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お茶の誘いをもらってにこにこと待合せ場所に向かいました。私が先に店に着いたので、「あとからもう一人来ます」と言って席をとりました。 いいですよね、こういうの。 両親が店を持っていた時代(このマガジンは主に両親の店まわりのことを書いています)、喫茶店というのは待合せ場所によく使われていたものでした。 いえ、現代でだってそういう場所なのは変わるところのないものでしょう。違っているのは、昔は携帯電話などというものがなく、店にはそういうお客からの電話がよく入ったものです。
ひとつ前の記事で英語圏で使われる慣用句のことを書いたけど、今日はふと一枚目のパンケーキを思い出した。 the first pancake. パンケーキの生地を準備して、フライパンを火にかけてバター(油)をひいて生地を流し込む。フライパンの温まり具合とかが今ひとつで、最初のパンケーキは失敗しやすいことから「失敗作」のことを言うみたい。 海外ドラマを観ていたら出てきたやつで、ドラマの中ではゴタゴタの口げんかの時に、長男が母親に向かって「僕は一枚目のパンケーキ?」と嫌味を
先週末の午後に喫茶店でコーヒーを飲んだ。その店はむかし両親の店があった場所にも近い、商店街の一角にある。階下がたばこ屋、2階が喫茶店になっている。 窓際に席をとって座り、コーヒーを頼んだ。ふたり連れだったから会話を交わすなどする。会話が途切れたり、まあそれをしている間にもときたま窓の外に目がいく。人が行き交うのが目の端で動くからだ。 この店にくるのは何度めかで、だから初めてではなかったのだけれど、そうかここは2階なんだな、とおもった。あらためてそうおもったのは、ここに来
父が店を閉めてから会わなくなった人は多い。それでも日常うろつく生活圏内が重なる場合であると、道端でばったりなんていうこともごくたまにある。 今日はそんないくつかのうちから、わりと最近のものでも書いてみる。 * ■栗山先生(仮名)の場合/シチュエーション 道端で遭遇 「あら、お嬢ちゃん久しぶりやねえ。お父さん元気? そうね。近くでもぜんぜん会わんもんねえ。おい(長崎弁。俺)この間脚ば折ってさ、へへ、入院しとったとよ。やっと退院したとばい。(笑っている) ねえねえ、コンち
以前どこかに書いたとおもうんだけれど、うちの父はある縁によって、現在もコーヒー豆の焙煎を続けています。自身の店は2019年の後半に、いろいろの事情で閉めました。 * 仕事を終えて、そろそろ帰宅しようとしていたときに父からメッセージがきた。いま豆の焙煎中で、もうじき終るからコーヒーを飲みにおいでという誘いだった。豆の焙煎は、店を閉めた数か月後から同じオーナーのもとで続けさせてもらってたんだけれど、いま焙煎機を置いて焼いている店舗は、半年ほど前にオープンしたばかりのところ