【ブログ&アフィリエイト】初心者は「ニッチキーワード&ロングテールキーワードを狙いに行け」という馬鹿げたアドバイスについて(・ω・*)

こんにちは、nukoです。(https://twitter.com/96nuko22)

毎度のことながら、コンサルとか初心者に教えますよ―的な、ブロガーを自称する初心者狩りビジネスの連中を、ただ単にぶった斬るだけの回でございます。悦に入るためだけに人を利用する害虫こそ、コロナ同様に早く消え去ってほしいものです。

まあキーワード選定は重要ょ。

キーワード、要するに検索ワードの選定が重要なのは言うまでもありません。タイトルから見出し、本文まで、どのようなKWで記事を作成していくかというのは、検索流入が多くを占める以上、これを無視していくというのはもちろんできません。

そしてキーワード選定というのは初心者が一番最初に躓くところなわけであります。まあどんなKWで最初に記事を作ればいいかなんて、はじめのうちから分かる方が珍しいでしょうし、そんな時にふとブログの作り方講座みたいなものを見てみると、「初心者の方は、まずはニッチキーワードや、ロングテールキーワードを探して、そこからアクセスを増やしていきましょう」みたいなことが良く書かれているわけです。

うん、ほんと多い。

100%間違いじゃないんだけど、ちゃんと補足しないと間違って伝わる。言葉足らずなだけなのか、書いてる人間が、先に挙げたようなただの初心者狩りで稼げてない人間なのかはおそらく後者だろうけども。

だからちゃんと解説しようかなと。

ニッチキーワードというのは検索ボリュームが少ないキーワード、ロングテールキーワードと言えば2~3語程度の複合キーワードを指します。明確な定義は知りませんが、月間に1000件以下の検索回数とかそんなところでしょうか。

でも、こういったキーワード狙いっていうのが、まあほんと意味が無いんです。ということで、このニッチキーワードやロングテールキーワード(複合キーワード)狙いがなんで意味ないのかということについて書いていきます。

そもそも上位表示されたところでたかが知れている

仮に月1000回表示されるキーワードだとして、CTR(クリック率)が5%だとします。そうしたら月間の流入なんてわずか50PVです。

PV単価という考え方はご存じでしょうか?1PVあたりおよそいくらくらいになるかというものですが、ざっくりアドセンスの場合0.1~0.3円程度です。(ASPアフィの場合のお話は後述しますよーっと)

これってつまり、1記事あたり、月にたった10円くらいにしかならないっていうお話なわけです。こんな記事ばかりが50記事くらいあって、ようやく月500円くらい。狙ってるワードが微妙すぎて、PVも上がらず、せっかくアドセンスに合格したはいいものの、振込み最低額の8000円に到達できず、数ヶ月にはみな撤退していく…。珍しい話でもありませんし、大半がこれです。

アドセンスじゃなくても物販に近いものや低単価案件についても同じです。クリック率、単価、承認率などからこのPV単価が算出できるわけですが、こんなのいくらやったところで意味が無い訳です。

情報は網羅してナンボ

上記のとおり、微妙なキーワードを狙いにいって、それが1位表示されて喜んでも別に意味なんて無い訳です。twitterにね、よく流れてくるわけです。3語で上位表示された!とか、ニッチだけど1位表示された!とか。良い大人が小学生に交じって100点取ったって、あいつ何やってんだと思いいますよね。それと同じです。

ブログなりアフィサイトなり、作る時に考えないといけないのは、できるだけ情報を網羅すること。内部リンクとしても使えますし、滞在時間の上昇、直帰率低下などのメリットもあります。当然ながらサイト全体、ページ単体としての評価もあがっていきます。

ジャンルも違う、ターゲットも違うようなキーワード狙いで、価値の無い記事をいくら書いたところで意味なんてありはしません。

ニッチ狙いなら ①記事を量産することを考える

1日の1ページ平均PVがわずか5PVだったとしても、2000ページ規模のサイトであれば1万PV/日です。月間30万PV、広告にもよりますが月3~10万円程度なら稼げるでしょう。

そもそも「ニッチ狙い=記事の価値が低い」ので、大量のページを用意し、幅広いワードで拾えるようにしていかなければならないわけです。まとめサイトなどはこの典型で、流入の多くは検索エンジンというよりはアンテナサイトからですが、ひとつの記事の価値が低ければ、そこは量産でアクセスを稼ぐというのは基本です。

当然量産するのであれば、どうやって量産していくか。外注をするのか、スクレイピングなどで半自動化させるのか。そのあたりは考えなければいけませんが、今回はそういったお話は本題から逸れるので割愛します。

ニッチ狙いなら ②高単価アフィリエイト

少ないアクセスでも記事の価値を高めるなら、広告の収益性自体を上げるしかありません。

仮に200記事ボリュームの全身脱毛に関するサイトがあったとします。ページによる差は大きいでしょうが、サイト全体で1日500PVと仮定します。1記事あたり平均2.5PVですから、SEOが難しくても現実的な数値です。

クリック率を低く見積もって5%とすれば、1日平均25クリック。ASPで一定の収益を出していると、1クリックあたり、平均してどのくらいの成果が発生するのかというEPCという数値を見ることが出来ますが、仮に平均してEPC300円の広告を掲載していたと仮定すればそれだけで1日7500円程度の収益が見込めるわけです。月換算で22.5万円です。こんなサイトを5つ持っていればほら月100万。(簡単とは言いませんけど)

もちろん承認率などもありますし、ある程度SEO対策も必要になってくるでしょう。内部リンクなど誘導も大事になってきますし、季節的な要因で収益性も変動したりしますが、結局のところアクセスが少ないのであれば、最初から高単価案件を中心にサイト構築するしかないわけです。

ごちゃまぜに考えるのは愚かなのょ

ブログをやるなら初心者はまずニッチから、3語から…と熱く語ってる情弱狩りの皆さん、ちゃんとこのあたりを分けてるんですかねぇ。まあ結論から言えば分けてなんていません。

アドセンスを勧めながらニッチワード、ロングテールワードで攻めましょなんてアホのすることです。アドセンスで稼ごうとするなら多数のPVを集めることが前提ですし、なんの考えも無しに100記事200記事書こうが稼げるものも稼げません。

結果的にニッチ・ロングテールで拾えるならそれは構わない

サイトなりブログを構築していく中で、幅広く情報を扱っていくと、自然と意図していなかったワードで拾えるようになります。たまに、特定の記事は特定の1つのワードでしか検索されないと勘違いする方もいますが、関連性が高いワードであれば普通に引っかかるわけです。

現在のSEOの基本は、流入ワードを調べた上で、そこから必要に応じてリライトなど手を加えながらサイト全体のアクセスを伸ばしていくことにあるわけです。狙ったキーワードで引っかからずとも他のキーワードからの流入が伸びるなんてことも珍しくないわけで、あえて最初からニッチやロングテール狙いで記事を書く必要なんて無い訳です。

検索ボリューム調べるとかほとんど意味ないょ

もちろん完全に意味ないってわけじゃないのだけども、そんなの調べるくらいだったら検索上位サイトのPV数調べた方がよっぽど早いと思っています。(むしろそれすら調べないでもいいこともあるけども)

結局のところ、特定のワードで上位表示されているサイトが目標とすべき対象ですし、そのサイトがどのくらいのPVをもち、どのような記事を作っていて、どんな広告を掲載してるかを見ることである程度収益も予測することができます。

実際ね、毎月1サイトくらい作っちゃってる僕ですけど、検索ボリュームなんて調べないですもん。上位サイト分析は必ずしていますけど。

一応補足。

リスティング出稿する場合とかはもちろんちゃんと調べないとダメです。

結局ね、ちゃんと考えてないのょ

ブログなりサイトなり作る時に、全体像をしっかりと考え抜いて作ってる人って少ないんですが、それじゃいつまで経っても収益性は上がる訳ありませんし、収益伸びないからみんな辞めていくわけです。

ブログ自体は出来てて、既に何記事か投入している段階、つまり運営しているタイミングで次の記事のキーワードどうしようかなんて考えるのは、最初からサイト設計が出来てない証拠です。分からないなら分からないで、上位サイトを丸ごとリライトして作り変えるくらいでも構わないんです。けどそれすらイメージできていない。

人の話をそのまま考えもせずに盲信して、ただ真似ていれば稼げるなんてそんな甘い話は無いのです。小学校、中学校、高校くらいまでのお勉強ならそれができれば優秀な生徒さんですけど、稼ぐということに関してはそんなのは当てはまりません。

トライ&エラーを繰り返し、自分の中に蓄積されていく経験と知識以外に信用すべきものは本来ないはずなのに、お利口さんはそれができない。そしてそんなお利口さんが多すぎる。

だからそういったお利口さんを利用する害虫がいつまで経っても駆逐されないわけであります。

話が大きくそれましたが

とりあえず結論として。

ロングテール、ニッチ狙いなら記事を量産、それも数百、数千単位で可能なように設計する。もしくは高単価狙いが基本となる…というわけで今回はこのあたりで。

twitterもよろしくどーぞ → https://twitter.com/96nuko22

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