銭湯は日本人の心 8/22〜⑤
銭湯。
風呂場の作りが簡素だった子どもの頃のわが家では、近くの銭湯に冬場だけ通っていた。
もう50年前のこと。
既にその風呂屋は影も形もなく、アパートか何かに変わってしまっている。
飲ませてもらえなかったビンのコーヒー牛乳、
女湯は右側、
髪を濡らして見た、帰り道の満月。
童謡「月」を大声で歌ったっけ。
https://note.com/c2bk/n/ne36320fca242
人間の記憶とは不思議なもので、子どもの頃の記憶の何と鮮明なことでしょう!
50年ぶりに通う銭湯は、かつての故郷のそれと、それほど変わりないことがしっかりと思う事が出来た。
ただ、現代風なところが、洗い場ひとつひとつにシャワーが設置されている。
ただ、家庭とは違いシャワーの持ち手から伸びるホースはない。
ダイレクトに持つ部分が洗い場の上部にくっついているのだ。
初めて見た時私は思わず、
「ほぉ~っ」と
声を出していた笑
銭湯の、昔との相違点を無意識に探す自分がいる。
(かつて行っていた所でもないのだが)
外からの入り口は全て共通で、番台の後にそれぞれ男女の暖簾がある。
(昔は玄関から男女別々で、番台は男女共通だった)
カギつきロッカーもあるが、衣服を入れる大きな丸い脱衣カゴもある。
(「メゴ笹洗濯カゴ」と言うそうな)
https://www.taketora.co.jp/voice/takekago/sentakukago.html
ドライヤーは3分で20円。
昔から経営している美容院にある、イスとセットになったドライヤーもある!
何より私がちょっと感動したのは、お寺の天井と同じようなマス目の作り。
https://kinarino.jp/cat8/33174
観光地のように龍の絵などは施されていないが、しっかりと作られた建物と想像した。
(田舎町の子ども時代の風呂屋にはなかったな(^_^.))
まだまだ、発見はあるけれど、
もう15回ほど利用させてもらって、声をかけてくれるばあちゃんも出来た。
給湯器が直らないこともやっぱり困るのだが、なんだか日本人て良いな〜なんて思えて、秋を楽しんでいるよ。
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