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自分の持っている関係性を見直した

✎﹏
読書記録 2022年12月
「桜のような僕の恋人」/ 宇山佳佑

話題になっていたから、っていう安易な理由で手に取ったからあらすじを全く知らなかったのに、読了したら「この本を読んで良かった」と心から思えた本でした。
自分がもしこの病気になったら、自分が恋人を置いて逝かなきゃいけない状況に置かれたら、何か遺せるのかな とか逆に もし恋人がこの病気を患って苦しんでいたら自分が助けになれるのかな、とか主人公が写真家という効果もあって、より状況や感情に入り込んでのめり込むように読んでしまってた。
主人公が出した結論は、私の考えと少し違っていて、それもなんかまた興味深いというか、いろいろ考えさせられるエッセンスだなと思った。
ヒロインの女の子に勇気づけられたり、もがいてる苦しみに痛々しいほど共感したり、感情が忙しなく動かされる物語。作品を見て、久しぶりに純愛みたいなものを手にとるように感じたなぁ。(映画の予告見たら、また涙止まらなくなって永久機関になりました)

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