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バトル・オブ・掛川城・のようなもの

(2023年3月26日 第12回「氏真」視聴後)


 ええ、楽しみにしておりました。

 今川家のラストバトル・掛川城の戦いですから。

 ええ、とても楽しみにしていました。

 とてもとても、楽しみにしていました。

 掛川城を巡る五カ月の激戦ですから、当然、掛川城の城主にして今川家最後の守護者、東海道最強・朝比奈泰朝が出るはずだと思っておりましたので。

 当然ですよね、朝比奈泰朝を出すのは。

 大坂冬の陣で真田幸村を出すのが当然のように、

 関ヶ原の戦いで石田三成を出すのが当然のように、

 本能寺の変で森蘭丸を出すのが当然のように、

 当然ですよね、朝比奈泰朝を出すのは。

「鬼面の忍者 遠江国掛川城死闘篇」という戦国コメディ小説を書いちゃった作家としては、今日の回は期待で両目がキラキラと輝く回ですよ。

 おほほほほほほほほほほほほ


 だがしかし。


 朝比奈泰朝を出さずに、掛川城の粘りを、今川氏真のど根性で済ませてしまったああああああああああああああああああああああ!!!?

 しかも掛川城のセットに、予算が大幅に割り当てられて、いない!!

 掛川城は、NHKにとって、親の仇か何かですか?

 掛川城に、行かなかったの?

 一度でも行っていれば、あんなしょぼい真似、できないよ?

 アリエナイザーーーー!!!!


 くやちいので、トリビアで気を紛らわそう。

 何度か出てきた吉良家当主ですが、この掛川城を巡る戦いで、徳川方について戦っております。

 ところが、冬に風を拗らせて、死去。

 ナレ死すらされないとは、不憫な。

 まだ幼い後継息子には、この後、今川氏真の長女が、嫁に来ます。

 この夫婦が、後の吉良上野介の祖先です。

 百年後の上杉家が養子に欲しがったのは、この時に今川・吉良・北条の血筋というハイブリッド良家が誕生したからです。



 あああああああ、気が紛れないよ、朝比奈泰朝を出さないなんてえええええええええええ

 ばーか、ばーか!



 今回は、これまでにいたしとうございます。

 アテブレーべ、オブリガード




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