読み継がれてほしい作家「山崎豊子」
「ラベルだけの粗悪品には一円も払いたくないんだよ。では、失敬するよ」。平成版の「白い巨塔」の財前五郎と東貞蔵が対立が完全に表面化したシーンです。たまたま、このドラマを見ていた中学生だった私は、親に頼み込んで古本屋で白い巨塔の1-5巻をすぐに揃えて、読み出し、虜になりました。以来20年近い山崎豊子ファンです。
山崎豊子の代表作といわれるとおそらく大半の人が「白い巨塔」、「不毛地帯」「華麗なる一族」、「大地の子」などの社会派小説群を上げるのではないかと思います。山崎豊子のファン