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行って良かった旅・神社仏閣

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公共交通機関を使って行ったおすすめの旅や神社仏閣について、不定期に更新
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#忘れられない旅

【宮津・天橋立周遊】豊受大神と真名井御前

ずっと行ってみたかった眞名井神社。 ご祭神は伊勢神宮 外宮に鎮座する豊受大神なので、元伊勢としても有名。 丹後国一の宮・籠神社の奥宮となります。 公式HPによると外宮ができたのは、倭姫さまが伊勢に天照大神を遷宮してから500年も!あとのことだったんですね。 元伊勢の側面とは別に、空海さんファンとしては、空海さんにとって大きな存在だったと想像される真名井御前のご実家(海部家)になるので、ずっと気になっていました。 真名井御前について知りたいと思っても、Wikipediaに

熊野滞在日記③~シャクナゲ満開の玉置神社

新宮に1泊、熊野本宮に2泊滞在した後、大阪へ戻る最終日の記録です。 『よみがえりの地』でリセット、締めくくりはちょっと覚悟がいりそうな?玉置神社へ。 といってもバスに乗せてもらうので、時間制限はあるけど簡単にたどりつけます。 紀元前37年創建の玉置神社は、標高1,076mの玉置山の山頂近くにあり、神武天皇東征の伝承があるそうです。 ご祭神は最近お名前を聞くことが増えた、国常立尊(くにとこたちのみこと)。 本宮大社から朝一番の大和八木行きのバスを、十津川温泉で降りて乗り換

熊野滞在日記②~熊野本宮大社・素戔嗚尊の『木の国』

前回記事では新宮に1泊、神倉神社・熊野速玉神社へ参拝しました。 新宮から熊野本宮へ向かうバスは、どんどん山奥に入っていきます。 今回はずっと降りてみたかった道の駅 熊野で、途中下車。 (次のバスまで1時間少しあるので、山に囲まれた川辺でのんびりする予定。) 『かあちゃんの店』ではランチも食べられるのですが、遅めの朝食でお腹がすいていなかったので、よもぎ餅を購入。 マグマでできているから、地形がパワフルなんですね~。 ここは川辺まで降りることができたので、冷たい水に足を

熊野滞在日記①~神倉神社・熊野速玉神社

この数年、春の休暇は熊野に滞在しています。 自然の中でのんびり過ごしたくて、とくに予定もたてない旅なのですが、自分の備忘録もかねてまとめておこうと思います。 バスからの通りすがりに見上げていた神倉神社、いつか登りたい・・と思いながら、かなり急な538段の石段を想像して尻込みしていました。 本宮だけに滞在予定だったのですが、これ以上先延ばしにしても・・と直前に決意し、熊野本宮に行く前に新宮にも一泊。 鳥居前に設置の杖を一本とり、覚悟を決めて登り始めました。(結局、杖はない

【奈良・笠山荒神社】役行者と弘法大師ゆかりの神奈備・鷲峯山

ずっと行ってみたかった笠山荒神社。 日本三大荒神の一つ、と知られているようなのですが実は『荒神発祥の地』として、山岳信仰や修験道の霊場とされてきたそうです。 奈良・桜井駅から例大祭のある時だけ、臨時バスが出ていることを知っていましたが、なかなか都合が合わずのびのびになっていました。 今回もいつもお世話になっている、奈良交通さん! ゴールデンウィークだったからか、行きも帰りも満席。 バスは桜井駅北口から大神神社の大鳥居に向かって、国道169号を走っていました。 道の両脇は箸

宮島滞在ひとり旅②【古代の祈り編】弥山と大元神社

前回の【観光編】に続き、今回は観光客が少なめの場所、宮島深堀り編。 読んでいない方、宮島に行ったことのない方は、ぜひ①からどうぞ! 3月の後半でも桜は見れませんでしたが、標高の高い弥山では雪が残る、予想外の景色を見ることができました。 宿の方におすすめの散歩道を教えてもらい、朝6時半頃から歩き始めました。 【今伊勢神社】桟橋から歩いてすぐの左手の階段を登り、かつては毛利元就の戦場となった要害山のそばに、教えてもらった今伊勢神社がありました。 ご祭神を調べると、藤原鎌足

宮島滞在ひとり旅①【観光編】松山→呉→厳島神社

昨年秋に念願の宮島に行ったのですが、途中で帰らなければいけなくなり、未完了のままになっていました。 今回は、あらためてリベンジの宮島滞在。 今回は1168年に平清盛が作った華やかな厳島神社よりもっと古代の593年の創建時や、唐から戻った弘法大師・空海が806年に弥山で100日間修行した宮島を少しでも感じたい、と思っていました。 2回の滞在記をまず観光編と、まだあまり知られていない宮島編にわけて、まとめてみたいと思います。 今回利用したのは、JRの松山・広島割引きっぷ。

新年の奈良・大神神社と耳成山の『山の神さま』

元旦から悲しいニュースが続き、日常の幸せが当たり前ではないことを、つきつけられているようです。 “祈り”ながら、自分の機嫌と生活には責任を持てるよう心がけて、日々感謝して過ごしていきたいと思っています。 年末に買っておいた近鉄の『新春おでかけ 京阪奈1dayパス』を使って、奈良へ行ってきました。 1dayパスには神社ごとの『特典引換え券』がついていたので、「えと守陶器」がいただける、大神神社へ行くことにしました。 (大神神社についてまとめるのは、3回目で最多!) 「えと

伊勢・神宮めぐり ひとり旅【後編】外宮から倭姫宮まで

神宮は神さまと人の共同創造のもとに整う、芸術作品のように感じます。 広い森の中にたくさんのお社があり、多くの参拝の人の流れができています。 でも人の流れについて行くと、見逃すお社が出てくるかもしれません。 調べてみると公式HPにはとても詳しい案内が載っていたので、予習してから行くのが良いのかもしれません。(今まで、全く知らずに行ってました!) ◆外宮前回は続けて内宮へ行ったので、正直外宮の記憶がありませんでした。 今回は日を分けてゆっくり歩いたので、発見した場所がたくさ

伊勢・神宮めぐり ひとり旅【前編】伊雑宮→夫婦岩と満月

誰もがすばらしいと感じる伊勢神宮なので、文章に残す、ということは今まで考えたことがありませんでした。 今回は思いがけず印象的なひとり旅になったので、記録として残しておこうと思います。 五十鈴川駅から年に1度は、内宮・猿田彦神社・月読宮を日帰りでお参りしていました。 外宮に行くと日帰りでは慌ただしくなってしまうので、申し訳ないのですが1度伺っただけです。 ずっと気になっていたので、今回は昔の風習通りに二見興玉 神社→ 外宮 → 内宮の順を守り、一泊二日で周辺もじっくりまわる

談山神社・神の森を守る大和の古社

談山(たんざん)神社は1300年以上の歴史があり、教科書で習った「大化の改新」で有名な、藤原鎌足がご祭神という神社です。(奈良県桜井市多武峰に鎮座) 神社裏山の談山は、645年に中大兄皇子と中臣(のちの藤原)鎌足が大化の改新の策を練っていた場所。 正直、中臣鎌足、中大兄皇子、大化の改新を思い出そうとしながらお参りしていてましたが、結局帰ってから調べました。(日本史を知らなさすぎ!) 今回は梅雨の晴れ間で急に出かけることに決めたので、JR桜井駅から終点までバスに乗っているだ