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魚釣りの90%はカンタンな結び方を1つだけ覚えれはなんとかなる。

釣糸の結び方って難しそう?
簡単で強いやり方をご紹介しまっせ。
魚釣りって難しくないんですよ。

一度はやっちゃう失敗

先日書いた投稿で、チョイ投げの場所選びを誤ると地球にひっかかって3秒で釣りが終了すると書きました。

同様によくある失敗で、
チョイ投げようとしたら仕掛けだけが飛んで行って0秒で釣りが終了した。

ということがあります。

これよくあるんですよ。
私のTwitterのフォロワーさんで、今まさに釣りを覚え始めという方もやられていました。私もまだ初心者だった頃にやったことがあります。

なぜこういうことになるかというと、ちゃんと糸が結べていないから。

チョイ投げでもサビキ釣りでも、釣りをするからには糸を結ばなくてはできません。

そこで結び方を調べようとすると、いろいろな結び方が出てきます。
こんなにあるのか、というくらい種類があります。

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図を見るとなんだからウネウネしていてよくわからない、真似してみてもうまくできているかどうかわからない。
初めて釣りをするという方は、釣り糸が結べているというがまだ養われていないのです。

実は、めっちゃ簡単な結び方を1つ覚えるだけで、魚釣りの90%はなんとかなります。ホントです。なんとかなります。
ゴチャゴチャ言うやつは黙ってろ、ここは超初心者講座だ。

しかもその結び方は強いのです。
よくある初心者向けの結びとされるユニノットやクリンチノットより強いのです。

私はエサ釣りのときは、その結び方しか使わないことが多数です。
それで困ったことはあんまりないのです。60㎝のマダイだって獲ったよ。

そんなスゴイ結び方。その名もチチワ結び。

全部結ばなくても仕掛けは作れる

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これはスナップ付きヨリモドシと呼ばれる釣り具です。
開け閉めができる金属の金具(スナップ)に無限に回転する部品(スイベルやサルカンやヨリモドシと呼ばれています)がついた道具です。
スナップ付きサルカンと呼ばれることもあります。
私はサルカンと呼びますので以下スナップ付きサルカンとします。

これと釣り糸を結ぶことができれば、スナップどうしを接続していくだけで仕掛けが完成するのです。

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市販の「釣り仕掛け」や「天秤」、「オモリ」は最初からこのスナップがついているか、スナップで接続しやすいような輪っかが付いているのです。
どうだすごいだろう。

つまりスイベルスナップさえ取り付けれることができれば、チョイ投げだろうがサビキだろうが胴突きだろうが、ほとんど自由に仕掛けを作ることができるのです。

なんなら仕掛けについてるスナップをチチワ結びで作ったループに引っかけるだけでもOKです。

>説明<

ではチチワ結びを結んでみましょう。
釣り糸では透明で写りが悪いので、ここでは毛糸を使ってやってみます。

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ここまででほぼ完成、あとは締め込みます。

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できました。余った糸はカットしてください。

ほらかんたん。釣り糸に輪(ループ)を作ることができました。

これにスイベルスナップを接続してみましょう。
同じく毛糸で説明するのでサルカンに通りません、クリップを代用しています。

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なんということでしょう。
こんなに楽に接続できてしまいました。

この結び方がどのくらいの強度があるのか過去に計測したことがりますが、ラインの強度に対して90%ほどの強度があります。すげえや。

シンプルで破綻がなく、金具に糸が2本で掛かっているので強いのです。

この結び方で投げて糸が切れるようでしたら、糸に傷が入っていたか、オモリの重さと糸の太さのバランスが悪いかのどちらかだと思います。

この結び方が万能とは言いませんが、まず初心者がやってみる釣りであればこれでなんとかなるでしょう
ちょっとしたルアーでもイケます。

まず初手に覚えるのはコレで十分です。
それ以外の結び方は、覚える必要がでたときに覚えればいいのです。

あまり魚釣りを難しく考えなくても大丈夫!!ということです。

動画で見てみよう

とはいえ、画像ではどう指を動かすのかがわかりません。
黄色の毛糸は輪郭がわかりにくいので見難いかもしれません。

ということで、わかりやすい動画を見つけてきました。

東海地方を中心に展開している釣り具のイシグロさんの動画です。
素敵な動画をありがとう!

こちらの動画ではチチワをノベ竿の先端についているリリアンに接続する方法として説明しています。

ノベ竿とはリールを使わない、竿”だけ”の竿です。先端にリリアンと呼ばれる紐がくっついているので、そこに釣り糸を巻き付けて使います。

ということはチチワを覚えれば仕掛けを作るどころか、ノベ竿への接続もできちゃうのです。これはお買い得。

さらにもう1つ。
スナップ付きサルカンをチチワ結びに接続しなくても、仕掛けについているスナップをチチワのループにひっかけて使っても良いのです。

金属パーツが1つ減るので仕掛けがすっきりします。
実際にそうされている動画がこちら。

釣り餌のパイオニア、マルキユーさんの動画でその様子がわかります。
素敵な動画をありがとう!

竿を伸ばして、糸を通し、チチワ結びを作って、仕掛けを接続し、エサを入れて、魚を釣るという一連の流れがわかります。

しかもこちらの動画、チチワ結び以外の結びはやってません
しかも1回だけ。
チチワ結びだけ覚えておけば魚釣りが成立するのです。

私もエサ釣りの場合で、よほど凝った仕掛けが必要か、めちゃくちゃ繊細な釣りをするようなときでなければチチワ結びでやっつけています。

あまり魚釣りを難しく考えなくても大丈夫!!ということです。

おまけ・パロマーノットも似たようなもんだぜ

エサ釣りの場合はほぼ困らない、と言いました。
ルアーフィッシングの場合、困らないときもあれば、困るときもあります。
スイベルとの接続が完全に固定されていないため、それだけ結びに遊びがあります。これが困ることがあります。

ところがどっこい、チチワ結びができれば定番のフィッシングノット、
パロマーノットまであと1歩です。

やってみましょう。

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ほらできた!
え? 全然違うって?
いや、似てますよ、マジです、やってみればできますって。

動画で見てみればわかりやすいですね。
動画はユニチカフィッシングラインさんのものです。

この結び方もすごく強いので、ルアーをやるときかなり役にたちます。

おまけのさらにおまけですが…。
釣りがわかってきたらプロアングラーのヒロ内藤さんのパロマ―ノットの講座はとても参考になります。

同じノットでも結び方ひとつで強度がかわるのです。

ちなみに、ヒロ内藤さんは宇宙飛行士の向井千秋さんの弟です。びっくり。

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