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𝙎𝘼𝙉𝘼
2023年5月28日 21:26
人生初のお葬式だった。夜中の電話で飛び起きて、受話器を置いた後も母は母親を見事にやり遂げた。「どうする?一緒にくる?」小3の甘ったれに、こんな馬鹿デカい祖父母宅で留守番する勇気などあるはずも無い。「いく」眠たい目を擦りながらも事の重大さに気がついていた私は、モタモタしていると置いて行かれると悟っていたので力の限りサッサとした。夜中の病院はまるで戦慄迷宮。今でこそホテルの様