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【統率者/EDH】『クリエイティブ・エネルギー』で統率者戦をはじめよう
どうも、くろです。
皆さん、統率者戦楽しんでますか?今回は先日発売されたモダンホライゾン3(MH3)構築済み統率者デッキ、『クリエイティブ・エネルギー』の紹介記事です。先週末、早速MH3でアップデートしたデッキを持ち寄り卓を囲んできたのですが、そのとき使用した無改造の『クリエイティブ・エネルギー』のプレイ体験が構築済みデッキそのままとは思えないくらい充実したものだったので、是非紹介したいと思い筆を執りました。一風変わった統率者デッキ紹介ですが、どうぞ最後までお付き合いください。
デッキリスト
統率者紹介《霊気の俊英、サティア》
![](https://assets.st-note.com/img/1718711327043-4DRqMNKYPy.jpg)
《霊気の俊英、サティア》はジェスカイカラー(青赤白)、4マナのクリーチャーです。タフネス5と素で火力除去にある程度の耐性があるがよいです。パワー3とそのままでは統率者ダメージでの勝利は難しいため、能力を生かして戦っていくことになります。そして、その肝心の能力は以下の通りです。
威迫、速攻
霊気の俊英、サティアが攻撃するたび、あなたがコントロールしていてトークンでもこれでもないクリーチャー最大1体を対象とする。それのコピーであるトークン1つをタップ状態かつ攻撃している状態で生成する。{E}{E}を得る。次の終了ステップの開始時に、そのトークンのマナ総量に等しい個数の{E}を支払わないかぎり、そのトークンを生け贄に捧げる。
実際使ってみての感想ですが、《サティア》かなり使いやすいカードです。コピーして戦場に出す時点では、コスト制限が無いんでいくらでもしゃぶり尽くせます。ぶっちゃけ、カジュアル卓なら結構無双できるんじゃないですかね?戦闘が必須の能力なので、必ずコミュニケーションが発生してくる点でも個人的に高評価です。
統率者も確認したので、次はデッキ全体でよいところを見ていきましょう!
構築済みデッキ『クリエイティブ・エネルギー』のここがすごい!
その1: 統率者の能力でお手軽アドバンテージ
《サティア》がマナ総量4ということで、4マナ以下のカードを見てみると、優秀な戦場に出たとき能力持ちが複数採用されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718716724097-9p9jAXd99t.png?width=800)
特に、《真面目な身代わり》は、あえてエネルギー・カウンターを支払わないことで毎ターンドローマシーンとなり、使わなかったエネルギー・カウンターは他の大技の元手に充てることが出来ます。《スカイクレイブの亡霊》はエネルギーカウンターを支払わないと相手にクリーチャートークンを差し出してしまいますが、《太陽の指輪》などの強力なカードが処理できるのであれば、それも些細なことでしょう。
その2:エネルギー・カウンターでコスト踏み倒し
エネルギー・カウンターを使ったコスト踏み倒しというと、真っ先に思い浮かぶのは《霊気地の驚異》ですが、このデッキにはこれ以外にも複数のコスト踏み倒しカードが採用されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718715988931-DjxxjSg9qj.jpg)
それは、《激震の目覚め》と《色めき立つ猛竜》の2枚です。
![](https://assets.st-note.com/img/1718716466649-Zm7PXZ9L0f.png)
単体で見てしますと2マナ以下のコスト踏み倒しに見えてしまうかもしれませんが、どちらもマナ総量分のエネルギー・カウンターが支払えさえすれば、どれだけ重量級のカードであっても踏み倒し可能です。このデッキ、とにかくエネルギー・カウンターは簡単に獲得できるので、これら2枚のカードで激重コストを踏み倒すこともできてしまうのです。
その3:構築済みデッキなのに無限コンボ搭載(しかも2種!)
まず一つ目の無限コンボは無限コンバット。必要なカードは、《霊気の俊英、サティア》、《稲妻駆け》、《霊気の精錬所》の3枚です。
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上記の組み合わせの場合、攻撃の度《サティア》の能力で好きなクリーチャーをコピーすることが出来ます。このとき、《救済の巨像》か横にいると全軍に破壊不能がつくため、より安全にコンボを遂行できますね。
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《霊気の精錬所》がなくても、横に《霊気海嘯の鯨》がいれば、《鯨》をコピーし続けることでエネルギー8個を供給し続けることが出来ます。
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2つ目のコンボは無限トークン生成。必要なカードは、《抽出機構》、《つむじ風の巨匠》、《ゴンティの霊気心臓》の3枚です。
![](https://assets.st-note.com/img/1718715598191-QaKb5YD7TF.png?width=800)
このとき《抽出機構》は《イゼットの発電装置》、《霊気の精錬所》、《霊気嵐のロック》でも代用可能です。インスタントタイミングで決めるきめることが出来るコンボなので、自分のひとつ前のプレイヤーの終了ステップにコンボを決めて、自ターン空からの一斉攻撃で一気に勝利してしまいましょう!
ピックアップカード 《オーロラの変幻者》
![](https://assets.st-note.com/img/1718717516069-n8qHuJl481.jpg)
オーロラの変幻者がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはその点数に等しい個数の{E}を得る。
あなたのターンの戦闘の開始時に、{E}{E}を支払ってもよい。そうしたとき、あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体を対象とする。オーロラの変幻者は、この能力と「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはその点数に等しい個数の{E}を得る。」を持つことを除きそれのコピーになる。
《オーロラの変幻者》はどんなクリーチャーでも{E}{E}で変身できてしまいます。そこで、あえてメイン1にクリーチャーをプレイしそれをコピーすることで、後続に疑似的に速攻を持たせるような使い方もできます。また、0-1マナのクリーチャーに変身した《オーロラの変幻者》を《サティア》でコピーし残すことで、次ターン以降に重量クリーチャーのコピーを定着させるためのエネルギー・カウンターを節約するというものを挙げておきます。
構築済みデッキ『クリエイティブ・エネルギー』のここがよくない…
ここまで、いい点をたくさん挙げてまいりましたが、このデッキ実際のところすべての統率者入門者におススメできるデッキとは言い難いです。それは何故って?
トークンとカウンターの管理がめんどくさい!!!
とにかく、これなんですよ。しかも、トークンが固定のトークンじゃなくて、コピー・トークンだからほぼ毎回違うものを準備しなきゃならないし、
さらにそこに《オーロラの変幻者》が絡んだりすると…
総括
『クリエイティブ・エネルギー』は無改造でもカジュアル卓で十分戦える
非常に強力な構築済みデッキです。複数のトークンやカウンターの管理が必要になるため、MTG はじめたばかりの人には勧めずらいですが、ルールに慣れてきた中級者以上の方が統率者戦(EDH)デビューするのであれば、うってつけの商品ではないかと思います。今回発売されたMH3統率者デッキの中では収録内容で一番影の薄い不人気なデッキですが、このデッキで得られるプレイ体験は決してほかの3つのデッキに劣るものではないと確信しています。エネルギー・カウンターという独自性の高いギミックをフィーチャーしたこのデッキで、統率者デッキをはじめてみるというのはいかがでしょうか?
今回も、読んでくださった方に少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです。それでは次の記事でお会いしましょう。
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