9月のワンピース

「どこでも書斎 ~いつでも、どこでも、あなたの書斎~」 自分の本を出すという夢が叶うま…

9月のワンピース

「どこでも書斎 ~いつでも、どこでも、あなたの書斎~」 自分の本を出すという夢が叶うまで絶対に死にません。 X、Instagram、Tiktokにも本を載せています。

最近の記事

  • 固定された記事

『ジーンズの可能性と文学の限界』 著者:9月のワンピース

はじめに この本は、長年ファッション業界で確固たる地位を確立し、どの時代においても万人に愛され続けてきたジーンズが辿ってきた道のりと、その秘めたる可能性、芸術、文学における形容することの難しさや限界について書かれた1冊です。 ファッションにあまり関心がない方でも誰しも必ず一度は耳にしたことがあるであろうジーンズ。 また、普段活字を避ける人にとっては天敵とも言える文学。一見、無関係に見えるジーンズと文学ですが、私はそこに切っても切っても切り離せない深い繋がりがあるのではないかと

    • 漫画の冒頭っぽい1ページ集。著者:9月のワンピース

      今回は、漫画の冒頭っぽい1ページをいくつか書いてみたのでご覧ください。 少ないですが、以上5つでした。 漫画の冒頭。1ページ読んでみただけで、その漫画のドアを開けたような気がします。このドアの先にはどんな世界が待ち受けているのか。そして、どのように終焉を迎えるのかワクワクします。何も無い場所から、何かが始まろうとするその瞬間、あなたは何を見たいですか。 ということで、夢である に向けて歩いています。 自動車でも良かったのですが、そこは敢えて歩きで。 note以外では、I

      • 『考える葦と為れ』          著者:9月のワンピース

        「考える」 今この時代において、学校や会社に行くよりも、ドラマやアニメ、漫画を見るよりも、友達と遊ぶよりも、SNSを眺めるよりも、何よりも優先すべきことがある。それは、「考える」ことだ。これは決して大げさな表現ではない。思考は人間が持つ唯一の強さである。思考することによってここまで社会が発展してきた。人間に思考能力がなければ、私たちは一体どのような世界で暮らしていたのだろうか。現代では、目の前に娯楽が溢れすぎている。小さな画面の中に世界中のどれだけの人々の視線が向いていること

        • 『芸術による芸術』         著者:9月のワンピース

          芸術は一言では言い表せない。 芸術と聞くと、完璧で美しい姿を想像する。 しかし、人間のように不確実で脆く、どうしようもない存在こそ芸術と言える。少し触れるだけで崩れ落ちそうになる。人々が芸術に感動するのは、そういう人間の性に触れることができるからなのではないでしょうか。未完の美しさは、完成を想像する私たちの見えぬ場所に存在している。完成した作品は、物として確実に存在しているが故に、常にいつか消えてしまうのではないかという感傷的な想いを抱かせる。確かに芸術はここにあったという想

        • 固定された記事

        『ジーンズの可能性と文学の限界』 著者:9月のワンピース

          『現代の死生観』          著者:9月のワンピース

          何のために人間は生きているのだろう、と考えたことはあるだろうか。おそらく、何かに挫折した時、絶望した時、空を見上げた時、ふとした時に想像したことがある人は多いのではないでしょうか。生きているのに死を考えてどうなるのかという疑問がもしかしたらあるかもしれない。確かに、現時点では生きているのだが、来たる時に死は訪問してくる。それは、自死を除いた場合、自身の裁量で伸縮することは不可能である。今という瞬間は生きているので、死ぬという感覚が分からないが、生まれたら必ず死ぬ運命にある。生

          『現代の死生観』          著者:9月のワンピース

          『まるをかこう』          著者:9月のワンピース

          『まるをかこう』は、1ページだけの絵本です。 それではどうぞ。 【テーマ】 綺麗な丸の弧を拡大して見てみると、細かい凹凸がある。人は完璧な丸を見ることができない。だけど、最後に綺麗な丸になると信じて。 今回は1ページの絵本というコンセプトで書いてみました。幼い頃、読んでいた絵本を久しぶりに手に取ってみると、懐かしさだけではなく、年齢を重ねていくうちに忘れかけていた【純粋で大切なこと】を思い出します。綺麗な丸を書いてみたい。そう思える人生が綺麗な丸のような美しさを醸し出すの

          『まるをかこう』          著者:9月のワンピース

          『人間は機械のバグなのか』著者:9月のワンピース

          生息地、地球。二足歩行。酸素を体内に取り入れ、二酸化炭素を排出する。大地の上を自動車で悠々と走る。たった百年生きるだけで長寿と呼ばれる。様々な言語を話し、場所によって文化が全く異なる。そのためか、争いが絶えない。時にはアルミニウム合金の塊が空を駆けている。その光景は、まるであの頃夢見た姿にぴったりだ。我々は日々、空を見上げ夢を描く。空を飛びたいという純粋無垢な想いは機械によって再現される。我々は夢を構想し、意思疎通を取ることによって機械に一歩足を踏み出す。現代はその何歩目かの

          『人間は機械のバグなのか』著者:9月のワンピース

          『パターンB』 著者:9月のワンピース

          今までの人生でやり直したいと思った瞬間はあるだろうか。今の貴方の人生をAとした時、パターンBはどのような人生なのでしょう。例えば、貴方が今までの人生の中で別の選択肢を選んだとしよう。すると、今の貴方は何者なのか。そして別の選択肢を選んだ貴方は、果たして貴方なのでしょうか。現時点で貴方が立っている地点は、もしかしたらパターンBなのかもしれない。 【パターンA】 幼いころから体が弱かった。少し外を走っただけでとても息が苦しくなる。真っ白で透き通っていると言われる私の唯一の自慢で

          『パターンB』 著者:9月のワンピース

          『二千年と二十三年』著者:9月のワンピース

          【二十三の記憶】 2023は色々あった。現状を受け入れたくなくて現実から目を背けていた。現実は悲惨だからね。みんなは世界のことを何も考えていないし、知ろうともしていないと強く思ってしまった。だって目の前の小さな事象ばかりを見て、肝心の本質を見ようとしていないもん。まるで自分さえ良ければ全てよしという価値観が当たり前のように。この強い気持ちは周囲への警告と言うよりもむしろ自己正当化に使っていたのかもしれない。本当は自分が1番世界のことを考えていなかった。世界を良くしていきたいと

          『二千年と二十三年』著者:9月のワンピース

          『新時代のリーダー達』       著者:9月のワンピース

          時は20○○年、新時代のリーダー達が世間の注目を浴びる。彼らは地のように空を歩き、雲のように柔らかく、太陽のように熱い。これまでのリーダーと大きく異なる点は、「真の自由」を想像できる所にある。彼らは幾度となく困難を強いられてきた。そして、目に見えぬ戦争を見てきた。存在することの意義を見つめ直し、あらゆる罵詈雑言にも耐え抜いてきた。時に感情の波に支配され、溺れ、もがいた。時に強すぎる正義感のため自己の身体を自身の餌にした。時に、死の先を見て嘆いた。時に、夢を抱いては絶望を実感し

          『新時代のリーダー達』       著者:9月のワンピース

          『異次元と分断』              著者:9月のワンピース

          社会における分断が拡大している。分断は如何にして生まれるのだろう。結論から言えば、「分からない」というのが正解だろう。これは何も、思考を放棄した訳ではない。社会の分断に限った話ではないが、あらゆる出来事が起こる原因は結局、誰にも分からない。このような前提を持っておくことによって世俗的な意見への傾倒を防ぐ一つの手段を獲得できる。現実問題、社会の分断が引き起こっている訳だが、分からないなりに考えるということは何よりも大切なことだ。物事を考える際にはいくつかの段階がある。その一歩目

          『異次元と分断』              著者:9月のワンピース

          『輪廻のなかに溺れて』 著者:9月のワンピース

          輪廻のなかに溺れる民よ。眼下に立ち塞がる視覚可能な波動のみに焦点を当てるばかりか、奥にある深淵で聡明な「それ」を見失ってはなかろうか。余生を数えるその指を折りながら貴方は何を見つめる。年に落胆し、権力に溺れ、愛に嘆く。存在は静止を知らず瞬間のなかに永遠の時が流れる。輪廻はそれを知っている。知らぬは我々の虚構のみ。ゼロはイチになれず、イチはゼロになれない。しかし、ゼロとイチの間を彷徨うことは可能である。時にゼロがイチに成ろうと抗うが、それらは無常、成ることができない。不自然な世

          『輪廻のなかに溺れて』 著者:9月のワンピース

          『中性の子』 著者:9月のワンピース

          xx-1 私の名前はジョーダン。 中学2年生。 1年生の時から好きな男の子がいるの。 好きなところは落ち着いてて爽やかなところかな。 そしてなによりかっこいいところが好き! でも彼は女の子に興味がないみたい。 女の子と話している姿を見たことがないんだもん。 だけど大丈夫。 私はお化粧頑張ってるんだから! それに料理だって毎日練習してるの! 今はまだ見向きもされないけど、いつか振り向いてくれるはず。 今年こそは彼と話してみたいな。 でもどうやって話しかけよう。 そうだ、周りの

          『中性の子』 著者:9月のワンピース

          『無知と知、そして無知』 著者:9月のワンピース

          知るという現象は一体何だろう。 例えば、誤った情報を伝えられた人にとって、その情報を聞いたことが知るという行為に該当するのか。本当のことであれ嘘のことであれ、何かしらの情報を新しく受け取った時点で一応知るという現象は起きる。しかし、知るという現象はあまりにも曖昧に感じるのは私だけだろうか。普段、生活していると、あらゆる場面に情報が溢れかえっていることに気づく。今日の為替相場、天気、どの国が戦争をしているのか。知りたいという欲求は誰しも持っているが、情報が複雑で膨大なために、か

          『無知と知、そして無知』 著者:9月のワンピース

          『不変へ向かう北風』 著者:9月のワンピース

          どうやら世の中は、変化と不変があるらしい。権力、お金の価値、社会の仕組みや常識。真実、愛、人の価値、自然法則、知識。どちらに分類されるのかは言うまでもない。あえて言うならば、後者は3次元世界において視覚的に捉えることが不可能である。また、前者が近視眼的であるということも同時に言えるだろう。視覚化できるか否かは現時点ではあまり重要ではない。しかし、視覚情報をもとに生きている現代の社会において、視覚化不可能な事柄を見ようとする人は少ないのかもしれない。そこで重要になってくることは

          『不変へ向かう北風』 著者:9月のワンピース

          『道なる未知は愛への架け橋』 著者:9月のワンピース

          ある日、私はこの世に誕生した。 その日、私は世界の景色を初めて目にした。 それはとても美しく、どこか懐かしいように感じた。 私はこの景色をどこかで見たことがある気がする。 命がけで闘った母、真っ直ぐに強く見つめる父。 鮮明な色彩の世界、私の目から溢れる涙。 ああ、私は未知なる世界に誕生したのか。 これから一歩一歩、道を歩んでいくのか。 それは希望に満ち溢れていた。 夢を見ているようだった。 世界がとてもキラキラと輝いていた。 この世界には自分以外にも人がたくさんいた。 周りの

          『道なる未知は愛への架け橋』 著者:9月のワンピース