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届け キケン

12        キケンナアソビ

18禁ソング大好き 笑

この歌詞に出てくる「口だけ」はあっちの意味が込められていますね?違いますか? 恋人なら分かるんですけど言わせたいんですよ。笑


ここでの主人公は
「始めから終わってるならどのみち後腐れない」と突き放される
主人公自身も 割り切っているはずなのに心が擦り切れて揺らいでいる

相手は「君だけ」とか口ばかり(いろんな意味で)
こっちは「信じてる」とか めんどくさいこと言わないし 口だけ(いろんな意味で)じゃないのに
何してももう意味ないな とあきらめる。

Aメロでは気をつけて
Cメロでは火をつけて
たばこの火 気持ちの火 行為への火 いろんな火があって

「あたしの気持ちに火をつけて」にも
「あたしのこんな気持ちを燃やして消して」にも受け取れる

どちらかといえば後者でしょうか?


「身体で繋ぎとめて揺れる夜を超える」ことを夢みたい と思っているところは

そんな日を夢見ているなんて馬鹿みたい

または

その時間が夢のように儚くて一瞬の出来事。そんな夢にしがみつく自分が馬鹿みたい

のどちらにも受け取れる。

そんなバカみたいなあたしを見ないで
良い子は早く帰って と

温かい自分の家に帰る子どもと対照的に
自分の家にいても帰る場所(気持ちの行き場)がない女性

官能的なストーリーに合わない童謡の「夕焼け小焼けのチャイム」がより
黄昏時(物事の終わりも意味する)の孤独な艶姿をした女性を引き立てている

そんな情景がありありと目に浮かんだ

そんな風景に
「それでもいいから好きでいさせて」と「好きでもなんでもないのに」
という両端のメッセージが込められている気がして キケンで美しい風景だなぁと感じた

曖昧で不確かで自分自身もわからず混乱しているから、とりあえず燃やして。そんな感情。


好きじゃない の強がりと自分でもよく分からない本音。その場限りの相手に対して、そういう関係でいいと割り切ったつもりで本音はそれ以上を求める。でもやっぱりこんな関係でいることに心地よさを感じる。


首から上の関係になりたいけどなりたくない
けど これ以上の何かを求めたい
なにを 求めているのかもわからない

という 曖昧で不確かでキケンで
何とも言えない感情の波が押し寄せる感じが苦しく切ない

首から上 首か下 で伝わる関係の描写がたまらなく好き


アウトロの「夕焼け小焼けが真っ赤に燃えて」の部分では
相手に対する悲しさ 心細さの表現であるように思えた。自分自身の燃えた気持ちではないのではないでしょうか。
こういった感情はブルーな感情ともいえて、真っ赤 とは対照的

ここではあえて真っ赤 と表現することで
悲しさなどのブルーな気持ちが炎上して
真っ赤に燃えあがっている様が表現されているように感じた

「この感情を殺したくて燃やしたい」という
主人公の感情も隠れているようにも思える


「この道をまっすぐ行けば帰れるから」
「良い子は早く家に帰りましょう」

ここの「帰る」は同じ言葉だけど
ぜんぜん別物に感じさせる


官能的で苦しく切ない一曲 まだまだ解釈の余地があって
いろんな感情と情景が目に浮かんで 心地のいい苦しさをも感じる


この主人公が この先 夕焼け小焼けを晴れた気持ちで聴く日がくるといいな、、、

ナイトオンザプラネット 展開になって「なんかちょっと思い出しただけ」になればいいけれど、なんとなく、しがみつきすぎてる気がするので、、多分こないかな?


読んでくださってありがとうございました

届け 変な文章


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