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25歳の夏は虫刺されの跡が消えない

隅から隅まで掃き尽くした部屋と冷風
25歳の夏は虫刺されの跡が消えない


7月あたま、ファンデーションという曲を作りました。
優しさを履き違えて、思いやりでもなんでもなくなってしまったエゴの先には別れがありました。
言葉が止まらない夜によくある喧嘩でした。

待てど暮らせど返ってこない返信の、
画面の向こうを想像していた真昼間の、
食事なんかどうでもよくなっていた春先の、
ことを、思い出してしまうことが、あった頃です。

ゆっくりと何も感じなくなることが忘れるということなら、
私は忘れるを上手にこなしている。
過去は、当たり前のように現実でしたが、
多分もうすぐ幻想になるんです。

ラブソングを作るとき、自分の愛がどこにあるかわかります。

優しくあることに完璧主義でいないこと。
たまには君の意地の悪い顔も見てみたいものです。
そんなところも愛せるか試してみてほしいです。

全部が大丈夫だと勘違いしてしまうぐらいの愛だ!

ファンデーションが落ちちゃうくらいきつく抱きしめてほしいのだ!

そんなことを思っていたら空が明るい。
深夜とか早朝の空の色は、大事な人になんでもないこと伝えたいような、寂しいけど幸せなような、そんな色をしている



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