10/3(木) ちゃんと鞄の中に折り畳み傘が入っていたけど、最寄りのバス停より一つ前で降りて傘を刺さずに帰る。職場を出るまで我慢していた涙が溢れていたけど、だんだん強くなる雨とイヤホンから流れる曲のテンポで楽しくなってズンズン歩いた。ズンズンという擬音に相応しい歩き方を是非想像して欲しいし、気が向いたらやってみて欲しい。 拳を握りしめて大きく腕を振る。住んでいる町の中では都会の方なのに私の家までの一本道はほとんど街灯もなく真っ暗だから、人目を気にする必要もない。泣きたい時は
お洒落をすることが大好きなのにそれがひどく虚しく感じるときがある、私がどれだけ着飾っても哀れで惨めで馬鹿馬鹿しいだけのように思えるときがある。ここ数年見た目を気遣うことと距離をとっていたのもきっとそれが理由だ。ファッションの道を諦めたのは結局のところ逃げなのではないかという考えが浮かばないようにそうしたのかもしれない。 "推しが表紙を飾る雑誌を買う"ことでファッション誌に触れる機会が生まれる。好んで見ていたはずのハイファッションはやたらと奇抜で私にはまるで馴染みそうにない。
2024年4月6日 天気:くもり いちばん大切な人が生まれた日。 まず夜行バスを逃すところから始まる(前代未聞log)。 楽観的でなんとかなる思考の強さゆえのこの失態であったが、同じく楽観的でなんとかなる思考の強さゆえに無駄にしたかと思われた夜行バス代はすぐに自分のエンターテイメント性に昇華される。大笑いしてくれる家族に感謝である。健やかに眠りにつき、少し出遅れたこの旅行(以下 𝑷𝒓𝒊𝒏𝒄𝒆𝒔𝒔プロジェクト)のはじまりの音楽はSEVENTEENの「Lucky」だ。シャッフル
主語デカは注意が必要である。にも関わらずキムミンギュという人は「世界」やら「地球」やらデカいのがよく似合う。それはもちろん彼自身が物理でデカいだけではこと足りない明確な何かがある。 去年の今頃、光に形を与えたらミンギュさんになったんだ と残したのを覚えている。光が満ちているのに、影を押しやることのない光。 植物は光の場所をよくわかっている。太陽であろうと蛍光灯であろうとそこに向かってぐんぐん育つ。それゆえに傾いてしまうこともあるし、他の葉が邪魔をして全体に、平等に、行き渡ら