ゲームからさよなら
「二項対立」という言葉を初めて意識したのは塾で受けた現代文の授業だった。私は好みでない文章を見るのが嫌いだったから現代文を運任せで解いていた。アーレントとかサルトルの話なら良いけれど、環境問題とか評論めいた話だったら鉛筆ころころ。そんな具合だった。
受験の国語は文学的な感受性を問うてるわけではないというし、これはきちんとしたセオリーを学ばなければならない。曲がりなりにも文学部志望だったからまじめにやる必要があった。結局文学部には落ちたんだけど。
それで講義を受けに行ったらホワ