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色彩と占星術|B043 みずがめ座

 色と星について考察するシリーズの6回目です(このシリーズ記事のことを忘れかけていました)。先週20日に太陽がみずがめ座に入ったし、今のうちに書いておかないと。

 ホロスコープは時計と反対周りに進みます。やぎ座の次にくるのはみずがめ座です。

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B043 Creativity


Color:ターコイズ/ターコイズ
Keyword:I know
Planet:Uranus(天王星)
Card:Eight of Cups

2つの色が層になったオーラソーマのボトルは、現在120本(種)以上あるのですが、その中で惑星や星座に対応したボトルというのがあります。
それから、ボトルに対応したタロットカードというものがつくられています。
オーラソーマの世界から離れてもうずいぶん経ちますが、現在タロットのほうは公式には続いてないみたいです。

みずがめ座に対応したボトルは43番Creativity創造性、上層下層ともにターコイズです。シェイクするとターコイズです(オーラソーマのボトルはシェイクして使います)。

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やぎ座で社会との関りを経験したあとにくるみずがめ座で、私たちはもう一度「自分」というところに立ち返ってくるそうです。他者がいて、社会があって、そういうものをひと通り眺めまわしたあとに自己を振り返る、そういうイメージなんですね。さまざまな質をもった人たちと出合い、その人たちと過ごし、そんなたくさんの人々で形成された社会の中に立って改めて、自分が好きなことや嫌いなこと、合うものと合わないものなどを見極めていきます。
これまで出合ってきた人々や事物のなかから、何をどんなふうに使えば自分が輝くのかを考える場所がみずがめ座なんですね。
自身を取り巻くたくさんの人物、風景に映し出された「自分」を客観視する星座です。

ターコイズという色には、ブルーに少しのイエローが入っています。オーラソーマの色彩言語では、ブルー、レッド、イエローの順で教わりました。(光の三原色)
空や海などのイメージがすぐに浮かぶブルーからは、大きさや深さを感じさせられます。人智や人の意思を超えた存在につながる色彩言語が多いです。
レッドには人間を含む動物の本能や、生命力や欲求などを表します。
そのあと、最後にやってくるイエローは、個人の意思や自我、ものごとに関する知識を司ります。
(それぞれの色の持つ言語はもっとたくさんあります)

英語に<out of the blue>という言い回しがあるそうですね。「だしぬけに」とか「藪から棒に」といった意味ですって。似たような日本の言い回しだと「青天の霹靂」があります。
思いがけないようなことが起こるとき、それが自分の意思や想像を全く超えている出来事だった、というのはだれしも経験があるのではないでしょうか。
そういう、人の意思の及ばないところ(ブルー)に、少しの「自分(イエロー)」が入ったターコイズという色の言語と、みずがめ座の持つ性質がリンクします。

ターコイズは集合無意識などともよく関連付けられ、みずがめ座はインターネットと関係が深いなどともいわれますが、どちらも距離とか空間を超えたネットワークですね。
この性質がポジティブかネガティブかで、みずがめ座の人々の印象ってずいぶん違うようにおもいます。

風のエレメントで、支配星は天王星。自由を好む風の星座と、改革や破壊の星・天王星の組み合わせにより「トリックスター」などともいわれます。

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ART BEINGのウェブサイトより

タロットはカップの8(Eight of Cups)です。
8つのカップに背を向けて、光を放つ山の頂上に向かって歩く人物が描かれています。これは、過去に手に入れたもの(成功とか=カップとその数)から離れ、次の目的に向かっていく様子を表しているんだそう。人生においては、ひとつ目標を達成しておしまい、ということはなく、そのたびごとに次の目標に向かう必要があることを示すカード。
そんな図柄が、グリーンとブルーで描かれています。グリーンとブルーを混ぜるとターコイズです(グリーンを分解すると、ブルーとイエローなので)。

家族という小単位から、幼稚園や小中学校といった地域の校区、高校や大学という校区を超えた範囲を経て、私たちは社会に出ていきます。
そのたびごとに周囲の見聞をして、自分という存在を広げていくわけですね。みずがめ座の「自分」を見つめる作業、取得して次の段階に向かうために手放す作業を、繰り返して人生が続いていきます。

ボトルに付されたメッセージは「I know」、経験を積んできたみずがめ座の人は、自分でもなぜだかわからないけれど「知っている」んです。
張り巡らされたネットワークのなかから、そのときに必要な情報や態度を唐突にout of the blue、はい、これ! って秒で出してくるイメージ。

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私の姉がみずがめ座でして、この姉が、彼女の人生において色んな場面でこじらせるところをこれまでに何度も見てきました。
ついこの間もひと騒動あって、みずがめ座のイメージと違うなあ、とおもって、さっきふと彼女のホロスコープを見てみたら、対岸であるしし座に土星が入っていました。それでいま、妙に納得しているところです。
しし座も「自分」に関連の深い星といわれますが、しし座の段階の「自分」とみずがめ座のそれとはずいぶん違うみたいです。しし座は「自分」をとにかく肯定する。(強いなあ)
そんな場所に厳格な土星が、しかも180度で入っているものだから、まあたいへんなんですね。
土星の苦手意識は、克服できるととても強い力になるので、がんばれ! と願うのみです。

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今日の「大雪」:スーパーマーケットやコンビニエンスストアで、ある棚ごと空っぽ、という風景を見ました。なぜだろうとおもったら、雪の影響ですね。一瞬、何が起こったのかわからず混乱しましたよ。

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