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外資系コンサルの知的生産術
・情報収集をする前に、「相手がどこまで知ってるか」を理解した上で、「どうやって新しい付加価値を生むか」を考える。
・「新しさ」には「広さ」と「深さ」の2通りある。相手の問題意識の枠組みを意識したうえで、どっちで勝負するのかを先に決める。
・上司やクライアントと一番話したくないときこそ、一番話さなければならないとき。
・相手の期待値とズレが発生しそうなときは、「納期」「クオリティ」「コスト」のどれかを妥協しなくてはならない。
・プロフェッショナルとは、80%の力でクライアントを満足させ続けられる人。置かれている状況、作業者のスキル、テーマの難易度に応じて適切な「ミニマムライン」を設定する。
・インプットにおいて、インタビューなどの他者が介在するものは時間がかかる。事前に「これだけははっきりさせたい」という問いを明確にしておく。
・いい質問は、よいアウトプットに直結する。インタビューガイドを作成していいアウトプットを引き出す。
・インタビューによって得られた情報をもとにして、どのようにスライドやレポートを作成するかを事前にイメージしておく。
・学習曲線(インプット量×学習効果)を立ちあげるためには、一定の臨界量を超えるインプットが必要。逆に言えば、臨界量を超えた後のインプットは学習効果は薄れる。
・知的生産物のクオリティは、異なるポジションを取る人と摩擦を起こすことで磨かれていく。知的生産のプロセスではまず、頭の中にストックしてある関連情報や類似事例を掘り返して、ポジショニングを取る。
・1時間考えても答えが出なかったら、思考力や思考量に問題があるのではなく、「問いの立て方」や「情報の集め方」に問題がある。
・「手が動かない」「言葉が出てこない」状態に陥ったら、それは「考えている」のではなく「悩んでいる」。
・「いい答え」は力ずくで探し出すのではなく、自然と目の前に現れる。
・思考の総量は、「考える時間の量」よりも、「考える回数」によってきまる。
・「検討する」「推進する」「強化する」「実践する」「注力する」「連携する」などの抽象行動用語は使わない。関係者間で「具体的に明日から何をやるのか」がイメージできるように具体的な行動用語を使う。
・表現フォーマットには、動画・写真・図表・文章がある。
・Whyは、「事実」と「示唆・洞察」から構成される。
・質問には質問で返す。
顧客が質問するときは、それは本当の意味での質問であることは少なく、反対意見や懸念の表明であることが多い。質問が出た際には、その質問の背後にある真意をくみ取る質問をこちらから投げかける。
・知的ストックを厚くすると、洞察のスピードと精度が高まる。洞察力とは、「目に見えない背後で何が起きているのか?」「この後、どのようなことが起こりえるのか?」という2つの問いに対して答えを出す力。
・アイディアとは、既存と既存の組み合わせによって生まれる。
つまり、アイディアの数は、インプットの量の比例する。
・アウトプットは、What Why Howの三つの要素で構成される。
・4つの脳のモードを段階に応じて使い分ける。
「分析」:複雑に絡み合った事例を一つひとつの要素や成分に分け、その構成を明らかにする
「統合」:断片的な情報を組み合わせて、新しい示唆や意味合いを生み出す
「論理」:結論の妥当性が保たれるように推論を積み重ねていく
「創造」:積み重ねを省いて一気にゴールをイメージする
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