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【香港99日間 #77】香港でバーベキュー!

香港でバーベキュー!?と思われる方もいらっしゃると思いますが、香港の方はアウトドアで楽しむのが大好きです。普段はビルが密集する大都会の中で生活しているので、開放されたいという気持ちがあるからだそうです。10月と11月に香港で知り合った方にバーベキューに連れて行っていただきました。日本との違いを紹介したいと思います。


連れて行っていただいた場所は大埔(Tai Po)のバーベキュー場です。大埔は下の地図の赤丸のあたりのエリアです。地図の下の方に香港島が見えるので、遠そうですが、金鐘(アドミラルティ)から地下鉄で30分程度で行けてしまいます。

大埔は香港の中心部と比べると落ち着いた場所で、駅前も建物の高さが低めです。バスで少し行くと、非常に長閑な雰囲気になります。ビーチや山もあり、海水浴やハイキングも楽しめる場所です。

バーベキューをしたのは手ぶらでBBQができる場所です。道具が全て揃っていて、肉や魚介や飲み物が取り放題でした。料金も一人あたり200香港ドル(一人3800円弱)とリーズナブルでした。(同信士多というお店です。気になる方は https://www.yl.hk/tssbbq/ を御覧ください) 。

肉はすでに味付けされていて、串にささっていて、後は焼くだけですし、魚介もエビやイカ、フィッシュボールなど、何でもある感じでした。どれも美味しく、特に肉の味付けは絶妙で、柔らかくジューシーでした。

今回のバーベキューに限らず、香港で食べるお肉は本当に美味しいです。肉を食べていた期間が日本より長かったからでしょう。調理方法が洗練されているのかもしれません。

日本でバーベキューをする場合は、ほとんどの人がビールを飲む感じになりますが、なぜか香港の人はあまりお酒を飲みません。飲む人もいますが、少数派ですし、一缶飲んで終わりです。その代わり何を飲むかというと、お茶かジュースです。色々な飲み物があって、その中にはお茶、ジュース、炭酸飲料、アルコールがあって、たまたま飲みたいものを飲んでいるという感じです。

別に健康に気を遣っているわけでもなく、アルコールが飲めないわけでもないのです。ほとんどの人がシラフなままですが、全然盛り上がっています。なぜ飲まないのか聞いてみると、特にこれといった理由はないようで、あまりアルコールを飲む習慣がないようです。これも飲茶文化から来ているのでしょうか。

よくよく考えると、日本では大勢が集まって楽しむときは、全員が一杯目がビールというのが逆に不思議な感じがしてきました。アルコールもワインや日本酒、ウイスキー、焼酎など色々なものがあって、なぜビールなのでしょうか。日本人が日本酒を飲むならまだ分かりますが、なぜビール?ここで、「自分は烏龍茶で」といえば「飲めないの?」とか「禁酒しているの?」とか理由を言わなければいけませんし、一杯目から「自分はワインで」というと、ちょっと浮いてしまう場合もあります。各自、好きなものを飲めるのは香港の良いところかもしれません。


バーベキューでは「王老吉」という飲み物が定番らしく、各テーブル2,3人はこれを飲んでいました。もちろん日本では見たことがない飲み物です。中身は甘いハーブティーです。砂糖が入った紅茶をさらに甘くして漢方っぽいフレーバーを出した感じです。火照った身体を冷やす効果があるそうです。後で調べたところ肌に良い効果もあるそうです。日本人にあまり受け入れられなさそうな味でしたが、飲んでいるうちにハマってしまいました。

香港の人はお酒を飲まない代わりに本当によく食べます。今回のバーベキューもお昼ぐらいから開始して、夜まで続き、2食分食べながら仲間でワイワイ楽しみました。途中から参加する人や用事があって帰る人もいて、お互い自由を尊重しつつも、家族を友人を大切にする文化を感じました。

聽日見!


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