魚さん1

本音から湧き出る泉 @ミュージシャンタレント

名古屋在住のミュージシャンタレント,
「バンド ”Suzumushi” のギターボーカル・うおちゃん」
高校時代に出会ったバンド活動にのめり込むも一度は就職。
お会いしたのはデビューを前に,まさに走り出しているときでした。
大きな夢を抱きながらも,地にすたっと足がついていて
一人で立っているようで,周りと密につながっているような。
そんな彼女の「日記」です。

魚さん1

自分の本音を正直にぶつける

目立ちたがり屋のくせに人に嫌われるのを恐れていた。
自分がありったけを込めて注いできた愛情に亀裂が走ると
見放さないで,としがみついた。
バンドデビューという夢をメンバー脱退が阻んでいく。
自分さえ変わればいいのだからと
己を削って削って削って。
ある日密室で心の線がぷつんと切れた。
この道にいられないのなら,と終えるところまで追いつめられて
どうにか糸がつながったとき「自分は間違っちゃいない」と許せた。

相手の理想に合わせようと自分の意志をすり減らすのではなく
自分が愛せるものを,本音を大事にしていこうと。
今は温かい仲間と,安心できる居場所があって,大好きな人が横にいて。
「自分を大事にできて初めて人を愛おしく思える」
死にたくなるくらいのどん底も今はあってよかったと言える。
“独りよがり”になってもいい。
自分の想いを正直にぶつけることで
誰のものでもない私のメッセージが誰かの心に届くだろうから。

魚さん2

時の出会いにしなやかに

私には今,目標がある。
ROCK IN JAPAN FESTIVALの一番大きなステージに立つ
でも,その登り方は考えない。
綿密に逆算して行動の1つ1つを決めてもいいと思うけど
それに縛られて自分が「苦しく」なるんじゃ意味がない。
大きなコンパスは指しておく。
あとは時の運命に乗っかっていく。
効率的に登ろうと自分が苦しむときは
それは生き方を決める潮どきじゃないんじゃない?
本当に自分が「ワクワクするゴール」を指して
今目の前を懸命に行けばいい。
いつかふっと,ゴールにかかる橋が舞い降りて
あの出会いに背中を押されたと気づくときが来る。
でも運命と自分のコンパスを信じることができたのは
うだつのあがらない「がむしゃらな毎日」のおかげだったはず。

魚さん3

湧き上がる泉

ちいさな身体の全てで,使い切って生きている。
等身大の泉
自分の身の丈の感情を詞に乗せて吐き出す。
好きかも?とかいけるかも?じゃなくて
歌を書いてないと歌ってないと生きてらんないと言わんばかりのステージ。
心の底から好きな曲は誰かにも勧めたくなるじゃない。
私はそれが自分の音楽だったんだ。
心の奥底から湧き上がり,するりするりとメロディになる。
人はキレイ事だけで生きていけはしないじゃない。
だから自分の過去も現在も,失敗も幸せも,
全てのドラマが「背中を押す音楽」になる。
ああ,これが,私のやるべきことだったんだと。


うおちゃんの作品が聴けるYouTubeチャンネルはこちら

https://www.youtube.com/channel/UCNzmxyKxoxhA9StNrAoH48A

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