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入院日記④〜分娩室へ〜

【前置き】
9/1 妊娠23週5日目。
羊水過少のため紹介先の病院を予約受診。
その後緊急入院となる。

ここでは、入院生活3日目で分娩室へ運ばれたこととその理由を書いています。

毎回1時間以上続くモニタリング

私は前回の件で、一日2回のモニタリングから3回へモニタリングの数が増えました。朝6時からお腹に機械をつけ、先生の許可が出るまで、赤ちゃんの心拍と子宮収縮の波形を観察します。

モニタリングは、朝6時、お昼の3時、夜の8時。
特に問題なければ20〜40分で終わりますが、私はなかなかモニタリングの時間が短くなることがありませんでした。

モニタリングの回数が増えたその日の夜、3回目のモニターをつけていると、また赤ちゃんの心拍で気になる部分がある(赤ちゃんが苦しくなっている)と言われ、エコーをすることになりました。

エコーの結果、赤ちゃんに問題はなさそうとのことでその日夜のモニタリングは終了。

機械をつけている時しか安心できない不安定な命。

明日の朝、私のお腹の中で亡くなっているかもしれないと不安であまり寝れませんでした。

そして、次の日の朝も6時からモニタリングが始まります。

不安ながらもおとなしく機械をつけていたのですが、また助産師さんがやってきてベッドごと分娩室に運ばれました。

今度は、分娩室でエコーと診察。

「分娩室」って赤ちゃんが生まれるところだよな…
もしかしたらこのまま生まれちゃうのかな?

そう思いながら運ばれ、エコーと診察を受けました。

この時、私は妊娠24週に入ったばかり。
24週で生まれてきた赤ちゃんが無事に成長してくれるかもわからない微妙な時期です。

診察の結果、赤ちゃんは元気そうということで、分娩室から病室に戻されました。

しかし、分娩室まで運ばれるということは、そこで何が起きてもいいように、ということだったのでは…と後から思いました。

そしてその日も、同じことが起こりました。

赤ちゃんの心拍が落ちる

夜8時のモニタリングが始まってから1時間ほど経った時、助産師さんが走ってやってきて、私の頭上のナースコールを押しました。

1人の助産師さんはモニタリングの装置をお腹に当て、赤ちゃんの心拍をとりなおします。

「体勢を変えましょう!」

「大きく深呼吸してください!」

助産師さんの迫力に押され、ただ言われたことをやるしかない私。

モニターを見ながら、「戻った!戻った!」という声が聞こえました。

そのまま、また分娩室へと運ばれ、その後1時間ほどモニターをつけて、エコーをすることになりました。

先生からの説明では、赤ちゃんの心拍は50まで落ちていたといいます。24週ごろの赤ちゃんの心拍の平均は140ほど。50では体に血液をほとんど回せていない状態だと言われました。さらにエコーでも、赤ちゃんの心拍が少し落ちているような所見がありました。

病院に入院していてもいつ失うかわからない命…。

その日からしばらくは、パタパタという駆け足のような音が鳴るたびにどうしようもない不安が私を襲いました。

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