らび

生きづらい人間。眠れない時に書く。

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生きづらい人間。眠れない時に書く。

最近の記事

未成熟な思考回路と不安定な情緒。

十代って不思議だ。 自分が他人とは違った人間で、みんな楽しそうなのに自分だけが辛い気持ちを抱えていて、誰にも理解されないこの世でいちばん可哀想な人間だと思っていた。 馬鹿馬鹿しい話だが、本気でそう信じて疑わなかった。 「可哀想で孤独で異質な自分」に陶酔していた。 ひょっとしたら、割と多くの人が通る道かもしれない。 今になって考えると絶対にそんな訳はないのだけれど、未成熟な思考回路と不安定な情緒しか持ち合わせていなかったから、そうやって自我を保っていたのだと思う。 何も

    • 死にたい私へ。

      私は、心から安心出来る場所が欲しかった。 いつ、どこにいても、心から安らげることなどなかった。 人生で初めて、「守られている」と感じたのは、中学生の頃入院した精神病棟のベッドだった。 学校に行かなくていい。誰にも責められない。 何もしなくていい。何も考えなくていい。 部屋には余計な物も無い。電子機器が持ち込めないので余計な情報も無い。薄ピンク色のカーテンと木目調のベッドと机。持ち込んだ数冊の文庫本。 私が初めて心から感じた安らぎは、そんな場所にあった。 現実と切り離さ

      • 低気圧と希死念慮。

        低気圧が嫌いだ。 頭が痛くて、吐き気がして、身体がだるい。 その上、過去の嫌な記憶がいつもに増して鮮明に蘇ってくる。 動悸がして眠れずに、今日も朝を迎えた。 低気圧が嫌いだ。 あいつは希死念慮を連れてくる。 何も辛いことなどないでしょう?悲しいことなどないでしょう? 今日だって、どこにも行かずに何もせずに眠っていていいはずなのに。 それでも死にたい。 「死にたい」から逃れられない。 けれど、実行に移すこともできない。 「死にたい」訳ではないのか。それなら、この感情は一体

        • 檻。

          目が死んでる。薬の飲みすぎ。 今日もやりすぎた。明日こそは外に出ないと。 でも玄関の前に誰か立っている気がする。外に出たら殺される気がする。 物音が怖い。光が怖い。暗闇も怖い。 昼間は遮光カーテンを閉めて、夜は電気をつけっぱなし。外に出られない。怖い。何も買いに行けないから、今日も飲み物だけ。 誰かが見てる。人の顔が見える。 怖くて仕方ない。盗聴されてる。でも一体何のために? 現実逃避のために、手首を切る。腕を切る。太もももついでに少し。薬を飲む。効きが悪ければ鼻からい

        未成熟な思考回路と不安定な情緒。

          「愛されたい」という病。

          常に愛されたいと願っている。無条件の愛に満たされたくて仕方がない。 厄介なことに、私のこの欲求には底が無い。これまでの人生で、私を愛してくれる人が誰ひとりいなかったとか、そういう訳ではないのに。 「愛情」という、曖昧で形の無いものに振り回され一喜一憂し、満たされることの無い飢えと癒されることの無い渇きに苦しんでいる。 私にとって「愛されること」は、「自分の価値を実感すること」だった。家族、友人、恋人…。自分以外の誰かの言動に、自分自身の価値を見出す。私は私の存在価値が分から

          「愛されたい」という病。

          リストカットとオーバードーズと。

          いつものように眠れないので、ふと思い出したことをここに書いてみようと考えついた。 あくまで私の、少し昔のお話。 始まりは中学生だった。「リストカット」という言葉は知っていたし、それが一体どのような行為かもなんとなく分かっていた。けれど、痛いことが大の苦手だった私は、そんなことをしてみようと思ったことはなかった。 しかしその頃、体調不良で学校にあまり行けなくなっていた私は、どんどん気持ちが沈んでいった。周囲の目も気になるし、何か言われているかもしれないし。ちょうど精神科にも

          リストカットとオーバードーズと。