C103出展についてのあれこれ
あけましておめでとうございます。
kuと申します。
今回は先日のC103に個人サークル「ProducerK」として参加させていただいた時のお話を少しさせていただこうと思っております。
前回は大学のサークルのコミケ担当として出展させていただき、様々な収穫と課題が見つかりましたが今回はそれが個人サークルになったことによってどのような変化があったのかという点や、全体的な感想について述べていきたいと考えています。
個人的に備忘録として残しているものであり、あまり文章も上手くないのですが、もし読んでいただける方がいれば大変嬉しいです。
それでは振り返っていきましょう。
サークル出展の目的と概要
動機について
まずこの「ProducerK」というサークルについて、これはあくまでサークルとしてのくくりを作ったもので実際は私一人の個人活動です(そうなる予定でした)。
まず今回のコミケで私は何を頒布したのかという点についてなのですが、
見ていただいての通り、デレマスのキャラクターを麻雀牌の表面に印刷した上でキーホルダーにした「オリジナルデレマス麻雀牌キーホルダー」です。
麻雀牌をキーホルダーにするという部分について、あまりイメージしづらい場合もあると思うのですが後々に登場する画像を見ていただければおそらくどういったものか分かっていただけると思います。
ではなぜ、このようなものを製作しようと思ったのか。それは、
私が一番それを求めていたから。
これが理由です。
私は麻雀が趣味でよく実際の雀卓などで遊ぶのですが、麻雀牌の柄はとても綺麗で鮮やかなものばかりです。
もちろん彫刻済みのものなので素人が安易に製作できるものでは無いのですが、いつかこの鮮やかな麻雀牌のように表面に何かしらのデザインしたものを製作してみたいという考えがありました。
特にデレマスは少し前にドンジャラが販売されたこともあって、デレマスのキャラクターが描かれた麻雀牌は自分以外にも需要があるのではないか(?)と考えるようになり、今回の製作に至りました。
今回突然個人サークルとして出展することになり「何をしているんだこいつは…」と思った方もいたと思うのですが、これが理由です。
ただ正直サークルの抽選が通るまではあまり現実的には考えていなかったような気がします。サークルとしての実績もないしイレギュラーな製作物だったので弾かれる可能性の方が高いと思っていたので…。コミケ運営の方には去年同様感謝しかありませんね。
実際の製作手順
さてここから製作過程の話に入っていきます。
今回実際の製品の製作をツクトコ様に依頼させていただきました。↓
こちらが本当に凄いサービスでして…。
1個からでも発注が可能になっていて、しかも800円という価格。
私は今回3種類を10個ずつ発注したのですが合計でも1万500円という大安値で仕入れをさせていただくことができました。
普通麻雀牌にオリジナルの柄をつけようとすると1個でも万越えが普通なのですが(彫刻の場合なので単純に比較はできないですが)、こちらでは大変安くサービスを提供されておりました。
私以外にも今回のコミケで麻雀牌キーホルダーを販売していたサークルがあり、麻雀オタクにとっては最高のサービスなのではないかとすら思ってしまいますね。
仕上がりも素晴らしかったです。本当にありがとうございました。
イラストに関して
ここでイラストについても触れていこうと思います。
実は今回、1人でデザインを行う予定だったのですが何か味気がないということであるお方に声をかけさせていただいたのです。
それが昨年、今年と弊大学のアイマスサークルが頒布していた会誌の表紙、裏表紙のイラストを担当してくれていた後輩Mさんです。
昨年書いたnoteにも登場したMさんですが、今年もご協力していただきました。先に述べさせていただきます、本当にありがとうございました。
正直依頼した時期が時期だったので断られると思っていて、ほぼ諦めていたので快く受け入れてくれた時は本当に救われる気持ちでした。
その後キャラなどの選定を行い、イラストを送っていただいたという流れで今回の準備が進んでいきました。
余談なのですが、
この輿水幸子、めちゃくちゃカワイくないですか?
デレマス×麻雀という特徴を捉えつつも幸子の可愛さは失わない、それでいて公式が出すようなイメージとはまた違う新たな路線を見たような気がして送られた時に1人で感動していました。
かなりのタイトスケジュールでの依頼となってしまっていたのですが、このクオリティを出されてしまうともう頭が上がりませんね。
これを言うのはあまり良くないのかもしれないのですが、Mさんの幸子とりあむのイラストを見ることができた時点でサークル申し込みした価値があったなと正直思ってしまいました。
Twitterのアイコンにも設定しました(何の話?)
発注、設営、そして出展当日
商品到着後
まず悩んだのが展示方法です。
前回は本だったのでイメージしやすかったのですが、今回のキーホルダーはあまり同人即売会でも見かける機会が少なく悩ましかった印象です。
Twitterで「コルクボードとイーゼルを利用した展示方法が良いですよ!」という優しいお声をかけてくださった方がいたので、
丸パクリしました。
他に10円以上に特化したコインケースやカードスタンドなどをダイソーで購入し、設営の準備はここでひと段落です。
昨年、私のミスで前日に準備する羽目になってしまった釣り銭も反省を生かし今年は3日前に全ての金種を揃え、準備万端でいよいよ31日を迎えることとなりました。
値段設定について
今回の1個あたりの原価が350円となっていてそのままの値段ではお釣りに50円というコミケではなかなか面倒臭い端数が発生してしまうため、300円、400円、500円の中から考えることになりました。
利益を出すのが一般的なのは承知の上で今回300円に設定させていただいたのは、この「利益」の部分に自分自身が魅力を感じていなかったという理由があります。
コミケの目的は商売ではなく同人文化を継続し、広めていくことだと考えていて、私は商品を受け取っていただいた時のあの笑顔を見にビッグサイトにきたいと思い、またサークル側として戻ってきたという経緯がありました。
この麻雀牌キーホルダーを誰よりも気に入っているからこそ色んな人の手に渡って欲しかったという意味も込めて原価よりマイナスの値段設定をさせていただきました。
お金はまたバイトなり仕事なりで稼げば良いのです。
昨年サークルで出た時点で個人で出したら赤字になることは明白だったので正直どうでも良くて、それよりも今回買ってくれた方が「これ凄い良いですね!」と言ってくれたことが本当に嬉しかったです。
私は多分商売やんない方が良いです。
当日
遂に当日、大晦日です。
ビッグサイトに行く前に腹ごしらえ。
朝マック、素晴らしいですね。健康的で理想的な朝食です。
さて到着しました。
昨年に比べて少し遅く行ったのでやや混んでました。
すっと入れるのもサークル入場の恩恵です。
リストバンドをもらって…
設営はこんな感じになりました。↓
持ってきた名刺も含めてかなりまとまりの良い感じにはなったのではないでしょうか。
あとこれだけ書いておきますね。
私の買い出しでの凡ミスにより針が若干長い画鋲がコルクボードを突き抜けてしまいかなり危なかったです。
今後こういった形でキーホルダー等を出展される場合は、針部分が短めの画鋲を用意した上で丁寧に設営をすることを推奨します。
お客さんに針が刺さることは角度的にほぼないですが、何らかの原因でコルクボードが倒れたりすると一気に危険になるので注意しましょう。
いよいよ冬コミ開幕です。
デカめの列に面していたのでゾロゾロと目の前に列がなされていきます。
正直昨年も午前中はそこまで売れなかったのでかなり油断して一緒に来てくれた慶應大学アイマス研究会の後輩Kくんとダラダラ雑談をしていたのですが…
「これください」 「ありがとうございます!」
「これ全種類ください!」 「わ!ありがとうございます!」
…
結構買っていただけてびっくりしました。
普通に想定外です。
さらに時間が経過していき12:30頃になると、
まさかの幸子が売り切れ、他の2種類も残り1個になるなど嬉しくもあり困惑もするような状況になってしまいました。
予想していなかったです、もう少し余裕があると思っていたので…。
本当にありがたいことです、多分見ていないと思うのですが買っていただいた方、本当にありがとうございました。
そして…
14:00頃に完売しました。
密かに目標にはしていましたがまさか本当にこうなるとは…という感じです。
持ってきた在庫は各種類8個とかなので全然大したことではないと思われるかもしれないのですが、正直自分では嬉しいと思ってしまいます。
すみません、ここだけは素直に喜ばせてください。
とにかく一緒に来てくれたKくんとイラストでとてもお世話になったMさんに良い報告ができて本当に良かったです。
今回売り切れた後も見に来てくださった方がいて申し訳ない気持ちになりました。次回以降出展するかどうかはまだ未定ですが、もしあるのならばこういったことのないようなんとか運営していきたいですね。
素晴らしいコミケの思い出となりました。
余談
実は今回他のスペースでバイト先の先輩の方が出展するサークルの手伝いに来ていた関係でお会いできたり、同じバイト先の別の方や慶應大学アイマスサークルの方が来てくれたりと何かと出会いが多くてずっと楽しかった印象です。個人サークルだったのでずっと孤独になるかなとか思ってたんですけど良い意味で予想を裏切ってくれました。
終了後
今回は他のサークルを回る予定もほぼ無かったので、早めの解散となりました。
なんか去年より凄い疲れてましたね。
しっかり寝たはずなのに…。
毎年この瞬間はなんかこう感じるものがありますね。
ビッグサイトは年間に10回以上は来ているのですが、冬コミ後の人混みと帰り道の年末感は一層のエモさを感じさせます。
国際展示場駅があり得ない混み方をしていたので豊洲駅まで歩きました。
去年まであんな感じじゃなかったんだけどなぁ…。
そういえばなんかバスみたいなのが流行ってましたね。
BRT、次回もしあったら検討します。
豊洲駅で解散、帰宅してコミケ終了となりました。
帰宅後にめちゃくちゃ疲れた影響で体調悪くなって心配だったのですが、元日に16時間寝たら治りました。良かったです。
問題点とまとめ
問題点
正直特筆すべき点はほぼありません。
強いていえば在庫と売り上げの兼ね合い予想くらいですが、これは経験によって身につくものだと思っているので次回以降出る時にまた色々と試行錯誤していけたらって感じですね。
宣伝に関しても今すぐの改善は難しいような気がしています。
Mさんのイラストが素晴らしかったことが売れた大きな要因となっているので、私単体でさらに上を目指すとなると画力を付けるか、デザイナーになるかの2択です。
でも絵はいつか勉強したいですね。
まとめ
コミケを通じて今年も様々な方と関わることができて本当に幸せでした。
同人誌即売会の魅力はそこも一つ大きいと思います。
来年以降…どうなんでしょうね。
やる意欲がまた夏に湧けば…って感じなんでしょうけど正直今回の手応えがかなり良かったので前向きには考えています。
何より自分が一番デレマスの麻雀牌を求めているので…笑
公式がとち狂って出してきたら辞めますが、そうならなければまたいつか出たいというのが本音です。
昨年のnoteに「また来年ここに戻って来られれば良い」と書いていたのですが、無事帰ってくることができてとりあえずは一安心ですね。
あんまり書いてると長くなりそうなので最後に写真を貼って終わりにしたいと思います。
長々とここまで読んでいただきありがとうございました。
新年早々色々なことが各地で起こっておりますが、助け合いながらまずは自分が出来ることを一個一個やっていきましょう。
レポートも期限前に一個一個やりましょうね。自分。
それではまた。
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