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【香港99日間 #5】重慶大廈に潜入してアンダーグラウンドな雰囲気を体験!

仕事で香港に中期滞在することになりました。滞在中に経験したことを発信していきます。旅行やお仕事で滞在される方にお役に立てれば幸いです。


重慶大廈(チョンキンマンション)とは九龍半島のメインストリート、ネイザンロード沿いにある雑居ビルです。周囲には比較的新しいショッピングセンターがある中で、異色な雰囲気を放っているスポットです。

重慶大廈の場所
ネイザンロードの大きな交差点に位置する

実は私は重慶大廈には数年前に訪れたことがあり、今回は2度目です。当時ネットで何も知らずに一泊1400円の格安の宿(ゲストハウス)を予約したのですが、地図を頼りに場所を探したところ重慶大廈の中でした。中は薄暗い雰囲気で「とんでもない宿を予約してしまったな・・・」という印象でした。怪しげなものが売っていたり、客引きがしつこかったり、怖い思いをしながら名前を頼りに宿を探しました。しかし、どれだけ探してもそのゲストハウスは無かったのです。

案内所

案内所の人に聞いても、そんな名前のところは無いと言われ、最終的に近くの別のホテルをとりました。そのホテルは同じネイザンロード沿いでしたが10倍以上の値段でしたが、なんだかホッとした記憶が心に残っています。安全をお金で買うというのはこういうことなんだということを身をもって知りました。

あれから数年が経ってからの再訪でしたが、今回はそこまでの危なさを感じませんでした。自分が経験を積んだからなのか、重慶大廈自体が変わったからなのかわかりません。実際に家族連れや、女性だけのグループが入っていく様子を見ました。

ゲストハウスに入ろうとする人々

エレベータホールにはゲストハウスの一覧が書かれています。このような案内が3つぐらいあるエレベーターホールごとにあります。いったい何種類入っているのでしょうか。

様々なゲストハウスが入っている

上の階はこのようにゲストハウスになっていますが、1階には様々な種類の店が入っています。

まず重慶大廈の入口付近には両替所がいくつか並びます。両替所は街中にもたくさんありますが、特別レートが良いわけではありませんが、割と多くの人が利用しているようでした。

重慶大廈の入り口付近に両替所が並ぶ

そして奥に入るとSIMカードやUSB充電器などのガジェットを売っている店が2,3店舗あります。私はここで日本の家電のプラグを香港のコンセントに挿すためのアダプタを購入しました。単純な構造なので、壊れたりしないだろうと・・・。5HKDだったので日本円で100円弱ですね。

SIMカードやUSB充電器が販売されている

さらに奥に行くと野菜や日用品、食べ物などが売っている店があります。このあたりはなかなか買うのに勇気がいります。

様々なものを販売している商店

ちょうどこのあたりでお腹が空いてきたので、勇気を出してカレーを食べてみることにしました。店の様子を見た感じ衛生管理も問題なさそうでした。

メニュー
チキンと卵が乗ったドライカレーとミルクティー

ドライカレーとミルクティーをオーダーしました。全部で50HKD。日本円にしたら1000円弱ですが、香港という立地と円安であることを加味したら本来はそんなに高いものではないでしょう。

肝心の味は・・・予想の遥か上をいっていました。ほんとうに美味しかったです。チキンも柔らかかったですし、スパイスの組み合わせも絶妙でした。お腹も壊しませんでした。きちんとした店構えで出せば、もっと高い値段にしても全然売れそうです。後で調べたところパキスタン料理のようです。

そこまで危険な場所ではなさそうですので、少しアンダーグラウンドの雰囲気を見てみたいという方にはオススメのスポットです。ただし、調べてみると色々と危ないことがあるようですので、自己責任で深入りせず楽しんでいただくのがよろしいのではないでしょうか。

聽日見!


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