見出し画像

HSPあるある


HSPの人あるあるの記事を読んで「うわぁぁ私じゃん!!」ってなったので過去を振り返って書き出してみました。

今まで生きてきた中で私の中の周りの人よりこの部分強いな弱いなって思ってたところ。でもまぁそういう個性なのかな、誰しも普通の人なんていないし〜と思ってはいます。


もしかしたらHSPの特性でないものも含まれるかもしれませんが…
ちなみに自己診断ではありますが私は「HSS型HSP」っぽいなと感じております。


HSPは「良くも悪くも環境から影響を受けやすい人」
HSS型は「影響を受けやすいのに刺激を求めてしまう人」



・防具を身につけず無防備なまま戦いの中に飛び込んでいく
・窓から見える新しい景色は好き。しかしブレーキの加減ができないのにアクセルは踏まれ続けているからずっと運転し続け疲労する。
と勝手ながらイメージしております。


自分を繊細だと思ったことも、生き辛いと感じてきた訳ではないのですがそれはきっとそれなりに対応してきたことと、周りの人に恵まれたのかなと。



この記事であげることが似たような性質を持つ人に「ああ私だけじゃなかったんだ」ってほっとできるものであれば嬉しいです。そして私なりの対策が誰かの助けになりますように。

またそういう性質じゃなくても近しい人に「なんでそんな疲れてるの?気にしすぎだよ」って人がいたら、共感はできなくても大まかな理解をする助けになれば幸いです。

前の記事と専門家の方の記事も参考までに。



音楽・映画はたまに共鳴したような感覚になる。

心震え、じわり目頭が熱くなる感覚。壮大な自然を前にした時も。
感受性豊かとも言えるからなにか作品を味わう時は良い一面です。


人の怒鳴り声、強い言葉、態度が自分に向いてなくても恐怖。

誰かが怒られていたりすると心がジクジクします。人や内容に関係なく萎縮します。周りの人が平然としてるのを信じられない気持ちで見つめる事もしばしば。手が震える。
駅や街で怒鳴っている人に遭遇するのもちょっと怖い。

なにかトラウマがあるとかではないので不思議だったのですがHSPの「心のバリアがなく全て受け取ってしまう」の特性を聞いて納得。

なるべくすぐその場から離れる、怖かった、嫌だという感情を文字にアウトプットすると少し落ち着きます。



涙脆い。

泣くのを我慢するってなに??無理じゃない?って正直思ってます。これは大人になっても変わらない。そもそもコントロール可能な範囲にない感覚。上記のような感動もだし、注意されたりも、その注意事項に対する反省と同時にその裏にその人の優しさや配慮のある言葉選びを感じてしまうとそれにも涙腺を刺激されてもうダメ。弱々です。
相手を困らせてしまうのは本意ではないのでせめて笑うように。泣き笑い。



自他の境界線が弱い。

人が怒られている場面での恐怖にも通じますが「人は人、自分は自分いう線引き」が人よりあやふやのようで。感情や機嫌が伝播するのは当たり前でした。今思えば思春期は家族の機嫌をもろに受けるからいつも心ぐっちゃぐちゃだったなぁ…。リビングで過ごさず自室に逃げる以外の選択を思いつかなくて。
でもこれは社会人になる頃から少しずつ訓練してだいぶ分けられるようになりました。人と仕事する以上どうにかしないとと本を読んだり学んで実践したのは
・自分の感情を俯瞰するようにして。
・感情は自分で選べると意図して。
周囲の影響は受けやすい事は変わらなくてもその後の修正はできます。



人工的な香水は実際に体調が悪くなる。

香水、洗剤、ハンドクリーム…一瞬でしたら大丈夫なのですが「ここ〇〇さん通ったね」と香水の残り香が分かるようなもの。一度職場で「あ、〇〇さんの香水だね〜」と話してその後同僚は香りに慣れていくのに私はずっとダイレクトに嗅ぎ続けているような。長くさらされているとどういう訳かしゃがみ込んでしまう貧血のような症状がでました。香り自体は多分いい香り?だったと思うのです。好き嫌いの問題ではなくて。香り全般がダメなわけではないので難しいところですが家の洗濯洗剤は無香料、香水も一個ももっていなくて。ロールタイプの精油を2つ。
おしゃれな生活に憧れてルームフレグランスも何度か種類を変えてトライしたのですがどうも「鼻が慣れることなくずっと感じ続ける」から何にも集中できなくて結局換気してしまって…諦めました。

料理やお菓子の香りや花や木の香りは大好きです!



木のスプーンが苦手。

カトラリーのような綺麗に磨いてあるものではなくて、カップアイスを買ったらついてくるようなもの。なんかダメなんですよね…舌に乗る感覚がなんとも。
同じ感じで歯医者で作業の邪魔にならないように歯と歯茎の間に詰められる乾いた脱脂綿?も泣きそうになるくらいダメです。慣れない。みんな平気なのかな。


人混みは大変。

人混みは気を吸い取られる…って思ってたのですが「境界が弱く全ての情報を全て受け取る仕様だから疲れる」のだと分かったときは目から鱗だったなぁ。
見えるもの、すれ違う人、ふとした香り、話し声、車内アナウンス、その日の湿度、自分が着ている服の感触…全部受け取りながら同時にノンストップで思考もしてる。
他人の感覚も頭の中も覗けないから比較しようもないのですがどうやら大半の人は感覚はあれど、ある程度情報としてはシャットアウト出来るしぼーっと何も考えず歩くことが出来るらしい。HSPはそれをダイレクトに受け取っているらしい。

歩いてるだけで新鮮でいろんな発見があって楽しいのですけどね。


とはいえ、1日に使えるエネルギーは限られているのにそういう「情報処理」に使われているのは勿体ない。お出かけは好きだしディズニーも遊び倒しますが翌日寝倒します。体は元気でも脳が疲労しているのでしょうね。

ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを手に入れてから私の世界は格段に平和になりました。サングラスも物理的にフィルターがかかるのでよいです。
どうせ気付くならと「目に入る人全て一個ずついい所あげていくゲーム」にしてしまうことも。

すごく寝る。

休みの日、体の疲労はそうでもなくてもいつも寝ていました。母には「休みだからっていつまで寝てるの!」と怒られてきたし留学時代もどのルームメイトよりいつも長くて。
活動的な人に敬意を持ちつつ私は何てダメなんだろと自分を責めたり。でも自堕落とはまた別で寝ないと何かが崩壊する気がして睡眠を優先していました。今思えば一種の処理落ち、もしくはクールダウンが必要だったんだな、と。授業中に寝たことは一度もなかったし、業務中は最大限の集中力とパフォーマンスのための睡眠でした。
いまやってる対策
・学習も業務の進捗も全部書き出してスッキリしてから寝る。
・1日7時間以上寝れば日中のパフォーマンスは落ちないし休日に負債がこないとわかり予定を調整する。


図書館は安息の地

刺激は好きなのです。だから本を読んで学ぶ、知らないことを知る、物語を享受することはとても好きで。それ以外の音、香り、人の動きなどの刺激が限りなくゼロな図書館は今も昔も大好きです。

画像2


大人数の飲み会、声を張る飲み屋さんは大変

人混みと一緒でどれほどその場が楽しく有意義だったとしても一人になった時にどうしてもホッとします。状況と時間が許すなら解散した後カフェでゆっくりしたい。そんな隠れ家・避難所のような店が都内には何軒かあって図書館同様安息の地です。

食事は数人でゆったり「美味しいね、楽しいね、幸せだね」って過ごしたい。



褒める意味で「気遣いの鬼」と呼ばれた
しかし疲れる

人の機微にすごく敏感です。特に仕事は自分が慣れているフィールドなら状況判断と段取り、先読みが得意でした。自分の仕事と並行しつつ多分これがいるだろうなと予測して全パターン用意しておくので上司の視線が浮いた瞬間に差し出してみると大抵当たりで。上司からしたら何も言ってないのに出てくるから「なんで分かるの、こわいよ」とちょっと引かれたり。
これみよがしもどうかと思って途中から気持ちよく上司の仕事が運ぶ整備をこっそり先にしておく「気付かれない気遣いゲーム」に切り替えました。

後輩も同じように動きに迷いが出たりするとすぐ声かけたりフォローしたり。自分も通ってきた道だから上司先輩より分かりやすい。

しかし疲れるのです。全方位にアンテナを張ってマルチタスクでフル回転。(勿論私は全能ではないし至らない点も多々ありました。周りが常に求めているわけではないのは承知ですがアンテナは私の意思では消えないのです。)

気付く(自動機能)のと行動する(主体的)は別なので体力温存のためたまに全部スルーして「勝手にやってくれ、聞きたいとがあれば聞いてくれモード」で自分の業務を淡々と進める時もありました笑
本当はそういう自分の中だけのタイムアタックとかしつつ黙々とする作業の方が性には合っているのでしょうね。



違和感に気付く

ざっくりした計画を細かくしていくことや違和感、空白に気付くことが人より多い。「なんか変な感じ?嫌な予感がするから確認してこよう」が大きなトラブルを事前に食い止めることに繋がったり。ミス・抜け・漏れに鼻がききました。「あなたの“嫌な予感“は当たるから怖いのよ」ってよく言われます。でもこれ言ってみれば一種の生存本能で、警戒心バリバリだからこそ。ようは全くリラックスできてない。ずっとスイッチON。OFFにするには寝るしかない。
睡眠が足りない日が続くとこの能力が顕著に鈍るから面白いです。
鈍ると分かってる期間は何重にもチェックシステムを組んでおきます。

違和感というと悪い意味合いが強くなってしますが、誰かの装いの変化にもちゃんと気付けるのは嬉しい特性です。会って2回目の人が髪切ってても。しかし気づいても言葉選びにぐるぐる迷ってしまう。だから気づいた瞬間ラフに褒める言葉をきちんと口にできる人を尊敬するしそうなりたい。





これだけ書いてると「私って特別でしょ」って言ってるようにとられてしまいそうですが誰しもが「特別」なんだと思います。パラメーターがあるとしたら私はたまたま「気付く」「影響を受ける」の項目が突出していて。



弱点
にもなりうるし、得意にもなりうる。



きっとみんなそう。



だから、互いの得意を交換して優しい世界が築けたらいいなと思うのです。

画像1





【こちらもどうぞ】


★気になることがいっぱいだと処理落ちするので外付けデバイスに書き出す(=モーニングページ)は相性がいいです


★目に入る情報量を減らした部屋は快適


★良くも悪くも影響を受けやすいなら環境を最上級にすれば自身も最上級になるのでは、なんて。


いつもありがとうございます!サポートは本や経験になりまた新たなアウトプットとさせて頂きます。貴方から頂いた優しさは巡って更に大きくなって貴方に返ってきますように。