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「時間をお金で買う」考え方

最近ふと自分の考え方が変わってきたことに気づいた。

それは「時間とお金の関係性」について。

まずどうして変わったのか。
20歳の頃よりも年齢を重ねたから、働いてお金が自由に使えるようになったから、出産をしたから、それらも理由としてあると思う。
しかし一番影響を受けたのは合理的に物事を考える夫だろう。


お金第一の金欠時代


昔の自分は圧倒的にお金第一であった。
記号で表すなら「時間<<<<<<<お金」。
分かりやすく一言で言うなら「ド節約女」だった。

お金を少しでも出すなら時間を惜しまず使う。
例えば普通バスを使うであろう距離であっても自分が歩いて移動できると思えば徒歩一択だったり、自分で作れるものであれば料理でも裁縫でも手作りしたり、スーパーでお目当ての商品に割引シールが付くのを待ったりなど…。


しかし年を重ねるにつれて
時間はお金で買えることに気づいた。
正しく言うなら
時間をお金で買う考え方を身につけたのだ。


「時間をお金で買う」考え方

 

例えば先週の木曜日は午前午後と外での用事が立て込んでいた。
しかし合間に一旦家へ帰ろうと思っている。
この場合、お昼ご飯をどうするか。
その日は残念なことに作り置きもなければ、炊かれた米すらなかった。

二十歳の私なら「お惣菜を買ったりテイクアウトしたりするなんて勿体無い」と思い、適当に作るだろう。
もしかしたら何も食べなかったかもしれない。
しかし今回は自分が前からずっと食べたかったチャーハンをテイクアウトすることに決めた。
チャーハンを買うお金には「チャーハンの材料費や調理費・人件費などのチャーハンそのもの」だけではなく「時間」も含まれていて、買う価値があると考えたからだ。

二十歳の私であれば家に帰っても自分のためにしか時間を使わない。
合間にすることなんてスマホで無益に時間を潰すだけ。
今の私でもスマホを見て時間が過ぎるくらいなら自炊しろと思うだろう。
しかし絶賛育児中の私は家に帰ると子どもの離乳食の準備が待っているし、忙しい合間だからこそ自分のご飯を作る時間を削ってでも子どもと関わる時間を持ちたい。
お昼ご飯を購入したことで、子どもと一緒にいただきますをして食事を共にすることができ、食べ終わった後も一緒に遊ぶことのできる時間を得たのだ。

他にはメルカリの商品。
メルカリでは販売者は自分で商品の値段設定ができる。
どうしても欲しい商品があった時にどうするか。
節約思考な私は同じ商品を徹底的に調べ自分の中の妥協ラインを見つける。
自分でも無駄な時間だという自覚はあるがウィンドウショッピングが好きな私のバーチャルウィンドウショッピングだ。
もちろん「面倒」と思う人はこの時間をお金で買うこともアリだと思う。
そして販売者に値下げ交渉をする。
これで目標価格になればラッキーだがうまくいかないこともある。
前までは数百円の値下げ交渉で失敗した時は縁がなかったと買うのをやめて売れ残った場合に販売者自らの値下げ待ちをしていた。
しかし今では本当に欲しいものの場合には即購入もアリだと考えるようになった。
他の人に商品が購入されてしまうかもしれないし、早く購入できた分商品を長く使える時間をも買うことができるからだ。


時間とお金の両方かけることも


例外もある。
私は最近子どもの知育おもちゃづくりにハマっている。

私が最近作ったのは、ストロー落としやミルク缶の太鼓だ。
百均などで材料を揃えたが結構色々買ったためそれなりの値段だったし作る時間を考えると割に合わない気もする。
また同じものとまではいかなくてもボール落としや太鼓などは普通におもちゃとして売られているだろう。

ただ不思議なことに高いおもちゃよりもお尻拭きの袋のようなゴミの方に食いついている子どもの姿を見て作ってあげたいと強く思い、お金と時間の両方をかけて手作りすることに決めたのだ。

そして今日も子どもが寝静まった夜中に子どもが手作りおもちゃを見る表情はどんな顔だろうと想像しながらせっせと作る。

私の場合は大好きな家族のためなら時には時間もお金もかけることだってできる。
時には愛情は時間やお金を上回る。


最後に


お金も時間も私にとってとても大切なものなので必要に応じて天秤にかけて「時間をお金で買う」選択をしていきたいと思う。



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