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J3リーグ第10節 VS FC岐阜~速く!強く!~

 こんにちは、相変わらず無職継続中。ささやんです。試合観戦記は岩手戦以来となります。
 開始して3週間、未だに内定が出ない求職活動の不安を応援でごまかすべく、一路岐阜へと向かった観戦記になります。誰か雇ってくれ~~~~~~~~~。

著者近影。現実を忘れ甥っ子にデレデレ。

いざ、岐阜へ

 アウェー岐阜は一昨年ぶり。岩手は行きも帰りもコールリーダーのにごさんの車で移動しましたが、今回は土曜日に自分の用事もあり、行きは夜行バスにすることに。
 岐阜行きの夜行バスは3列のものと4列のものとがあり、値段差は2600円。3列だとパーソナルスペースがある程度確保されるものの、ちょっとお高め。4列は安いもののすぐ隣に人がいてとにかく狭い。体格が良い(いい言い方)僕にはなかなかつらい。

 行くぞ!と決めてから3日ほど悩んだ挙句、3列にすることに決定。デブであることの代償はお金で解決する。
 さて、夜行バスに乗るとなれば、しっかりと身を清めねば。地元の銭湯に浸かって、精神統一を図るわたくし。

お風呂の後はさっぱり牛乳だね



 新宿から岐阜行きのバスは23:35発。さっぱりして銭湯から上がったのは18時半。微妙に時間が余るなあ……と思い、折角ならと行列のできるラーメン屋、ラーメン富士丸神谷本店へ。
 自分を含めて30人強の行列……これは2時間待ちか?と思いきや、一人客が少なかったこともあり、優先してカウンターに通してもらえることに。結局時間つぶしにもならず。

 味は、本当に美味しいのでした。通いたい。

ブタメンチョイヤサイチョイアブラ。ニンニクは控えた。

 そして!

 じゃーん、来ちゃった。バスタ新宿。
 ただし時間もそこそこあるので、一つタバコを補給しておくことに。

東南口ガード下の喫煙所に救われる命がある

 そして再びバスタへ。
 バスタ新宿の中にはデイリーヤマザキがあるので、バスの中での飲み物を補給。いざ岐阜に向かって出発!

今日のお城
狭そうに見えるかもだけど4列より遥かにマシ

 感想、3列にしててよかった~~~~~~~~~!!!!!!
2600円ぽっちで済むのであればこれくらいなんてことない!やっぱり3列最後列がリクライニングも気にしなくてよい!!!今後もこれでいこう!!

 午前6時、名鉄岐阜駅着。朝風呂をやっているスーパー銭湯が名鉄岐阜から3駅の岐南駅ほど近くにあるということでそちらに移動。

名駅岐阜駅の長いエスカレーター。
岐南駅。のどかな住宅街の中にある。
湯どころみのりさん!

湯どころみのりさんにて夜行バスでの疲れを癒させていただきました。

頑張って欲しい選手の背番号と
同じ下駄箱にするのってあるあるですよね?

 休憩所に並んだリクライニングの椅子が非常に居心地よく、入館料を払った後、湯船につかる間もなく4時間ほど爆睡……。足を伸ばせる喜びを感じつつ、相も変わらずいびきに気をつけつつぐっすり。

 流石に風呂に入らないまま出るのはまずい、と思い、10時に起きてのそのそと湯船へ。露天風呂も種類が多く、また時間的に空いており、非常に満足した入浴体験ができました。やっぱり外気浴ってのは、よい。

 1Fには岩盤浴もあったようで、次回来るときはそこでリラックスするのもありだなあ、なんて思いつつ、後ろ髪を引かれる思いで出発。

舌を噛みそうな地名。
その隣は加納。清武?
いい面構え。
岐阜と言えば戦国武将の街。

 岐阜駅で合流したテゲバサポの子と一緒に、長良川競技場へはバスで向かうことに。思えば一昨年もバスに乗り込もうとしたところ、偶然テゲバサポをバスの待機列で見かけて一緒に向かった記憶が。

バスにも織田信長。


 今治戦は負けてしまったものの、奈良戦の勝利の余韻がギリギリ残っている僕の脳内では、今日は誰がゴール決めてくれるのかな~などという能天気なシミュレーションが行われていたのでした。

長良川競技場

いい看板。
オガののぼり。凛々しいね。
藤岡ののぼり。爽やかだね。

 いやー、でっけーな。
 長良川競技場がある岐阜メモリアルセンターは、サッカーの試合が行われる長良川競技場以外にも補助競技場、野球場、体育館が2つ、テニスコートが13面、などなど、色々なスポーツができる総合運動公園。歩いて回るだけで日が暮れる、と言えば大げさかもしれませんが、とにかく広い広い。
 岐阜のユニフォームを着ている方以外にも、親子連れや練習試合をするのであろうと思しき高校生たちなどなど、いろんな方がいらっしゃいました。こう言っては何ですが、本当にいい休日の風景だと思います。
 ここでテゲバの応援団たちとも合流。久しぶりの面々とも言葉を交わしつつ、いざバス待ちへ。

到着。拍手で迎える。

 バス待ちを終えいざ入場。横断幕の設置も終わり、今日はちょっと時間があるな、と思いいざスタグルへ。
 岐阜のスタグルはとにかく規模が大きい!種々様々なジャンルの料理が集まっていて年に一度の来場ではもったいないほど。前回来たときは何を食べたんだっけな……なんてことを回想しつつ、屋台を練り歩く。

鹿のステーキ丼。レアでジューシー。
ソースと絡んでとにかくご飯によく合う。
飛騨牛プレミアムコロッケ。
メンチの旨味溢れる。
五平餅。岐阜と言ったらやはり。

 君に決めた、とばかり購入。とにかく暑かったので日陰になるところで頂いていたところ、GKのピッチ内アップが始まりそうだったのでいざ戦闘態勢!

やったる!

キックオフ!

 なんとゴール裏には、先日AS刈谷に期限付き移籍した金川羅彌選手が!!
 AS刈谷の代表の方もいらっしゃいました。非常に気さくな方で、「金川選手と写真どうですか!」と触れ回っておりました。
 「岐阜での生活慣れた?」と聞くと、「まだ1週間くらいなので……」と首を傾げた羅彌。刈谷で大きくなって宮崎に戻ってこいよ~~~!!!!

まさかまさかの金川選手。
写真も快諾していただきました

 テゲバからは新城暖基選手も同じ刈谷市内にあるFC刈谷への期限付き移籍が発表されていました。「昨日も一緒にいました」とは羅彌の談。仲良く同じ地区で切磋琢磨してほしいもの。

大渕、上野がスタメン復帰。

 なんといってもスタメンに上野の名前が!
 FC岐阜の監督、上野優作氏はお父様。親子対決となります。スタメンの選手チャントは「今日はなにか起こしてくれるはず!」という気持ちを込めて上野選手のチャントからスタート!

 ゴール裏の気合も入ったところでいざキックオフ!!!

 前半は「キーマンを徹底的にマークして複数人でプレス」という守備戦術が上手くハマっていた気がします。特にセンターラインにいる青木、庄司へのプレスが上手くハマっていました。

 前半17分、ボールを奪った安田から左サイドの裏へ抜け出した上野へボールが渡ると、タッチライン際からの鋭いクロスに上手くディフェンスラインへ割り込んでいった橋本が対応しゴールイン!!

 正直な話、ゴール裏からはあまりよく見えておらず、喜ぶ選手の反応をみて「入った!?」「入った!!!」「入ったっぽい!!!」「テ!ゲバ!オレオレ!!!」とゴール裏もグラデーション的に歓喜の渦へ。親子対決でアシストと早速結果を残した上野。沼津戦を除いて先制点が取れていなかったテゲバに待望の先制点!!!

 先制点をゲットしてからも攻勢を緩めないまま惜しいシーンを作っていたテゲバ。前半43分には、今度は右サイドで岐阜側のパスがショートしたところを上野がしっかりカット。素早く反転して中央を駆け上がる力安へ渡すと、そのまま力安が中央をぶっちぎりペナルティエリア外からのミドルシュート!これが見事にゴール左上のナイスコースに突き刺さり追加点!!!!!!!

 前半を2点リードで折り返し、正直な話をすると全然予想してなかった展開!!!!!!3年テゲバのゴール裏で太鼓を叩いているというのに、なんだかどこか浮足立った状態でハーフタイムへ。
 いや、だってねえ。嬉しいじゃないですか。はしゃいじゃいますよこんなの。

 岐阜は「春ウィン」と銘打ったイベントを企画。ハーフタイムには仮装した子供たちがグラウンドを一周。気合の入ったコスプレの数々に我々も癒されるばかりでした。

サッカーボールの仮装をしたギッフィー。かわいい。

待ちに待った歓喜の瞬間

 後半は打って変わって防戦一方。岐阜も戦い方を変え、縦に早い展開を作るとテゲバの選手も後手を踏む展開が多くなります。

 後半8分、黒木が岐阜・田口に与えたペナルティエリア内でのタックルがファウルと判定されPKに。「そ~~~~~~~~~~~~れは厳しくないか~~~~~~?????」という気持ちにはなったものの、ゴール裏より明らかにレフェリーの方が近くで試合を見てるんだから正しいんだろう。仕方ない。

 青木も跳んだコースは完璧だったものの、わずかに手をかすめてゴール左下に決められてしまい1点を返されてしまう。

 「俺は覚えてるぞ……2-0は危険なスコア……」

忘れられない

 2022年のA長野戦、2点先制しておいて後半に3点取られて失意のまま帰った試合を頭の片隅に浮かべつつ、ますます気を引き締めた矢先。

PKから2分後、今度は青木がペナルティエリア内でファウルを与えてPK。

なにしてんねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 僕の頭がパカッと開いて、リトルささやんグリークラブが「何してんねん」の大合唱。あまりのスピード感を持った絶望に呆然自失としつつ、なんとか正気を取り戻した後、祈るように「ココロ」コールで後押し。
 キッカー田口のシュートはさっきと同じゴール左下に……

いや、止めるんかーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 心お前止めるんかい!!!!!!!マジて生きた心地せんかったわ!!!!!!そういうのやめてよいや~~~~~よかった心マジナイスありがとうBIG KISS…

 ただテゲバの惜しいシーンと言えば、そこから上野のキープから裏へ抜け出した橋本の左足でのミドルレンジでのダイレクトシュートくらいのもので、あとはずっといつゴールが入ってもおかしくないような猛攻を受け続けていたのでありました。
 胃薬が何錠あっても足りない。逃げ切るってこんなに難しいことなんですね。
 「後半、なんか長くない?ほんとに45分?」
 「なんか90分くらいやってない?」
 そんな聲も聞こえてきた後半、AT5分がそこはかとなく長く感じつつ、重たい腕をなんとか振りつつ太鼓の音を響かせるまま。

 ついぞ長い笛。最高最高最高!!!!アウェーで勝つのがいっちゃん気持ちいんだから!!!!!!!!!

 自分自身現地での勝利は去年の3月、アウェー福島ユナイテッド戦以來の勝利!!!!丸1年空いたすてきなサンデー!!!!

 も~~~~~~~~~~~全部忘れた!めっちゃ面接手ごたえあったところの面接落ちたりとか、信じられないくらい適性検査の問題解けなかったこととか全部忘れた!!!!!最高最高最高最高!!!!この一瞬の為に生きてるんだ!!!!!!

 ラインダンス前、テゲバの選手が観客席にいる金川選手を発見。
「お前はこっち側だろ」
「おいでおいで」
 なんて声も聞こえつつ、いざラインダンス!!!

最高!

 サッカー人生で5本の指に入るくらい嬉しい現地観戦だったかも。ありがとうテゲバ。

帰り道

 帰りはにごさんの車に乗って神奈川の方まで行くことに。おろしてもらって始発をネカフェで待つ形。
 バス待ちが終わり、改めて5時間半の帰路に向き合う我々。勝ったからか疲労感はほとんどなく、運転する足取りもなかなかに軽い。

細佃畑、という田んぼ連続地帯。

 お腹が空いて仕方ないね、という中、じゃあもうさっさとご飯食べちゃうか、ということで岡崎SAへ。

はしゃぐ筆者。

 今シーズンアウェー初勝利ならこれ食べるしかないっしょ!ということで矢場とんの味噌かつ定食!

味噌カツとロースカツの合盛り。
にごさんが頼んどいた味噌カツ丼

 なんでこんなに美味いのか。勝ったから倍美味いのか。それとも矢場とんが元々倍うまいのか。もう嬉しすぎて分からないのである。

 家族と友人の分のお土産を購入し、いざ再び帰路へ。自分が運転してる時に、他のみんなが寝てるときになんとなく感じる満足感、なんなんだろうね。

始発には間に合わず、朝ラッシュを避けた時間で帰る。

次節は4月27日 いちごでVS相模原!

 この勢いのまま1週間を空けて、次節は相模原戦!!!
 連戦の疲れをしっかり癒して、是非ともいいコンディションで臨んで欲しいものです!
 是非是非是非!皆さんもいちごで選手に向かって最高の後押しをよろしくお願いします!!!!!

岐阜の皆様、良いおもてなしを
ありがとうございました!


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