シェア
電話をたくさん した 非日常 極まりの無い時間を たくさん過ごした 企業への問い合わせ 相談 変更の要請 それはそれはもう 大勢の見知らぬ人たちと 会話をした 顔を 合わせず 最後の最後と もうこれで おしまいにしたい と そっと けれど 心から そう願いつつ 話をしていた電話の向こうから 突然聞こえてきたのは 『 キロク ガ アリマセン 』 と いう 身に覚えの無い 前代未聞の言葉
大概 おおかた ほとんど これらの言葉の指すところ そのちがいは どのくらいなんだろう? 気がかりごと オトナの日々の中 あっち こっち から 望んでいるはずなど ありは しない 気がかりごと そういうものが ある日 ひらりと 飛んでくる
かつては 想像もしなかった日々の只中にあるのだな と ある日 思った ふと 思った 年長者の人とは なかよくなれる はずがないと 固く そう思っていた でも いつのまにか なかよくなった人は 人生の大先輩 互いの位置を示す数字 それは いつかどこかの誰かが何かの便宜上に定めた もの ただ それだけなのだけれど それでも 時折 その数字に 心が もやもやとすることは アル