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日本のカット料金は10,000円がスタンダードになる!?

5分くらいで読めるnoteです☆
是非みなさまご覧ください!


カット料金10,000円!?

なんじゃそりゃ?

「いや、ならないでしょ笑」

そう思う方もいらっしゃるかとは思います。

美容師さんもお客様もね。

なんで10,000円がスタンダードになるのか。

厳密なことを言うと

今後は

「カット料金10,000円に近づいていく形式の人が増えるべき」

と言った方が的確かな。

どういうこと?

システム(形式)に着目して差別化していくべきかと思うんです。


「日本のカット」を細分化して見てみましょう。


日本のカットとは、、!?

高橋的見解ではありますが、、、

「技術力は世界一」

これ間違いないと思いますよー。

なのに他の先進国と比べたら日本のカット料金は安いとも言われています。

違和感を感じるの自分だけでしょうか?

ただ、日本の美容室における「システム」の違いもあるかと思うんです。

今回はここが本題です。

システムにおける料金設定の穴。

ここはすぐにでも差別化していくべき箇所なのかと思っています。

是非ご覧ください☆


以前ギャレンニューヨークというサロンにお勤めの日本人美容師、海野学さんという方のカット講習会が高田馬場で開かれ、参加したことがあります。

所在地はもちろんニューヨークのサロンです。そこに勤めていた海野さんが色々と教えてくれました。


海野さんはカット料金が30,000円

オーナーであるギャレンさんは100,000円

デビューしたての美容師さんでもカット料金は12,000円

オーナーであるギャレンさんの顧客はアンジェリーナジョリーとかハリウッドぉ〜な方々がいるとか言っていた気がします。

もちろんニューヨークの物価もあったりはします。

ただ、この講習を自分が受けて話を聴いたの10年前の話です(余談ですが海野さんは現在ニューヨークの別サロンに在籍しています)

10年前。当時でその価格。

今はもっと高い設定になっていると思います。

確かにいい金額だよね。。

とは思いますが、ギャレンニューヨークでは日本の美容室のように

「同じ時間帯にお客様を何人も掛け持ちとかしたりしない」のです。

日本って売れっ子になってくると30分に1人、15分に1人とか、10分に1人とか予約を詰めていくんですよね。

1時間に2人とか4人とか6人とかを重ねて取っていく。つまりハイスピードでカットして、あとはアシスタントに任せたり。カットと最後の最後の仕上げだけして、お会計も他のスタッフに任せたり。


日本ってこんなやり方のところ多いです。

オーナーであるギャレンさんはしっかりと1時間を使ってお客様に対して接客だったりしっかりとしたカットをするんですよね。

ハイクオリティであったり高設定に料金を設定している美容師はそのような形と取ることが多いようです。ニューヨークでは。

ニューヨークの高価格設定の美容師の中には次のお客様が来るまで30分予約を必ず開ける美容師もいます。

一人一人のお客様をゲストとして迎え入れ、しっかりと接客をして、マンツーマンで対応していく。

アシスタントに任せる場面は料金を変えたり(例えばブローはアシスタントに任せる場合は料金を変える。安くする)そんなパターンの美容師もいます。

そもそものシステムが違う。

これは大きな違いでもあると思うんですよね。

日本は売上を上げていくために、

「価格を上げるのではなく、担当するお客様の人数を増やして売上を伸ばしていく」

基本的にこういうスタンスでありシステムなんじゃないかな?


さらに日本にとっての大きな問題は

「マンツーマンでしっかりと接客やカットするサロンもあるのに、何人も掛け持ちをしたりするお店と料金が変わらないところがほとんどである」

自分はこれが大きな問題でもあると思うんですよね。

ここです。結構な問題だと思う。

やっていること、システムが違うのに、価格がイーブンになっている。

これどうなのかと思います。

挙げ句の果てには業務委託形式のサロンがマンツーマンでさらに低価格で業界に台頭してしまったので、日本の美容業界は売上も伸びなければマンツーマン形式の価値を下げてしまったのではないかな。

いや、アシスタントいるとこもあるか。でも大体はそんな感じですよね。

あ!業務委託を否定しているわけではないですよ。以前もnoteで書きましたが業務委託形式の働き方はどうしようもない雇用体系をしているサロンに勤めるよりよっぽど良いと肯定派ではあります。否定的ではないです。

ただ、金額であったりシステム的には、美容業界全体を捉えたときには価値を下げてしまったかな?とも思います。
最近の業界の傾向を見ていると、運営が厳しくなってきて全体の値上げに踏み切る業務委託サロンも増えてきたんじゃないですかね。


料金についてもう一度考え直したほうがいいと思うんですよね。

自分たちがやっていることを分析して明確化して、価値をしっかりと把握する。価値を確立していく。


まず、何を言いたいかと言うと、

「マンツーマン形式でやるのであれば価格を上げた方がいいよ」

「上げるべきですよ」


と、言うことです。

今回「なんだよ〜マンツーマンの人だけか〜」と、対象にならないアシスタントにヘルプしてもらって営業しているスタイリストさんも一応最後まで見てね☆関係あるから。

マンツーマン形式であれば、しっかりと時間を確保して丁寧な接客、確実な技術を提供していく。

もちろん高いクオリティは当たり前ですよね。


何度もこのnoteで書いているけど、

「そもそも本物の技術がないところに高い価格というのはありません」

本物じゃないんなら適正じゃないじゃん。

マンツーマンでも、

高い技術力に対しては高い価格が適正だけど、

低い技術力に対しては低い価格が適正


自分はそう思っています。


美味しくないカレーに3,000円出さないよね。

性能悪くてダッサい車に10,000,000円出さないよね。

カッコ悪い髪型のカットに10,000円出さないよね。


だから自分ら美容師は常に技術において高みを目指していかないといけないんですよね。

時代も常に変わります。

美容師一人一人が自分自身の価値を上げていくためにも。

その努力をそもそもしていないのに価値を上げようとするのは、根本が間違っています。

自分自身の価値は自分で作って確立していくものです。

だから高い技術力をつけましょう。って言ってます。

講習会も企画しています。


今後もマンツーマン形式でやり続けていくならカット料金10,000円。

ここを目指したほうがいいかな。今届かなくてもいいです。届くように努力していって徐々に上げていく努力をすれば良いです。
まずは10分1,000円の時間単価を確実に。1時間なら6,000円。地方とかマンツーとかマンツーじゃないとかここは関係ありません。講習会のnoteにも記載していますが、まずは確実にそこを超えましょう。超えないといけないところです。
そしてマンツーマンなら10,000円を目指す。
だって、1ヶ月に担当できる人数なんて限られてるんだから。

むしろこの料金が今後のスタンダードになっていくべきです。

もちろんもっと高くても良いです。全然できます。不可能じゃないです。絶対。差別化していけばいいんです。差別化しようとしないからできてないだけです。


日本全体のカット料金は文頭にもありますが、世界と比較すると現在は安いのです。が、国内では今後確実に上がっていきます。
限りなく低価格を目指していると成り立たなくなるのが分かってきたからです。
全体的にシフトしつつあると思うんですよね。低価格帯のサロンも、もちろん今後残りますが(二極化なんで)底上げはされていきます。二極化ってどんどんアンダーが下がるわけではないと思います。中間層が一番うまくいかなくなっていくことで、アンダー自体は上がるはずです。下がり続けはしないかな。
昔1,000円だったQBハウスだって今や1,350円ですよ?
35%も時代に合わせて値上げしてます。
文中にもありましたが、業務委託系だって改定していってます。
じゃないとうまくいかなくなってきているからです。

そのうち「日本のカット料金は10,000円がスタンダードになる」

マンツーマンに限らず、全体が徐々に徐々にこの金額に近づいてくるかもよ!?

そしたらマンツーマンな方はもっと上を目指しちゃいましょう☆


今までの形式とか当たり前が変わってきているんですよね。
今までは料金がこうだった
やり方がこうだった
これが当たり前だった

そういう固定概念が強い業界かと思うんですが、全ての流れが変わってきている。

教育だってそう。
働き方だってそう。
考え方だってそう。

なんかさ、
「日本の良さは生かしながら、欧米化が進んでるんじゃないかな」

だから勇気を持って変えていきましょう。
そのために行動しましょう。

ということです。

と、今回は高橋なりの見解をnoteを書いてみました。
ご意見ありましたらDMください。



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Qoolon 高橋

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