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どうして人は家を買いたくなるのかを、心理学で解説!

*この文章は、ボイスメディア「Voicy」にて放送した内容を書き起こしたものです。noteでは通常配信の内容をメインにお届けしております。恋愛でもビジネスでもモテるをテーマに。音声でお聴きいただける方は以下からどうぞ!


岸正龍です。今日は「人が心理学的に家を買う理由」と題しまして、なぜ人は物を買ってしまうのか、本能的な話しを交えながらお伝えしていきます。自分はどうかな、と思いながらご覧くださいね。

3つの本能タイプでこだわりが決まる

人、動物はみんなそうですが、自己保存的、性的、社会的、という本能があり、セクシャル、ソーシャル、セルフプロテクションと言われています。僕たちはみんな、この3つの生存本能を持っています。

動物はまず自分の命を守らなくてはならない。それで自己保存があり、次に種を存続させるために性的、セクシャルの本能があり、最後に、人間は社会的ですから、ソーシャルと言われている社会的な本能がある、とされています。

この3つはみんな持っていますが、そのなかでも1番2番3番と順位がかわってきます。

このなかで家、住まいに直結するのは『自己保存本能』でしょう。自分を守るところ、家が1番巣に近いです。動物でいうと、命にかかわるため巣がどこにあれば安心かなど、巣にこだわります。種を存続することと、社会的に生活をすること、この2つは住まいに直結はしていません。0ではないですが、3つの生存本能のなかでは、自己保存本能が高い人が、そういった理由で住まいや家にとてもこだわりがあります。

みなさんはいかがでしょうか。住まいに対してもこだわりがある方は、自分の健康、あるいは貯金、そういう命を守る、巣を守っていくことに興味を持ちます。

こうして、家にかぎらず、人が何かを買いたいという動機には、生物学的な衝動が絡んでいます。8個絡んでいるので、ライフフォース8(LF8)、ライフに力を与える8つのこと、というように表現されています。8個ご紹介しますね。

人生(ライフ)に力を与える8つのこと

1番、生き残って人生を楽しんで長生きしたい
2番、食べ物、飲みものを味わいたい
3番、恐怖、痛み、危険をまぬがれたい
4番、性的に交わりたい
5番、快適に暮らしたい
6番、他人に勝り、世の中に遅れをとりたくない
7番、愛する人を気遣い、守りたい
8番、社会的に認められたい


以上8個が、人間が何かを買いたいと思う動機。8つの生物学的な衝動です。そして、家というのは、この8個全部を網羅しています

ほかの商品は、8個の要素を全部持っていないことが多いですが、家にはこの8個全部が入っていますので、「一生のうちで家を買いたい」という強い気持ちが人間の中にあると言われています。

家をもとに少し解説していきます。

1番、生き残り人生を楽しみ長生きをしたい

人間や動物もそうですが、生き残って長く生きたいというのがあります。そのためには、しっかりした家が必要です。自分を守ってくれる家で、食べもの、飲みものをゆっくり味わいたい。なので、恐怖、痛み、危険をまぬがれてくつろげることを求めます。

4番、性的に交わりたい

言わずもがなですよね。家というところに魅力的な異性を呼んで致すっていうのは、ゆっくりすることもありますし、満たされるところがあるんじゃないでしょうか。

5番、快適に暮らしたい

これはもう家そのものですよね。

6番、他人に勝り、世の中に遅れをとりたくない

家を買うときに、自分だけではなく、他人からどう見えるか、はとても気にすると思うんですよ。そのときに「ほかのやつより、がんばったぞ。がんばった証として家を買うんだ」というところもあると思います。

7番の愛する人を気遣い守りたい

ありますよね。それはパートナーだけではなくて、自分の家族や子どもに対して、年老いた両親なら平屋が良いかな、などですね。

8番、社会的に認められたい

これも6番、7番に直結していると思います。例えばマンションを買うのでも、誰もが憧れのマンションに住みたいと思ったり。家族の安心や家族に良い思いをしてもらいたいなどですね。

今まで家を買ったことのあるみなさんはいかがでしたか。僕も実は家を買ったことがあります。自己保存本能が低くて住まいというものにそれほどこだわりがない僕でも、この8つは考えましたね。家を買う際や、ご自身で物を販売するなど、よかったら参考になさってくださいね。



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