銃器や火器で、人が命を落とす時代。 私は正直、この世の中を生きたいとは思わない。 自分を守るために銃器や火器を使用するということは、誰かの命を奪うことに繋がると思うからだ。 日本は幸いにも銃が規制されているため滅多に使用されることはないけれど、規制されていない国ではいとも容易く命が奪われている現状を知る。 一瞬にして命を奪われるということはどのようなものなのだろうか。 痛みを感じるのだろうか。 意識はあるのだろうか。 ずっと頭から離れない「死」の瞬間について。 い
皆、苦しい中で生きているのだから、あなたもそうしなさい。 そうでなければ、あなたはこの社会で生きられませんよ。 誰に言われた訳では無いけれど、私はこのように言われていると感じることがある。 苦しい中で生きる人々。 不安や悩みの相談をすると、だいたい、返ってくる言葉が、「私もそうだよ。」、「私の方が大変だよ」、「私だって…」などのマウントである。 多くの人達が、この社会で、苦しみを抱いている。皆そうだからで片付けてしまう社会。 この社会で、脱落していく人達。 電車に飛
4月9日は、RX-8が発表された日のようだ。 4年以上所有していて、初めて知った。 せっかくなので、なぜ私がこの車を所有することになったのかを、振り返ってみたい。 幼い頃、自宅の近くに、RX-7という車が停まっていた。1997年に発売されたタイプRS-Rという、ロータリーエンジン誕生30周年を記念する、特別限定車であった。私は、この車を一目見たときから魅了された。 なんと美しい車なのだろうか。 それから、この車に対して、興味を持ち、調べていくと、どうやらロータリーエン
小学生の頃、男友達から、お前はどの女の子が好きなの?と聞かれた。 誰が好きで、誰が嫌いで、誰が美人で、とか、比べたり、優劣をつけたくなかったから、 みんな好きだよ。 と答えた。 そうしたら、 うわ、お前女好きじゃん。 と言われた。 違うよ、こういう理由だよ。 と説明出来ればよかったのだが、説明したところで理解してもらうことは難しかっただろう。 瞬く間に、あいつは女好きだという噂が広まった。 もう面倒くさい。 私は、女の子との距離感を縮めない、好意や下心などは
仕事に追われる日々。 仕事はあらゆる感受性を奪い取ってゆく。 青空が綺麗だなとか、今日は風が気持ちいいなとか、花が綺麗だなとか、蟻が働いているなとか。 些細なことに気づく感受性を、気づかないうちに失ってゆく。 会社の車庫の近くで、トラックを停め、作業をしていたら、鳶の声がした。 「嘘だ。こんなところに鳶は来ない。」 私はそう思ったけれど、空を見上げた。 そこには、気持ちよさそうに風を掴む、鳶の姿があった。 私は思わず、作業の手を止め、鳶を見つめた。 鳶は、私の大好
社会は甘くない。 私はこの言葉が大嫌いだ。 頑張っても頑張っても認められない世の中。 「出来て当たり前」のハードルはどんどん高くなり、人が苦しめられている。 慣れは恐ろしい。 想像を超えたサービスは、感動を生むが、それが繰り返され、慣れてくると、いつしか当たり前になってしまう。 そして、サービスを提供する側も、受ける側も、出来て当たり前と感じるようになってしまう。 競争社会は、より良いものを生み出し、提供できる点については素晴らしいと思うけれど、一定のラインを超えて
小さい頃から、蕎麦を食べていたが、正直あまり好きではなかった。 麺はあまり味を感じなく、麺つゆもなんだか大人向けな感じがし、物足りなさを感じていた。 唐揚げとか、餃子とか、がっつりインパクトのある食べ物や、焼き肉など、脂っこく、味の濃いものを好んで食べていた。 年越し蕎麦なんて、食べなくてもいい。 そのように感じていた。 小さい頃から、ストレスを感じやすい体質であったので、ストレスを解消するために、過食を繰り返していた。 そのせいで、小学生の時点で肥満判定が下り、生