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2021年2月 観た映画まとめ

チャンシルさんには福が多いね(原題:찬실이는 복도 많지)

2020年3月5日 韓国で公開
監督:キム・チョヒ

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映画プロデューサーのチャンシルさんは、長年支えてきた監督が急逝し失業してしまう。アラフォーで仕事もお金も恋人もいないチャンシルさんはプロデューサー時代から親しい女優の家政婦として働き始めるが、そこで新たな恋の予感が芽生える。

「愛の不時着」で耳野郎役だったキムヨンミンが「チャンシルさんには〜」で自称レスリーチャンの男役をやるというのを聞いて観てみた。言われてみれば確かにレスリーチャンに似ているかも・・・。

みんな死んだ(原題:All My Friends Are Dead)

2021年2月3日 ポーランドで公開
監督:Jan Belcl

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大晦日、ホームパーティーで酒とドラッグとセックスで羽目を外しまくった若者たちがとあるハプニングが起こったことによってタイトル通りみんな死ぬ。

前半はただカス人間たちがゲスなことをしているだけでまあまあだるいけど、その「事件」が起きた途端の加速度が半端ない。何も考えずに観れる。悪く言えば時間の無駄。18禁って言ってる割には大してグロくない。

プラットフォーム(原題:El Hoyo)

2019年11月8日 スペインで公開
監督:Galder Gaztelu-Urrutia

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主人公ゴレンは目を覚ますと「48階」にいた。そこは塔のように高く伸びた建物「ピット」。建物の中心には大きな穴があり、部屋にはベッドと水道とトイレ、そしてルームメイトが1人いた。
ルームメイト曰く、上の階から順に「プラットフォーム」と呼ばれる台に乗った食べ物が穴を通して運ばれてくる。
つまり、上の階にいる者は出来立てのご飯を好きなだけ食べることができるが、中間層にいる者は残飯を食べるしかない。もっと下の階に行く頃には何も残らないためルームメイトを殺して食べ、飢えを凌ぐのだ。

これ、すごく面白かった。もう1度観たいと思った。
これは食べ物を用いて人間の階層社会を描いていた風刺映画。
カニバリズム、レイプ、食べ物を粗末にするなどなどめっちゃ食欲失せるような内容だったけど、家帰ってから普通にご飯食べた。

ミスミソウ

2018年4月7日 日本で公開
監督:内藤瑛亮

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父親の転勤で東京から閉鎖的な田舎町にある中学校に転校した春花。
しかし春花はクラスメイトから壮絶ないじめを受けた末、家を放火され両親は焼死し、妹は全身大火傷を負い意識が戻らなくなってしまった。
春花は、自分をいじめ家族を殺したクラスメイトたちへの凄惨な復讐を開始する。

初っ端からキツいいじめシーンがあって、そこから最後までほぼずっと胸糞&グロ描写が続く。いじめっ子たちが春花に復讐されるシーンはまあまあスカッとするけど結構グロい。本当に中学生か??
雪の白と真っ赤な血のコントラストが印象的な、残酷だけど綺麗な映像が最高。そして主演の山田杏奈と清水尋也の2人が美しすぎる・・・!血塗れが似合いすぎ。

俳優は俳優だ(原題:배우는 배우다 )

2013年10月24日 韓国で公開
監督:キムギドク

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無名俳優のオ・ヨンは演技の才能は天才的だが役に入り込みすぎるあまり、何人もの共演女優にトラウマを与え続けていた。
端役として出演した映画での演技力が話題になりヨンは一夜にして大スターになる。しかしその裏でヨンは徐々に態度を大きくしていく。事務所の社長や監督に暴言を吐くわ台本にケチをつけるわ勝手に帰るわで現場の雰囲気をぶち壊し、共演女優とのセックスに溺れるようになる。

ヨン役のイジュンは元アイドルだったらしい。劇中何度もセックスシーンが出てくるから、自分が今アイドルオタクだから将来推しがこんなことしてたら死ぬな・・・と思って観てた。

アングスト / 不安(原題:Angst)

2020年7月3日 オーストリアで公開
監督:Gerald Kargl(ゲラルド・カーグル)

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実在の殺人鬼・ヴェルナー・クニーセクが1980年に起こした一家惨殺事件を元にして作られた。
殺人罪で10年刑務所に服役していた「K」。刑務期間を終え出所したが、出所してすぐ向かったのは「獲物探し」。
10年間人を痛めつけたくて出所の時を待ちわびていたKは、見境のない行動に出る。

「アングスト」は1983年に制作された映画だったが、内容のあまりの不気味さに嘔吐する観客や返金を求める観客が続出し1週間でオーストリアで上映禁止、その後も世界中で上映禁止となり約40年後の2020年に再び公開となった次第だそう。
「アングスト」は監督の野心で全額自費で製作されたが上映禁止のせいで全財産を失ったそう・・・。
ここまでの騒ぎになるなんてどんなにグロいんだろう、と思っていたがグロ描写は大してなかった。でも何て言うんだろう、完全に狂った殺人鬼の挙動不審ぶり、息遣い、表情が謎のカメラワークで映されていて観客の心を抉ってくる。とにかくカメラワークが印象的。

青い、森

2020年11月6日 日本で公開
監督:井手内創、内山拓也

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幼い頃に両親を亡くし、その後引き取ってくれた祖父も亡くした波(なみ)。
波は、高校最後の思い出として友人の志村と長岡と3人でヒッチハイクの旅に出て輝かしい青春のひと時を過ごす。しかし波は旅の途中突然姿を消してしまった。
あれから4年の月日が経とうとしていた。
波はどこへ行ってしまったのか、志村と長岡は真相を探るうちにあるものを見つけ出す。

上映時間50分という短い作品だけど「青」が印象的な画面、清水尋也の存在感、多くの謎を残したまま終わるラストなど、淡々と物語が進むようで強烈な印象を残してくれる作品だった。
上映前に、清水尋也が出演しているKing GnuのThe holeという曲のMVが流れたんだけどそっちがやばかった。映画館で観るとやばい。
とにかくみんな観よう。
https://youtu.be/BjI0HIn46l0

ドクムシ

2016年4月9日 日本で公開
監督:朝倉加葉子

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廃校に閉じ込められた7人の男女。
水は出るが食料は無し。部屋には鍋と肉切り包丁、そして7日間をカウントダウンするタイマーと監視カメラが・・・。

よくあるデスゲームモノだと思うじゃん?違うんですよね。
簡単に結末が予想できそうだな、と最初は思ってたけど、意外と話が二転三転して予想外の結末になった。

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