ひるのゆめにっき

2024/07/09 午後1時〜2時頃より1時間程
自宅、2階より寝室
冷房は28度、いつも開いていないカーテンがあいている。

今日は午後1時から4時までの時間の流れがやけに遅かったように感じる。好きな音楽すらも雑音に聞こえて、イライラして頭が痛くて泣きたくなって大声を出したくなった。実際出したかもしれない。昼食は食べず、朝起きてからヨーグルトをなんとか食べて薬を飲み、そのあとはずっとこうして寝転がっている。
ふと、時計を見ると長針も短針も無くなっていた。時間を確認する為にスマホを開きはしなかった。1階で聞こえていた喧騒が無くなっている。ヴヴン──────…、と低い冷房の唸り声だけが頭に入って来た。何だか目眩がした。焦点が上手く合わず、数度瞬きしてから、ゆっくりと起き上がった。手のひらはじんわりと汗ばんでいる。妙な気持ち悪さを覚えながら立ち上がり、開いたカーテンから外を見ると、外は白かった。大きな太陽だけがこちらを見つめており、いつも見える景色はどこまでも、ただの白一色と化していた。重い体を引きずってドアを開けて、暑い廊下に出た。そのまま、カーテンが閉まったままの暗い自室に入る。自室は足の踏み場が無いほど散らかっている。片付ける気も無い。本や衣類が散らばっている。その隙間を器用に縫って進み、貯金箱を開ける。中には、数十錠の眠剤が入っている。それを2、3錠手に取り開けた。

目が覚めた。体はしっかりと敷布団の上にあって、タオルケットが若干乱れている。時計を見ると3時頃だったと思う。
どこからが夢でどこまでが夢でどこが現実なのか、分からない。手は震えて力が入らない。しかし、ODはしていないはず。自室に確認するのは何だか億劫だから、やめた。気持ち悪さが抜けず、吐き気がした。

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