マガジンのカバー画像

新しい時代の音楽

11
LIVEの感想・音楽について
運営しているクリエイター

#ピアノ

時代に消費される音楽の終結~藤井風という表現者~

 日本の音楽業界は、人々の生活に常に寄り添い、一緒に成長してきた。 かつては演歌・歌謡曲というジャンルで、歌手は商品としてプロデュースされ、疲弊していた。 70年代、「ニューミュージック」という新しいジャンルができ、今では当たり前となった、「シンガーソングライター」という言葉ができた。商業ベースにのせられる芸能界から離れたところで、自分たちの音楽を作る!という気概を持ち、テレビには出ない、というアーティストも出てきた。  でも、その分離はそれほど長くは続かない。作詞家の松本

雪なのに暖かかった福井~藤井 風 LAAT-DAY1

大阪から福井までは、本来ならば特急で2時間前後。結構近いから行きやすい、と思っていたのが甘すぎた。 特急料金を節約してのんびり行こうと思っていたのに、当日JRは、途中の滋賀で運行休止。米原経由で迂回して走ってくれるという特急『サンダーバード』に乗ればなんとか行けそう・・。 朝早めに出発したのだけれど、大雪で竹が線路に倒れ、撤去作業のため運行を休止するとのアナウンス。 電車を通そうと、雪の中、竹を伐採してくれているらしかった。 1時間以上かかるアナウンスが流れ、諦めて電車を降

◇ライブな時間◇角野隼斗ツアー2022

久しぶりのピアノソロコンサート! でも会場の空気は、今までのクラシックコンサートとは、全く違っていた。 角野隼斗さんのソロコンサートは、今回が初めて。 かなり過去の記憶をたどると、ブーニンなどショパンコンクール入賞者の演奏会を中心に聴きに行っていた。 その中でも、音色の美しさで一番記憶に残っているのは、タン・ダイソン。 (今回のショパンコンクールにも審査員として参加、教え子は1位と6位に入賞するなど、今では有名な指導者になっている。) 今回の生演奏を聴いたことで、私の一

『マイケル・藤井 風・ショパン』

『マイケル・藤井・ショパン』 湯川れい子さんがTwitterでつぶやかれたこの言葉が、私の心に稲妻のようにささった。 全く同じ思いを持っていたことに気付き、時間がたつほど3つのワードがどんどん大きくなっていった。 自分の中からとり出して、今伝えたい『今年のキーワード』。 (湯川れい子様、どうしても書きたくてお借りさせていただきました。) こんなに不安定な世の中なのに、YouTubeなどの動画配信やインスタLIVEが普通になったからなのか、『音楽』がとても豊かでぜいたくな時間

再生

【魂が震える音楽♪のご紹介☆】かてぃんさん

最後まで観ると笑っちゃうスゴさの、「きらきら星」をどうぞ☆ これからのピアノ音楽界を牽引してくれる才能、 かてぃん(角野隼斗) さんは、とにかくすごい人!! 高校まで音大受験コースに片足を入れていた、私の常識を破ってくれた。 開成→東大理学部→大学院(情報理工学系研究科創造情報学専攻)在学中に東大総長賞をもらって2020年3月に卒業。 ジブリの公認編曲家、ゲーム音楽・ジャズ等なんでも弾きこなす。 コロナ前に見た時は数万人の登録者数だったのに、いつの間にか70万人! 「ピアニスト」のカテゴリーでは、かてぃんさんと藤井風さんが、私の中では『神』だけれど、お二人のYouTube登録者数が同じペースで増えているのが、なんだか不思議。 かてぃんさんは、少し前までひとりで活動していたとは思えない快進撃…! 才能+環境+頭脳に恵まれているだけではないのは、つぶつぶキラキラの“音”が証明してる♬ こんなに自由にピアノを弾いているのに、ショパンコンクールにも挑戦予定の正統派クラシックピアニスト。 『題名のない音楽会』にも初出演、これからますます活躍が期待できそう! 時々リクエストを受付ながら、YouTubeで生ライブ配信をしてくれるので幸せな気分に♡ 【かてぃんさんに関する、このあとの記事はこちら】 https://note.com/_8_8_/n/n6c61de820a2d https://note.com/_8_8_/n/nd5fa2110de89