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【統率者/EDH】『クリエイティブ・エネルギー』をちょい足し改造してみた【18枚入替】

どうも、くろです。今回の記事は以前取り扱ったモダンホライゾン3構築済み統率者デッキ『クリエイティブ・エネルギー』の改造記事です。元々完成度の高いデッキでしたので、今回は入れ替え枚数 20 枚以内の縛りの下、デッキ改造を行ってみました。最終的にどのようなデッキになったのか、どうぞ最後までお付き合いください。


20枚入れ替え、どこからきた?

今回いきなり 20 枚縛りを持ってきましたが、これは過去にMTG 公式で連載されていた『射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」』の第 6 回で、公報の格内さんが提案されたちょい足し改造のルールを参考に設けた縛りです。元々のルールはこちら。

・統率者には『統率者(2014年版)』に収録されたプレインズウォーカーを使用すること。
・『統率者(2014年版)』のデッキから20枚までカードを入れ替えてもOK。
・入れ替え可能なカードは『ミラディン』以降に発売されたことのある、新枠デザインのカード。(例えば『Duel Decks: Anthology』や『From the Vault: Annihilation』、『統率者(2013年版)』などのセットからも使用可能。 )
・追加でカード購入する場合はお小遣いで買える範囲で工夫すること。

 この特別ルールを「格内フォーマット統率者(2014年版)」と名付けてみました。

射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」第6回:ちょい足し改造デッキで遊ぼう!

こちらのシリーズは、古の名プレイヤーで、今はデュエル・マスターズ(DM)の開発を指揮されている射場本さんが、統率者の構築論や本場アメリカでの楽しみ方など分かりやすく紹介されたもので、今読んでも面白いので未読あればとてもお勧めです。

このコラムに限らず、当時公式から発信されていた文章コンテンツのクオリティは、今読んでも遜色ないものが多数あります。時間があれば是非読んでみてください。20枚縛りのお話もしたところで、早速デッキリストに行きましょう!

デッキリスト

入れ替えカード紹介

今回は、入れ替え枚数がこれまでと比べて少ないので、入れ替えした全カードについて個別紹介やってみたいと思います!

クリーチャー(8枚)

《 魂の導き手》

現在、モダンのボロスエネルギーアグロで活躍中の一枚。ゆるい誘発条件でのエネルギー獲得だけで十分なのに、それに加えて戦闘時に3エネルギー支払えば、攻撃クリーチャー1体に+1/+1 カウンター2個と飛行・カウンターをプレゼント。《サティア》など攻撃誘発能力持ちに回避能力を追加できる点が秀逸です。1,200 円。

相性の良いカード:《発明の天使》、《つむじ風の巨匠》、《天啓のスフィンクス》、《マイアの戦闘球》

《ブラザーフッド・スクライブ》

金属術が達成できれば、タップだけエネルギー・カウンターを毎ターン供給してくれるシステム・クリーチャー。エネルギーを得るたび全体強化してくれるので、一枚で複数回エネルギー・カウンターを得られるカードと高相性。後述のカードと複数トークンを生成できるカードが組み合わさるとシャレにならないくらい打点が上がります。100 円。

相性の良いカード:《魂の導き手》、《抽出機構》、《石の偶像の製造機》、(フェッチランドも採用するならば、)《乱動の地図作り》

《荒れ模様のストームドレイク》

ジェネリック《金粉のドレイク》。エネルギー・カウンターを支払わず、疑似除去のように使うことも可能です。500 円。

《シンス・エラディケーター》

エネルギー獲得 or 衝動的ドロー、またはエネルギーを消費して3点火力と選択肢が豊富。アーティファクト・クリーチャーなのでデッキの多くのカードとシナジーを形成します。400 円。
相性の良いカード:《偵察》、《巨岩の門》、《不安定な護符》

《反射魔道士》

かつてスタンダードやモダンで猛威を振るった3マナクリーチャー。戻されたクリーチャーは次ターン唱えられない点が非常に強力です。《サティア》でコピーしたい一枚。100 円。

《Dr. マジソン・リー》

アーティファクト・呪文を唱えるたび、エネルギー・カウンターを得る誘発型能力と、エネルギーを支払うことで利益を得るタップ能力を3種持った伝説のクリーチャー。Fallout コラボの統率者デッキ『科学の力!』の看板統率者です。今回デッキに採用されているアーティファクト・呪文は全部で 29 枚なので、エネルギー・カウンターも多少は供給してくれるでしょう。200 円。

《掘削機、マザーロード》

ゲーム後半になるほど、戦場に出たときにエネルギーの大量獲得が見込めるアーティファクト・クリーチャー。攻撃時誘発での土地破壊も強力ですが、ブロック制限効果もかなり重宝しそう。150 円。

《Vault 0のベヒモス》

こちらも《マザーロード》と同じくFalloutコラボ出身のアーティファクト・クリーチャー。本体スペックもさることながら、死亡時に任意のエネルギー・カウンターを消費してパーマネント破壊が可能。死亡誘発ということは、《サティア》でコピーしてエネルギー・カウンターを支払わなければ毎ターンパーマネント破壊装置に早変わり。100円。

インスタント(2枚)

《電気放出》

《蓄霊稲妻》

どちらも 3 エネルギー獲得した後に、エネルギーを消費した任意火力をクリーチャーに(《電気放出》ならプレインズウォーカーにも)飛ばします。当時のスタンダードで《蓄霊稲妻》を使っていた身からすると、《電気放出》は強すぎて分けわかりませんw小型の除去に使って、エネルギーをほかに繰り越せるとグッドですね。それぞれ、200 円と100 円。

ソーサリー(1枚)

《空の怒り》

執筆時点、モダンのジェスカイコントロールでも活躍中の全体除去。エネルギー・カウンターが事前に貯まっていればなんと 2 マナで全体除去も可能!できるだけ、自軍が有利になるように支払うエネルギー量を調節してあげましょう。1,500 円。

エンチャント(4枚)

《偵察》

アサシン・クリード コラボで再録されるおかげか、ぐっとお求めやすくなりました。攻撃誘発クリーチャーと相性抜群、普通のクリーチャーであっても警戒付与よりも強いまである。統率者をつづけるなら、今、これを買え!(割とまじで)100 円。

《静牢》

エネルギー・カウンターが安定供給出来るなら、1マナでパーマネントなら何でも永続的に除去可能なエンチャント。単体で使っても 2 ターンは持つのでその間にエネルギー供給ラインを確保しましょう。200 円。

《霊気紛争》

エネルギー・カウンターを得るたびに、どこかにその個数分のダメージを飛ばせるエンチャント。紛争達成している場合は、さらに2点上乗せ。《ブラザーフッド・スクライブ》同様、複数回エネルギー獲得イベントが発生するカードが高相性です。200 円。

《完全なる統一》

《霊気紛争》同様にカウンターを得るたびに、バトル以外の対象に個数分のダメージを飛ばします。こちらはエネルギー・カウンター以外のカウンターでも誘発します。今回のデッキであれば、+1/+1カウンターに反応してくれますね。英語版が日本語版に比べて倍値以上します。700円 。

アーティファクト( 2 枚)

《巨岩の門》

攻撃誘発能力のお供。2 マナと軽いので、《サティア》を唱えるまでに設置しやすくていいですね。《完全なる統一》と同じく、英語版が非常にお高い一枚。1,000 円。

《友なる石》100 円。

他プレイヤーのコントロールしている土地を参照して、出せる色マナが決まるマナ・アーティファクト。統率者戦では全員が《統率の塔》などの多色土地を使用するので、概ね任意の色マナが出せるアンタップインのマナ・アーティファクトです。今回のデッキでは問題ありませんが、無色マナは出せない点には注意。100 円。

土地( 1 枚)

《ヘリオス1》

1 マナを 1 エネルギー・カウンターに変換してくれる土地。エネルギー・カウンターを消費して土地以外のパーマネント破壊が出来る能力もグッド!200 円。

入れ替えたカード(18枚)

《解体爆破場》
《平地》3枚
《山》
《騒乱の発端、グレンゾ》
《超稼働の電術師》
《霊気圏の収集艇》
《アクローマの意志》
《高名な装置技師、ケイス》
《金線の競走車》
《シルバークイルの講師》
《質素な命令》
《テルカーの技師、ブルーディクラッド》
《焼却の機械巨人》
《切望の宝石》
《軍団の忠誠心》
《爆破の巨体》

最後に

というわけで、ちょい足し改造のデッキリストと採用カードの個別解説をやってみたわけですが、いかがだったでしょうか。

ちなみに今回の入れ替えカードの総額は執筆時点での晴れる屋調べで 6,700円でした。ちょうどモダンで活躍中のカードもあり、入れ替え枚数に対して値段がちょっとかさみましたね。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。読んでくださった方に少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです。それでは次の記事でお会いしましょう。

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