【読んでみた】炎上CMでよみとくジェンダー論

9歳です。読書がしたいのに地元の図書館が閉鎖していて絶望以外の感情がない。kindleも持ってないので本屋に行くしかない。特に読みたいものもないので、パンチの強い題名の本を選んだ。

『炎上CMでよみとくジェンダー論』

著者は東大の社会学教授 瀬地山 角(せちやま かく)先生。

平成初期から現在までの炎上したCMを、ジェンダーの観点から探る一冊になっている。炎上したCMを4種類に分類し、ダメ出しをするシンプルな内容だ。取り上げられているCMの多くは今でもYoutubeで閲覧できる。

最も共感したのは第2章「ファッションや化粧品のCMは難しい?」

女性向けに発信したはずのCMが、女性からぶっ叩かれるという元も子もない構図になっていることは少なくない。製作者が旧世代の男性なのかな。

みんな大好きLUMINEもしっかり炎上していた。↓炎上シーンも置いておくね。

これで燃えないわけないだろ、焚き火じゃんと言わんばりのセリフ。燃やしてほしいのか?炎上バンザ~イ。

このおっさんの自分のこと棚に上げた態度マジで腹立つ。天皇でもこんな態度せん。このCM観て、「会社の男性のためにメイクしよ~自分磨こう!」ってなるのは、頭がヘリウムより軽い。

CMの女性は他人に不快感を与えるような要素が全くない。身だしなみは十分すぎるほどに整っている。これ以上何を求めるんだろう。出勤するだけで朝は何かと忙しい。朝食の準備と片付け・ゴミ捨てをこなすだけで限界なのに、毎朝毎朝ヘアアイロンで髪巻いて顔面塗装できるわけないだろ。お前が毎日可愛いと思ってるアナウンサーはへアメさんがついてるんだよ。可愛い子に相手されたいなら店に行って金を払え。現実見ろよ。美人はお前のこと見向きもしないけどな。

実際僕もノーメイク・ノーセットで出勤したときは、「顔青白いけど大丈夫?寝坊した?」って言われた。BMI30くらいあるデブな上司に。痩せてから喋れクソ豚野郎。他人の顔面気にするなら自分の油まみれの肌にも関心払え。顔の皮1枚はいだら血管と脂肪しかないのは一緒だろ。それでも化粧が義務なら、時給をつけろ。

すっぴんを見られるのは裸を見られるくらい恥ずかしい、なんて世代は終わった。三歩下がってついてきてくれる大和撫子は、お前が前を歩いている時ずっと中指立ててるぞ。背中に気をつけな。


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