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「何もしない」ことのベネフィット

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一日中会議、買い物、子どもの送り迎えで、もうヘトヘト、な人。

特に何もなく、のんびりくつろいでいる人。

働きバチが花から花へと飛び回る、自然界のドキュメンタリーを見たことがある人なら、動物は常に移動していると思うかもしれない。しかし意外なことに、カメラの前から離れるとほとんどの動物は、ほとんどの時間をまったく何もせずに過ごしているらしい。

昆虫行動学の専門家であるダン・シャルボノー教授

ロックアリ(Temnothorax rugatulusという種)の行動を調査した。アリは勤勉な生き物であるという一般的な認識とは裏腹に、コロニー内のアリの約半数は常に活動していないことが判明した。この不活発さは、アリはいつも忙しく、集団の利益のために協力し合っているという理想化された見方を覆すものであった。

恒常的な生産性を重視するのは過大評価だと考えている。退屈は好奇心や創造性を育むため、有益である。パン、ビール、火など、人類が発明した多くのものは、退屈とそれに伴う好奇心から生まれた可能性が高い。テクノロジーや新しい情報に常に刺激されている現代社会では、本当の意味でスイッチを切り、退屈を受け入れることは難しく、私たちは常にスワイプしたりスクロールしたりして、次の大きなものや新しいものを探している。そしてすぐに飽きてしまう…したがって、この不快な退屈の状態を取り除くためには、実際にはもっと退屈を生活に取り入れるという逆説的な状況が生まれる。

ポイント

  1. 動物の行動観察
    多くの動物は、ドキュメンタリーの忙しそうな姿とは裏腹に、多くの時間を何もせずに過ごしている

  2. アリの行動
    勤勉であるという評判とは裏腹に、アリの約半数は常に活動していない

  3. 退屈の効用
    歴史的にパンやビールなどの発明がそうであったように、退屈は創造性や革新につながる

  4. 非活動を受け入れる
    ストレスを軽減し創造性を高めるために、人間もスイッチを切り、活動しない期間を受け入れるべき

「何もしない」ことのベネフィット

  1. 創造性と革新
    退屈は好奇心を刺激し、新しいアイデアや発明につながる。

  2. ストレス軽減
    何もしないでリラックスする時間を持つことは、ストレスを和らげ、精神衛生を向上させるのに役立つ。

  3. 生産性の向上
    休息期間を設けることで、職場復帰後の生産性が向上する。

  4. 幸福感の向上
    常に活動するのではなく、ゆっくりとした時間を過ごすことで、全体的な幸福感と人生の満足度を高めることができる。


以上、今日の学び。
でも、「何もしない」って、簡単なようで難しいよね…


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