見出し画像

ボカロ(広義)のAmazonレビューみるとおもろいのでオススメ

こんにちは。歌声合成ソフト30種くらい扱える「くろ州」です。

皆さんは歌声合成ソフトを購入するとき「レビュー」見ますか? 私はどんなソフトでもどうせ使うのでレビュー気にしてないのですが、普通は利用者の声聞きたいとこありますよね。

でも、Amazonにある歌声合成ソフトのレビューって、参考になるものとならないものがあります。的外れなのもあるよね。

今回はそんな歌声合成ソフトのAmazonレビューをレビューしていきます。

ピックアップするのは星4以下レビューのネガティブ要素だけです。

※「いいレビュー」は「製品説明に書いてない情報」「買うまで分からない情報」が書いてあるものとする。

VOCALOIDシリーズ

GUMI V4 Native

初心者にはむずい

分かる。何が難しいかも書いてあって、「アクティベーションが大変」とか「Editorは別」とかが引っかかったみたい。これはGUMIのせいではなくVOCALOIDのせい。V4 Nativeの声質がダメとかではない。アクティベーションって作業、DTMやってないとほぼ出会わないもんね。

ルカV4X

・PiaproStudio立ち上げがめんどい
・再生がラグい
・セキュリティソフトのせいでPiaproStudioがDAWに認識されなかった
・サポートがクソ

最初のPS立ち上げめんどい人は多分、作曲勢ではなくカバー勢だと思う。PSは中国語版ミクと最新のミクNTしかスタンドアロン対応してない。カバー勢はいちいちDAW立ち上げるよりもスタンドアロンの方が楽なのでこういう感想になるんだと思う。

「再生がラグい」のは条件見てみると、CPUは問題なさそうだけど、SONAR上で動かしてたのでSONARのせいかもしれない。ただ、VSTなのでDAW立ち上げた状態でラグくなりやすいのは普通にあるかもしれない。

「セキュリティソフト~~」の人とサポートクソの人は同じ人。インストール上手くいかないときにセキュリティソフト切るのは割と普通にあるテクなので自分で気付いてほしい感はある。レビューの文章も荒かったのでサポートに嫌われた感がないでもない。知らんけど。

リンレンV4X

・V6の方が自然
・少年の声に聞こえない
・アクティベーションできなかった
・ルカに比べてEVECが少ない
・一部発音が苦手
・PSが使いにくい

「V6の方が自然」:当たり前。でもレビューとしては価値がある。

「少年の声に聞こえない」:これはおそらくオタク文化の文脈を持ってないゆえの感想だと思う。オタクじゃない人にとっては非常に価値ある情報。

「アクティベーションできなかった」:これ、レビューからは原因が分からなかった。0とOをミスったとかありそう。実際、私もフォントは工夫したほうがいいって思った記憶ある。

「EVEC少ない」:これは事実。先にルカ買ってる人にとっては特に価値ある情報。

……ルカV4Xのレビュー全体的にレビューとしてとても価値があるの多かった。

ミクV4Xバンドル

・付属のマニュアルだけでは厳しい
・設定がだるい
・PC慣れてない人には導入もむずい
・箱がベコベコ
・インストールムズイ
・アクティベーションややこしい
・スタンドアロンじゃない
・Amazonで買うと高い
・最新のMac OSで動かないし、デモの品質もそんなに良くない
・インストールできない
・プログラムが動かない
・インストールムズイし起動しなくなった
・MIDIリアルタイム入力できない
・インストールムズイ
・マケプレで買ったプロダクトキーが「登録済み」だった

「マニュアル」:これはあるかもしれない。ミクのせいではない。歌声合成ソフトはどんなものでも「ソフトの使い方」を見ただけでは上手に使う方法は分からない

「設定がだるい」:頑張れ。他のジャンルのソフトウェアと比較して項目が多いわけではない。

「箱ベコ」:製品のせいではない。参考にしなくていい

「インストール・アクティベーションムズイ」:これ、本当に多い。ガチで多い。多分VOCALOIDで挫折する人の半分はここで脱落する。事実として他のDTM製品と比べて難しいとは言えないが、多分ターゲット層がDTM場慣れ民じゃないから、改善したほうがいいのは確かだとは思う。

「最新Mac」:これ多分時間がたてば解消する。でもSONICWIRE登録したほうがいいのに気付くのは難しいとも思う。

「MIDIリアルタイム」:ボカキューならできる。PSでは「対応する」って話は合ったけど今どうだったか分からない。でもこれは有益なレビュー。

「マケプレ」:なんか詐欺にあってるな。ミクのせいではない。公式ショップがあるのにマケプレに行く意味はマジでない。行くな。やめとけ。絶対いいことない。1.5万でミクが手に入るか、1万円をどぶに捨てるか選べ。前者だろ。

ガイノイド勢(V4Flower/ヒメミコ)

・Mac非対応
・表情音源(Soft系)が欲しい
・癖があるのでちょいムズい

なぜかMac非対応というレビューが多い。そうだったっけ? と思って調べてみたけどMacには対応している。謎。一応「Cubaseを使ってる場合は対応Mac OSバージョンが古くなる」という仕様はあるらしいから、これのせいかもしれない。

「表情音源」:欲しい。レビューに描くことではない。

「癖ある」:分かる。主観レビューは有用。

ゆかりV4純穏凛

・ExVoiceは別で買えるぞ
・V4Editorがついてない
・声が悪い
・シリアル番号が入ってなかった

「ExVoice」:レビューではないけどレビュー欄にあるとありがたい情報。ExVoiceは別で買えるぞ。

「V4Editor」:これも重要情報。ゆかりのせいではない。別途買ってくださいと言いたいところだが売ってないんだなこれが。ヤマハぁ!!!!

「声が悪い」:私は全然思わないけどこれも重要レビュー。主観は商品説明に絶対に書いてないのでレビューに書いてもらいたいんだ。

「シリアル」:生産段階でミスがあったか、なんか変なところに挟まっているか。お問い合わせください。

MEIKO V3

・英語の表情音源がなく、日本語音源と併用しにくい
・V4Editorが欲しい

「英語音源」:これかなりいいレビュー。最高。使ってないと分からない情報だし、もちろん製品説明にも書いてない。よすぎる。ありがたい。

「V4Editor」:PSが付属しているのでなくても全然いいけど、V4E欲しいのも分からんではない。MEIKOのせいではない。

SynthVシリーズ

SynthVスターターパック

・UIが見にくく、使い勝手も気になる
・MIDIや楽譜が読めないと無理
・動作が不安定
・ボカロ曲っぽいのは苦手
・オンラインヘルプが薄い
・音源DLにクレカ情報入力が必要だった
・包装が裂けてた
・箱がぼこぼこ
・クラッシュして使えなくなった
・外国語を入力するとうまく歌ってくれない

「UI」:これは数人いた。いいレビュー。SynthVはアプデがかなり多いので、指摘部分はすでに解消されてたりもする。レビューを見るときはタイムスタンプにも注意しておくべきだと思う。

「MIDIと楽譜」:当たり前。SynthVのせいではない。MIDIはともかく楽譜は義務教育でやるんだから読めなさい。

「動作」:このレビューには書いてなかったけど、PCのスペックとかも込みで書いてあればとてもいいレビュー。別に特に重くないので、ここ数年製のPCならドンキで買ったやつとかじゃない限り大丈夫ではあると思う。

「ボカロ曲」:これとてもいいレビュー。SynthVのせいというよりAIのせい。あくまで苦手なだけだし、SynthVは他のAI系に比べてもボカロっぽくするのは比較的得意だけど、それを知らないとこういう感想になるのは妥当。

「ヘルプ薄い」:分かる。そしていいレビュー。ヘルプ自体は買わなくても見れるけど、買ってもないソフトのヘルプとか普通見ないし、買ってから気付くことなので。

「外国語」:これはレビューとしては有益だけど古い情報。度重なるアプデで(音源にもよる部分はあるけど)外国語もかなりうまく歌える。

Ryo

・Amazonで購入後すぐにDLできなかった
・サポートは日本語めちゃくちゃ

「Amazon」:多分、購入してからDLボタンが表示されるまでかなり待たされたってレビュー。SynthVのせいではない。

「サポート」:私はサポートに問い合わせたことないから分からないけど、レビューとしては有益。普通はサポート問合せしないし、レビューの文も荒かったので嫌われた疑惑がないではない。今は改善されてるかもしれない。知らんけど。

AIマキ

・声が低く女の子らしくない

「声低い」:全く同意できないけどレビューとしては有益。1オクターブ低く打ち込んでるんじゃないか? 「声低い」って表現は「ピッチが低い」って意味以外に「声が若くない」みたいに使う人もいるけど、マキの声は普通にジェンダー高め(=若め)なはず。

かりせん

・声が苦しそう

「声が苦しそう」:同意できないけどレビューとしては有益。全文見た感じ、単純にCeVIOの出音が好きな人なのかなって印象だった。

Saki AI

・女性ボーカルは多いので不利

「女性」:レビューではない。

CeVIOシリーズ

CeVIO CS(本家組パケ)

・歌声がささらしかない
・英語がネイティブじゃない
・CeVIO AIへのアプデはできない
・歌わせるのにテクが必要
・1週間ごとにライセンス認証が必要
・起動するたびにライセンス認証が必要
・もうアプデ無い(AI時代
・VSTじゃない
・商用利用はそこそこ高い

「ささら」:事実。商品説明にあるけど、勘違いする可能性は十分あるので有益情報

「英語」:事実。そういうものじゃないんだからしょうがない。でもまあ買わないと分からないので有益情報。

「アプデ」:事実。これはCeVIO AIが登場して以降は間違いやすいポイントなので書いてあると嬉しい情報。

「ライセンス認証」:これ多分情報が古い。今ではライセンス認証は1年に1回でOK。だったはず。

AIささら

声が高い

「声」:高くない。ジェンダー感は高いかもしれない。

AI IA

・慣れるのに時間がかかる
・外国語なまり感ある
・ピッチが震えている

これ、全部超有益レビュー。商品説明には書いてないし、使わないと分からない。

CeVIO POPY

・AmazonでDLできない
・ジャケ絵で損してる
・声はいいけどあざとすぎ

「Amazon」:Amazonでダウンロード版買うの、結構不評だからやめたほうがいいかもしれない。DLできないっていうのは多分何かの勘違いだとは思うけど、UIが親切じゃないのは同意できるし、こういうレビューは何個か見かける。

「ジャケ絵」:レビューではない。ジャケ絵は見ればわかるし、ジャケ絵で避けた人はこのレビューを目にすることがない。不要。

「あざとい」:いいレビュー。使わないと分からない情報。しかもあざとさに関しては多分感覚外れてない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?