イラストの練習をしているよ
昨日は文章を書く気分じゃないなあと思ったのでイラストを描いた。イラストを描くのは楽しい。まだ思った通りに描けない歯がゆさの方が大きいけれど。でも目を描く練習をして自分なりの目の描き方を定着させられたので、とりあえず顔はいい感じに描けるようになった。私が一番描きたいと思っているのは表情なので、目を描けるようになったことは大きな進歩だ。
それから、輪郭のバランス感も急に掴めるようになった。これまではいつも輪郭に納得がいかなかったが、口の横くらいで線を曲げればいい感じになるという気づきを得た。目の間の距離は、目の大きさと同じくらいにする。そして輪郭を描き始める場所は、目の下のラインかつ目の大きさの半分か3分の1程度外側のところ。そこから少し斜めに線をおろし、口の横くらいで曲げる。これを左右対称に行うと私が好きな感じのバランスで顔を描くことができる。
イラストを描ける人の頭の中ってどうなってるの?と思っていたけれど、こういう地道な試行錯誤があっての実力なんだなあ。改めて尊敬します。
そして上手く描けないからあまり楽しくなかったお絵描きが、今回の発見によりすごく楽しくなってきた。そう、あと丁寧に描くことも大事。そんなこと当たり前なんだけれど。でも過去の私は適当にさっと線を引いては全然上手く描けないなと落ち込んでいた。それはそう。ちょっとバランスが変だなと思ったら消しゴムで消して描き直す。ゆっくり線を引いてみる。それだけで楽しさも完成度も上がった気がした(と言っても目以外はまだ雑に描いている)。
次は髪型の描き方を勉強したいなと思っている。今は適当に描いてるだけなので。特に前髪に納得がいっていないから早く練習したい。
私の家庭は、特に小学生の頃くらいまで少し貧乏で、習い事をするという選択肢が全くなかった。まあそれは半分言い訳なのだけれど、それゆえ私は特に何もできないまま大人になってしまった。習い事をしていなくても、絵なら自分で練習できたんじゃないかと今では思うが、小さい頃の私はあまり絵に興味がなかったか、家庭が殺伐としていてそんなことをしている暇がなかったかのどちらか、またはその両方だった。だから息抜きに絵を描こう、ピアノを弾こう、サッカーをしよう、などの選択肢がある人のことを羨ましく思っていた。
でもそんなことを言っても過去は変えられないし、家庭環境も興味の変遷も仕方のないことなので、今からでも少しずつ趣味を増やしていけたらいいなと思っている。文章を書くことも好きだけれど、そういう気分じゃないときだってもちろんある。だからイラストを描くという趣味が加わったことが、今はとても嬉しい。