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【統率者戦】《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》
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コミュニティの影響もあり、すっかり統率者戦にハマりました。少し間が空くと自分のデッキすら動きを忘れてしまうので、未来の自分用にデッキの解説を残します。(ティヴィット界の発展にも繋がると良いな!)
Decklist
https://www.moxfield.com/decks/x1lKx7LcJUqRenO23e9qIg
Commander : 《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》
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戦場に出た時と、プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時に投票タイムが始まり、各プレイヤーから票を得た分の「手がかり」or「宝物」トークンが生成されます。更に、下側テキストの効果により自分だけ追加1回投票できるので、少なくとも2つは自分が選んだ通りのトークンを生成できます。宝物に2票入れておくことでジェネラルを出した返しで2マナ構えられるの、えらい!そして、6/6飛行の素敵スタッツに加えて"護法3"。実質呪禁。おててもかわいいです。
メインプラン
《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》の投票効果で「手がかり」「宝物」いずれに投票されたとしても(4人卓であれば)、アーティファクトが5つ出ます。アーティファクトが5つ出たらどうなる?知らんのか?
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そう、《時の篩/Time Sieve》による追加ターン獲得です。このデッキのメインプランは《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》と《時の篩/Time Sieve》を揃えて(ほぼ)無限ターンに突入することであり、そのためのアプローチはシンプルに「マナ基盤の用意」と「キーカードのサーチ」になります。
《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》をキャストできるマナ基盤の用意
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高いカードを妥協してもいいのが統率者戦のいいところです。持っていないカードは《精神石/Mind Stone》のようなカードに置き換えても良いので常夜会ティヴィット支部に入会しましょう。都会の子はみんな入会しています。
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《雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer》や《ディープ・ノームの地形術師/Deep Gnome Terramancer》は、《無のロッド/Null Rod》の監視下でも動けるように入れているものの、現実は厳しく《無のロッド/Null Rod》系はあまりに刺さりすぎるのでお守り程度に捉えておくのが良いでしょう。
《時の篩/Time Sieve》のサーチ
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《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》が着地できれば後は《時の篩/Time Sieve》を呼び込むのみ。優秀なサーチ手段を用いて速やかに戦場に送り込んで勝利を掴みましょう。《オズワルド・フィドルベンダー/Oswald Fiddlebender》で持ってくるのがクールでオススメです。
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メインプランのサポート : 打ち消し/押し通し
まずは、打ち消し/押し通しのカードを紹介します。《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》自体は護法3を持っているので、除去については考慮外とし、《時の篩/Time Sieve》に対する打ち消しをターゲットにチョイスしています。
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今のところ自分の動きを優先する方針で打ち消しは少なめにしていますが、打ち消しを増やしてコントロールに寄せるというのも一つの手です。(それができるのがエスパーの良いところだと思っています!)
メインプランのサポート : 除去
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除去は、枚数も種類もお試しです。環境と好みにあわせて調整してみてください。《虚空裂き/Void Rend》は、超かっこいいのでピカピカの黄金時代にするのが9Styleです。
メインプランのサポート : 対戦相手の抑止
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《ドラニスの判事/Drannith Magistrate》は何故許されているのか良くわかりませんが、許されている限りは使わせていただきましょう。《さまようアルカイック/Wandering Archaic》は、相手の打ち消しに対して実質2マナ要求なのでなかなか使い勝手が良くオススメです。《オグマの文書管理人/Archivist of Oghma》の優しさでみんなを笑顔にしたい。
メインプランのサポート : その他
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墓地に落ちてしまった《時の篩/Time Sieve》は《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》や《セヴィンの再利用/Sevinne's Reclamation》で回収しましょう。《アカデミーの整備士/Academy Manufactor》が居ると投票結果に関係なく《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》から15個のアーティファクトが出現して楽しいです。《刺のある研究/Stinging Study》はインスタントタイミングで恐怖の6ドローで対戦相手がザワつくこと間違いなし。どちらも《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》への露払いに最適ですね!
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《探検の地図/Expedition Map》は、このデッキにおいてサーチしやすいアーティファクトでありながら《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》をサーチできる優れもの。《神秘の教示者/Mystical Tutor》は、除去・打ち消し・サーチをなんでも持ってこれる万能サーチ、仕掛ける前に是非撃ちたい1枚。《通り抜け/Step Through》はインスタントタイミングで打ち消されずに《タッサの神託者/Thassa's Oracle》や《捧げ物の魔道士/Tribute Mage》をサーチできます。
サブプラン
《タッサの神託者/Thassa's Oracle》
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先程「このデッキのメインプランは《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》と《時の篩/Time Sieve》を揃えて(ほぼ)無限ターンに突入すること」と書きましたが、3人卓や、1人脱落後は投票数が減るためアーティファクトが4つしか生成されず、無限ターンに突入することができません。そのためサブプランを2つ用意しています。《タッサの神託者/Thassa's Oracle》パッケージは説明不要なお手軽コンボ、困ったら気合で引き込んで突然勝ちましょう。
《ボーラスの城塞/Bolas's Citadel》
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アーティファクトサーチを多く取っていることから2つ目のサブプランは《ボーラスの城塞/Bolas's Citadel》パッケージを採用。片方でも十分な働きをするのがGood。《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》から持ってきてもいいし、《オズワルド・フィドルベンダー/Oswald Fiddlebender》で《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》自身を変身させてもクール。
総括
残りの土地やリスト全体は、こちらをご確認ください。今回は、2枚コンボで真っ直ぐ勝利を目指すリストにしましたが、《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》の能力に合わせて投票系のカードを沢山盛り込んでパーティー要素強めにしても面白そうですね。コミュニティのレベル感に併せて調整してみてください。Twitter : @9d0_official までフィードバックいただけますと、とても喜びます!
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以降は、おまけとして採用カード・不採用カードについて個別コメントします。
採用カード個別コメント
《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》
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追加投票は、通常投票と同じタイミングで行う。つまり最初に「宝物・宝物」と高らかに宣言すべし。
《時の篩/Time Sieve》
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コンボ始動にマナアーティファクトを使っても良い。《時の篩/Time Sieve》自身を生贄に捧げて追加ターンを得る、というケースもあるかもしれない。
《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》
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《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》か《雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer》を持ってくることになる。《沈黙/Silence》同様に無限ターンルートとの噛み合いが良くないので、リストラも視野。
《ドラニスの判事/Drannith Magistrate》
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何故かウィザードなので《通り抜け/Step Through》でサーチできる。
《オズワルド・フィドルベンダー/Oswald Fiddlebender》
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サーチ先は、常に意識しなければならない。
0→1は、マナアーティファクトの他にも《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》《探検の地図/Expedition Map》《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》がある。1→2は《時の篩/Time Sieve》と《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》が、2→3は《アカデミーの整備士/Academy Manufactor》がある。マナ総量4のアーティファクトは採用していないが、一考の余地あり。5→6は《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》から《ボーラスの城塞/Bolas's Citadel》の専用ルート。
《引き裂かれた記憶/Shred Memory》
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サーチ先が2マナであることが殆どである本デッキにおいては、打ち消されない《不気味な教示者/Grim Tutor》となる。本来の効果で使う方が多いかもしれない。
《アカデミーの整備士/Academy Manufactor》
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先述の通り《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》からアーティファクトが15個生まれるようになる。3人卓の場合でも12個生成できるので、無限に突入できる。
不採用カード個別コメント
《狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigator》
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当初はメインプランの一つと考えていた《狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigator》だが、《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》と2枚では無限ブリンク無限手がかりトークンまでしか行けず、決め手に欠けると判断し不採用。ウィザードだったら《通り抜け/Step Through》からサーチできるので採用していたかもしれない。《狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigator》を採用するなら《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》や《ネイディアの夜刃/Nadier's Nightblade》なども併せて採用すべきであり、構成次第では活躍するかもしれない。重いけど。
《最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer》
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採用しても良い。採用すべきかもしれない。《無のロッド/Null Rod》を恐れるなら採用すべきであろうが、無限マナにならないなら弱いと判断して不採用。《最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer》を取るなら無限マナのパーツを採用したいし、無限マナのパーツを採用するなら注ぎ先を採用したい。
《パンハモニコン/Panharmonicon》
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好きだけど《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》としか噛み合わないので不採用。《捧げ物の魔道士/Tribute Mage》とか《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》も恩恵は受けるけど、その価値は低いと判断。《テレポーテーション・サークル/Teleportation Circle》や《魂寄せ/Soulherder》、《儚い存在/Ephemerate》系も同様の理由で不採用。
《鼓舞する彫像/Inspiring Statuary》
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《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》が除去されるようなら、5つのアーティファクトが再キャストを支援してくれて強そう。しかし、大変残念なことに護法3もついてしまっているので除去されない。不要と判断。
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
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《時の篩/Time Sieve》か《悪魔の教示者/Demonic Tutor》がハンドにある場合、《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》キャスト→《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》装備でアタック→宝物4手がかり6→勝利!できるが、現実はそんなに甘くない。護法3は実質呪禁なので被覆の価値も低い。
《ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker》
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難しい。何を拾えるかはその時次第なところがありムラっけMAX。とはいえ存在するだけで抑止力になる(その際の働きっぷりは評価しづらい)。難しい。
《ディスプレイサーの仔猫/Displacer Kitten》
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《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》とマナアーティファクトで概ね無限マナできるし、単体で《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》をブリンクしていい感じになれる。しかしブリンクしたい対象範囲が狭く、《パンハモニコン/Panharmonicon》と同様の理由で不採用。《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》も不採用。
《不気味な雇われ人/Grim Hireling》
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マナジャンプには最適な能力だけど、クロックが合わないと何もしない。《策謀の予見者、ラフィーン/Raffine, Scheming Seer》みたいなデッキじゃないと安定して宝物生成できないと気がする。(《策謀の予見者、ラフィーン/Raffine, Scheming Seer》の場合ここからマナ伸びても…感もあり、世知辛い。)
《セラの高位僧/Serra Ascendant》
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1Tに出すと罪を犯している感覚が凄まじい《セラの高位僧/Serra Ascendant》。継続的に回復し続けられると偉いものの、《秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets》の構造上あまり対戦相手のライフを削りたくないという相反する感情が発生し、不採用。
《狡猾な弁論/Cunning Rhetoric》
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《プロパガンダ/Propaganda》系の攻撃抑止系エンチャントだが、見えている2マナとまだ見ぬトップ1枚では恐怖が異なる…と、うまいこと口車にのせて攻撃から逃れよう。土地もパクれるので、そこそこ便利ではありそう。「《ネクロポーテンス/Necropotence》入ってないから見逃して!」が通用しなくなってきたら《狡猾な弁論/Cunning Rhetoric》の出番。《タッサの神託者/Thassa's Oracle》がめくれた瞬間を想像するだけで興奮できる。
《生命保険/Life Insurance》
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カード名が良すぎるので是非設置したい一枚。mayではないので《生命保険/Life Insurance》に殺されることもある。恐ろしい。5マナのエンチャントが設置できるのに、そこからマナを伸ばしたいかは良くわからない。
《選択の幻影/Illusion of Choice》
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《狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigator》とセットなら無限マナ無限ドローになるけど、3枚コンボだし、単体では殆ど仕事をしない。
《いざ動け/Rise and Shine》
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《無のロッド/Null Rod》下での勝ち筋として検討したものの、マナファクト抜きに6マナでるのか懐疑的。「ライズアンドシャイン!オーバーロード!」と叫んでみたい。
《埋没した廃墟/Buried Ruin》
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《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》の枠で検討。一長一短。《時の篩/Time Sieve》がボコボコにされるようなら両方採用する。
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