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Will You Please Be Quiet, Please?

 タイトルはレイモンド・カーヴァーの短編集『頼むから静かにしてくれ』からです。
 作品は読んでいないけれど、映画『Short Cutsショート・カッツ』は観たような記憶があります。内容は・・・思い出せないな。

 夜の、しんとした環境を過ごしたくて行った場所で、たびたび騒がしい人たちと遭遇してしまう不幸に何度か見舞われました。
 それも、正気とは思えないほどやかましい。

 子ども付きの一団であったり、ずいぶんな大人の集団であったりすることから、子どもだけが特別うるさいとか、若者だから騒がしいとか、そういうことではないようです。
 私(たち)が行った場所はナイトクラブとかではないし、ゲームセンターでもボーリング場でもない。
 夏の、あるいは夏の終りの海辺や湖畔、そんな場所でした。
 日々少しずつ蓄積された疲れやしがらみをはらい落として、静かにゆったりと過ごせる場所が、まだちゃんとこの世の中に存在していてほしいですね。

 そういえば従妹のみえちゃん(仮名)は、1対1の場面で少しでも沈黙が訪れるとものすごく不安になるらしく、だからそうならないためにどうでもいいことをひたすら喋り続けてしまう、とか言っていました。
 私なんかは、そんな状況は苦痛でもなんでもないけれど、相手ひとによっては、気が利かないヤツ、なんて思うのかもしれませんね。

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 このところ天気がとても不安定で、晴れていた空にあっという間に雨雲がかかって、雷と激しい雨とがいっぺんにくる、という日が何度かありました。
 今日は、稲光が空から海に突き刺さる景色を見ました。
 別の目的があって待ち合わせをしたちょうどそのくらいから、空模様が荒れちゃいまして。
 雨宿りにカフェに入ってお茶(カフェ・オ・レ)をご馳走してもらいました。それはそれで、うれしい時間です。

窓際の席から海が見えた

 ところでナイトクラブってどんな場所なんでしょうね。
 例に挙げておきながら、具体的にどういうところかというのは知らなかったりして。

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今日の「マスク」:先日宿をとった先の夕食会場でも騒がしい人たちがいました。アルコールも入っているみたいだし、そんなものだろうな、と傍観。
10何人かのその一団が、食事を終えて立ち上がった瞬間に、一斉にマスクを装着したのには笑ってしまいました。

 

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