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2019年の作品集

今年も沢山のものづくりをやってきました。せっかくなので、今年作った作品を紹介していきます。気になるものがあれば、是非コメントください。

extmopper

箒型モビリティ「extbroom」で実際に掃除をするべく、モップをつけてみた作品。スポーティに移動しながら、ついでに床掃除もできます。

モップをつけただけに見えますが、まさしくその通りです(笑)。ただ、一応新たに増産したので、細かな改善はされています。例えば、電源基板をユニバーサル基板から自作設計基板(FusionPCB製)に変更したり、部品点数を大きく削減したりしています。

これ、けっこう利便性ありそうに思っているんですよね。どこかのバスケチームで専属モッパーとして採用してくれれば良いのに…。

SoleBell

実は毎年、タカハソレノイドコンテストに応募しています。

その応募作品として、「暑い」と言ったらソレノイドが動き、風鈴を鳴らしてくれるデバイス「SoleBell」を開発しました。めちゃくちゃしょうもないですね(笑)。

ただ、この開発で初めてAmazonEchoとESP32の通信を試してみました。良い勉強になりましたね。VUIのデバイス連携って面白い。

ExoWheel(β)

私は毎年初めに1度、1ヶ月間で自作モビリティをリメイクするといった挑戦をしています。昨年は「extbroom-mini」を作ったのですが、今年はさらに遡り、外骨格型車椅子「ExoWheel」のリメイクをやってみました。

正直、出来栄えは微妙な感じでしたね。小型化はできたけど、操作感や強度は課題が多かったです。

ここで初トライしたのはESP32とBlynk連携です。Blynkがあまりにも簡単に実装出来た為感動しました。IoT開発、とても身近ですね。

WellSing

昨年から参加し始めました、中京テレビハッカソン「HACK-CHU!」での開発品。中京テレビの音楽番組と連動するコンテンツ&デバイス「WellSing」。

流れる音楽に合わせて歌うことで、ちゅ~きょ~ロボが視聴者の音感・情熱を自動採点し、LINEで通知します。また、自宅の家電もスマートスピーカーのウェイクワードでハックされ、突然エアコンが動きだしたり、扇風機が動き出してライブ感を醸し出します(笑)。あと、ちゅ~きょ~ロボがヘドバンしたりもします。

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これはやりたいこと詰め込んだような作品で、なかなか説明するのが難しい…。各種APIノウハウとか、Unityでのトラッキングとか、ハッカソンならではの学びがありました。

甲羅型モビリティ「nokomo」

どこかで見たことがある形かもしれませんが、決して任○堂さんとは関係ありませんし、これで商売する気もありませんので誤解ないように…(笑)。

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これは単純に、甲羅に乗って移動するモビリティです。micro:bit搭載のハンドルを用いて、一般的な車に近い操作感を得ることができます。緑と赤2台作りました。これでいつでも、どこでもレースができます。結構子供に大人気。

この作品は、機能の拡張可能性を感じます。バナナを画像検出しスピンしたり、赤い甲羅は人追従機能を設けたり…。来年はもっとブラッシュアップに励みたいものです。あ、もちろん任○堂さんとは関係ありませんよ。

あとは、私的にこういった小型の台車形状モビリティに対する構成品のコストダウンや、作りこみが大分進んできましたね。もう少し頑張れば作り方公開もできるかも。

WearRide-Skirt

ファッションとコネクトするモビリティ「WearRide」を、今年のTESフェスアイデアオリンピックで開発しました。3種ある内の一つ「WearRide-Skirt」をご紹介。

これは着せ替えができる、スカート型のモビリティです。スカートの中は車椅子形状で、座りながら移動します。好きなスカートを履き、自分好みのコーディネートが可能です。操作I/Fはポーチ状の導電布I/Fと、micro:bitアクセサリの2つから選択できます。個性を演出でき、日常生活に溶け込むことができると思います。

特に機能や技術的な部分に斬新さはないのですが、ファッション×モビリティというアイデアには、とても可能性が感じられると思っています。ファッション業界とモビリティ業界の2つを大きく飛躍させられるような…。来年はその可能性をさらに切り拓く、新たな作品も考えています。

WearRide-Shoes

「WearRide」シリーズの一つ。靴型の"履ける"モビリティ。ローラーブレードについた車輪を、スマホで遠隔操作し動かします。

マイコンはESP32を使用し、Blynk経由で左右の車輪を同時に動かしています。基板もバッテリも全て靴内に収めてあり、コンパクトな形状。乗りこなすのは難しいですが、スポーティで爽快なモビリティです。

まあ正直、エアギアのエアトレックを作りたかったわけですな。電動インラインスケートを作ってる方って結構見かけます。だからこれも同じく、あまり目新しさはないのかも。やはり超小型で強力なショックアブソーバーが必要不可欠ですよね。頑張ろう…。

WearRide-Box

「WearRide」シリーズの一つ。コーディネートできる箱型モビリティ。

大人二人まで乗車可能で、内外装に色々なアイテムを貼り付けることができます。外の一面は高輝度LEDパネルで、デジタルサイネージとしてファッション広告等に使えます。操作はmicro:bitハンドルで行います。このモビリティには窓がなく、搭乗者はフロントのカメラ映像をモニタ越しに確認します。前輪はオムニホイールを使用しており、その場旋回可能です。

これ、大きいです。1.5m四方あります。まず、トラックじゃないと運搬できません(笑)。大きいものを作りたくてですね。

この作品の魅力は2つ。内外装をペタペタ気軽に変えられるお手軽さと、高輝度LEDによる表現の多彩さです。この作品も既にブラッシュアップのアイデアはあるので、もっと小型でさらに面白いものへと改良予定です。

まとめ

2019年もたくさん作りましたね。他にも1年間色々活動をやってきて、私自身「教育」と「アート」あたりに惹かれるものが強かったです。来年は、もっとそういう方向性を強めてやっていこうかと思います。「モビリティ×教育」「モビリティ×アート」とか。では、良いお年を(早い…)。

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