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Qさんの参考になる本棚(o^^o)ノシ

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また読み返したくなるような、とても参考になったお話。
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#古典がすき

「挑戦」と「失敗」が歓迎される時代は目の前に来ている(『春秋左氏伝』定公十三年)

今回取り上げるのは『春秋左氏伝』定公十三年からの言葉。 医者たるもの、三回は肘を折るよう…

人生を豊かにする中国古典の名言#56

【今日の名言】 優れた人を見たら「あの人のようになりたい」と考え、良くない人を見たら「自…

人生を豊かにする中国古典の名言#55

【今日の名言】 徳のある人は財産を使って自分を向上させようとし、徳の無い人は自分の身を犠…

年初の目標設定は「やりたいこと」の断捨離と優先順位決めが大事(『大学』経一章)

今回取り上げるのは『大学』経一章からの言葉。 物事には根本と末節、そして始まりと終わりが…

大事なのは、ただ学ぶのではなく、学びと実践を繰り返すこと(『論語』公冶長篇)

今回取り上げるのは『論語』公冶長篇からの言葉。 まだ学んだことを実行できていない間は、さ…

どうにもならないことに心乱されるのはもうやめにしよう(『荀子』王覇篇)

今回取り上げるのは『荀子』王覇篇からの言葉。 まっすぐな木を立てて、その影が曲がることを…

人生を豊かにする中国古典の名言48

【今日の名言】 自分のことを知るのが真の知者であり、自分のことを愛するのが真の仁者である、という意味。 今回は知者について書こうかなと思います。 『孫子』には「彼れを知り己れを知れば、百戦殆うからず」という有名な言葉があります。 相手のことだけではなく、自分のことを知ることが大事なのだ、という意味ですが、まさしくこれは知者の考え方ですよね。 孔子や荀子も、同様に「自分自身を知ること」に一定の価値を置いていました。 例えば、孔子が大切にしていた価値観の一つである「忠

未完成だからこその良さを楽しめる、そんな大人になりたい(『菜根譚』後集百二十三)

今回取り上げるのは『菜根譚』後集百二十三からの言葉。 花は五分咲きを見るのが良く、酒はほ…

人の可能性は不断の努力と学習によって切り開かれる(『荀子』勧学篇)

今回取り上げるのは『荀子』勧学篇からの言葉。 刻んでいる途中でやめてしまうと、腐った木で…

人生を豊かにする中国古典の名言44

【今日の名言】 遠い将来のことを知りたいなら、まずは今日のことを明確にしなさい、という意…

仁は真心と思いやりの心で出来ている(『論語』里仁篇)

今回取り上げるのは『論語』里仁篇からの言葉。 私は仁の道を貫いてきたのだ、という意味。 …

疑うべきときに疑うこともまた真心である(『荀子』非十二子篇)

今回取り上げるのは『荀子』非十二子篇からの言葉。 信ずべきことを信じるのが誠であり、疑う…

小さな一歩を着実に積み重ねるということ(『老子』六十四章)

今回取り上げるのは『老子』六十四章からの言葉。 九層の高台も一杯の土を積み重ねることで起…

完成していないからこそ、人は無限の可能性に満ちている(『老子』四十一章)

今回取り上げるのは『老子』四十一章からの言葉。 偉大な器が完成するには途方も無い時間がかかる、という意味。 日本では「大器晩成」という四字熟語で知られています。 しかし、もともとの『老子』を読むと現代とは意味が異なっていることが分かります。 原文の文脈に合わせるのであれば、これは無限の可能性について述べた言葉。 つまり、偉大な器はいつまでも完成しないものだが、永遠に未完成だからこそ偉大であり、無限の可能性に満ちているのだ、という意味です。 この四十一章は「道」のあ