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いつも毎年 忘れがちだけれど それでも忘れない ひと夏かぎりの ほんのささやかなたのしみ

朝顔が好きで 夕顔が好きで ほのかな夏の楽しみに思っているのに 
その準備をいつも忘れる 気がついた時には もはや種まきは遅く 苗は売り切れ
今年もまた同じ

最も強い希望だった
    夕顔は 苗も種も どこにも失くなってしまっていた

でも夕顔を求めて足を運んだ その場所で あたらしい うれしい出会いが
あった


その名は 日本朝顔 
     花は 白

朝顔の植え付けには とても遅くなってしまったから
夏の間に幾つ花が見られるかと思っていたら 今朝 ひとつ 花開いた


この夏 ひとつめの 日本朝顔

思えば 開こうとする朝顔を見たのも ずいぶんと久しぶりで
へへ 朝顔よりも早起き だなんて ほんのすこし得意気な気持ちになった



早朝ではあっても
刻々ときつくなってゆく 強すぎる日差しから
まるで 花を守ろうとしているような葉

昼下がり 圧倒的な強い日差しの下で
葉がくしゃくしゃになるのは
葉からの水分の蒸発を防ぐため 
言わば 自己防衛なのだと いつか知った

         
例年よりもずっと早くに幾つも花開いた柘榴は 無事に 実に成ったものは
花の数からみれば ずいぶんと少なくて 俗に 花を咲かせる ことを
ゴールのように例える場合があるけれど それよりも尚 実に達するまでの
方が余程・・・と その難しさを思う


朝顔は この夏 幾つ花を見せてくれるのだろう 
これまでは ひと夏に咲いた花の数など わざわざ数えたことは無かったけれど 数えてみようか

サクハナ の数を