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最初は千葉県 釣ケ崎海岸

眼の前に広がる水平線 島影も一層の船もない!!

瀬戸内で育った私は、外海に広がる海というものをあまり見た記憶がない。
海といえば、漁船や運搬船、旅客船が行きかい、その航路を決めるかのように点在する島々を思い浮かべてしまう。
けれども、ここの海は端から端まで、ずうっと海面が続き、砂浜から海、そして空へと広がっている。ほかに眼に入るのは、そとうみから押し寄せる高波を求めて訪れたサーファーの人影がまばらにあるだけ。それも立ちはだかる波の前には、小さな点でしかない。
その遙かなる水平線から陽は昇り、星が周回していく。朝陽が上る前の金星の美しさはひと際だった。
九十九里ビーチライン(県道30号)沿いにある乗馬センターでは、引き馬での海岸散歩を楽しんだ。馬を引いてくれたベテランのスタッフさんによると、彼が子供だった頃より、砂浜がぐんと狭まったとの話。浜から海に向かって突き出ている防波堤の先、波打ち際から数メートル沖のあたりまで、砂浜が続いていて、「子供の足だったからかもしれんが、走っても走ってもなかなか海にたどりつけんかった」とのこと。温暖化のせいなんだろうか?


日の出
サーファー
馬の背から海を望む

上総一ノ宮 玉前神社(たまさき じんじゃ)

JRの駅名にもなっている由緒ある神社さんは、駅から海岸とは反対方向に徒歩3分。ご本殿は、黒漆塗りの権現造りという見た目にも珍しい社殿。
いつでも汲めるご神水の横には、地味に水琴窟があり、玉砂利の上を裸足で歩くはだしの道(かなり痛い!)。神楽殿はよく見る朱塗りで本殿と対照的。
「鎌倉殿の13人」で印象深かった上総介廣常の顕彰碑もあり、授与所には御朱印をもらいに来る人もけっこう多い。
ちょうど9月に伝統行事の例祭があるそうだが、私が訪ねたのはちょうどその翌週…😢。ご祭神の玉依姫命ゆかりの神々が神輿に乗って釣ケ崎海岸に集い、上の写真の鳥居を次々にくぐるご神事は1200年以上昔に遡る伝承に基づいている。【千名余りの男たちが上半身裸で神輿を担ぎ、九十九里浜を疾走する様は圧巻】だそう。一度見てみたいなぁ。

出汁が最高!!  イワシのつみれ汁

泊まったホテルの朝ご飯は、和洋とりどりのバイキング。
これがめちゃうま!! 😋 地場の葉野菜たっぷりのサラダや、海が近いから、魚がおいしくて、カツオのたたきに鯵のなめろう、地はまぐりの酒蒸し、地魚の焼き物。魚介類がたっぷり入った【九十九里飯】も【貝のお粥】も美味しかったけど、私のイチオシは、【イワシのつみれ汁】💛つみれも柔らかくて美味しかったけど出汁が旨味たっぷりで最高。
お腹いっぱいで洋食にまで手が伸びなかったのが心残り(笑)

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