクリスマスイブの夜、「今日から18連勤なんだよね^_^」と、いつもの屈託のない笑顔でつぶやいたあなたを私は忘れません。

あなたは自身のことを躁鬱かもしれないと冗談交じりに言っていたけれど、他人に弱ったところを見せないあなたのことだから、それはあながち嘘ではないのでは、とちょっと心配です。

あれから1週間がたって、私も帰省してから色々っやることもあって連絡が取れていないけれど、どうかあなたが無事に新年を迎えられるといいなと遠くの地から願っています。



私があなたと出会ったのは、ちょうど3年前、コロナ禍真っただ中での数少ない対面授業だったね。

TwitterやらInstagramやらで既に人間関係がある程度構築されつつあった中で、中学時代に好きな人の影響でハマったRADWINPSと欅坂46で距離を縮められたのは今考えると奇跡に近かった気がする。
とりあえず夕食を共にしたところから、お互いのノリと勢いのままにカラオケボックスに急行して、初対面(+シラフ)というのにあれほど長い時間を楽しく過ごせたのは、今でも謎です。ただ、あなたのフッ軽さと笑顔に周囲の人間の心の距離を縮める力があるのは言うまでもない事実だと私は断言したい。

あなたと出会って3年がたった今、3年も経つというのに話題が尽きないのはなぜだろうとよく考えます。最近は、私たちがどこかお互いに似ていて、くるくると私生活を変容させながら自己を成長させているからかなという結論が一番しっくり来ているところ。
出会った当初から恋愛の話は尽きないけれど、そうでなくても私生活を頑張っていたり、研究室で悶々としながら日常をこなしたり、どちらかが落ち込んだ時にはお笑いの力と冗談で手を差し伸べたり、、、他人には話しづらいことも、あなたの前でなら何でも受け入れてもらえるという自信が私を強く支えているような気がします。


出会ってから1年が経った大学2年生の頃。
私はあなたが優しすぎて、疑心暗鬼になっていた時期がありました。
「この子は本当に私の話を面白いと思っているんだろうか」
「いつも笑ってくれているけれど、実のところ私のことをどう思っているんだろうか」
「この子のことが大好きだからこそ、嫌われたくないし離れたくない。けれど、どうすれば私がこの子のためになれるのかわからない…」

高校時代から大学時代初期にかけて、自分のことに必死すぎて他人の心を読めなかった私は、あなたという存在を失うまいと必死だったように思います。いまも、あなたが寛容すぎてたまに不安になることがあるけれど、いっしょにいるだけで笑いが自然発生するあの空間が、私は大好きです。
いつもありがとう。



親愛なる友人へ


3か月後、私たちは卒業してバラバラになって、これまで以上に物理的にも心理的にも距離ができてしまうね。そのことが、いまの私にとっては割と耐え難くて、大学時代にいっしょにやりたかったこと、やり残したこともまだまだあるからとても寂しいです。

でも、私たちの仲はこれっきりではないよ、と伝えたい。

私はこれまで遠距離恋愛でお別れを経験したこともあって、物理的な距離は必然的に人と人との繋がりを希薄にするとか何とかあなたにほざいていたかもしれない。けれど、私たちの関係はそんな距離だけで失われるほどに脆くはないって信じてる。なぜなら、これまで3年間、苦楽を共にしてきた相棒だと信じてるから。

あなたが私のことをどう思っているかなんて未だ知る由もないけれど、
あなたがどう思っていようと、私はあなたの味方で、相棒で、親友で、時には母(?)でありたいと強く思っています。

会うたびにお互い進化する私たちの関係を誇りに思うよ。

これからもよろしく。

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