わたしの耳のおできちゃん 術後編3日め

この日もめまいと吐き気と頭痛は続く。
ただ目を開けていられるようにはなった。

後から知ったけど、手術で傷つけた神経とかの影響でめまいを起こし、その機能を他の神経が補い始めるとめまいがおさまってくる、という仕組みらしい。
人間の体ってすごいよね。

お昼前ごろ、MRIの検査ありますよーと言われ、一気に恐怖が甦る。え、ヤダ。
看護師のNさんに「あれわたし本当にキツいんです、今吐き気もあるし無理かも」と言ってみるも、「辛いですよね。がんばりましょうね!」と言われる。

車椅子で移動。これも本当に気持ち悪かった。
エレベーターに乗る時後ろ向きに引かれるんだけど、それとか本当やばい。
検査前に一度吐き。何も食べてないのに何を吐いているのか。

造影剤入りのMRIの検査。ところが今回はなんだか平気。
吐き気とかに気を取られていたのか、長い検査だけど、あっさり終了。ふしぎ。病室に戻ってまた吐く。
しばらくぐったり。お昼はりんごが出たので、ちょっとかじる。

そしてこの日からリハビリが始まる。
…目まわってるのに?

でもこの日のリハビリはその場に立つだけ。
足を縦にそろえて立つチェック。
全然立てない〜。気持ち悪い〜。

理学療法士さんから、
「動いていかないと良くならないから、とにかく、吐いてでも動いて、を繰り返して良くなっていきましょう」と言われる。

自分でできる体操的な、首の動かし方とかを教わる。
驚いたのは、傷口のまわりの皮膚を手で触ると、つっぱりとかが馴染むのが早いってこと。
優しくさすってみる。iPhoneで写真を撮って見てみる。
なかなかパンク。

この日カテーテルを取ってもらってトイレに行けた!(でも吐いた)

少しずつ、少しずつ。


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